日蓮正宗のススメ

凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり。

すべての悲劇の原因は<道徳感情>だった:人文科学大統一理論まとめ

道徳感情はなぜ人を誤らせるのか ~冤罪、虐殺、正しい心

冤罪や殺人のみならず、テロや戦争、革命や全体主義、果ては大恐慌に至る人間の歴史を動かす原理がじつは<道徳感情>であったという、大統一理論が明かされた道徳感情はなぜ人を誤らせるのか ~冤罪、虐殺、正しい心を読んで、私は打ち震えるような感動に包まれました。

その導入として著者の管賀 江留郎氏が、現代ビジネスに寄稿した文章を拙ブログでご紹介しました。

まとめ記事として再掲させていただくとともに、管賀 江留郎氏が最後に到達したブッダの悟りを実践しているのが、日蓮大聖人様の正統仏法伝承門家「日蓮正宗」の信仰であることを強調しておきたいと思います。

それは、

「賢人は八風と申して八の風におか(冒)されぬを賢人と申すなり、利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)なり。をを心は利あるに喜ばず、衰えるに嘆かず等の事なり。此の八風にをかされぬ人をば必ず天は守らせ給うなり。如かるをひり(非理)に主を怨みなんどし候へば、いかに申せども天守り給う事なし」[四条金吾殿御返事(八風抄)]

と、仰せのように「道徳感情」豊かな四条金吾殿を誡められた御書を拝せば、 一目瞭然であります。

また、末法万年(まっぽうばんねん)にわたる令法久住(りょうぼうくじゅう)のため、日蓮大聖人は、御入滅に先立って、御自身の仏法のすべてを日興上人に御譲りあそばされ、日興上人を後継者と定められました。 

そして、この付属を示す明証(めいしょう)として、日興上人に二通の譲り状を賜(たまわ)ったのです。この二通の譲り状を二箇相承(にかそうじょう)といいます。 

まず、弘安五年九月、御入滅の近いことを予期せられていた大聖人は、身延を去って常陸(ひたち)に向かわれるにあたり、とくに日興上人をお召しになって、「日蓮一期弘法付属書(にちれんいちごぐほうふぞくしょ)(身延相承書)」を授けました。 

日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨(びゃくれんあじゃり)日興にこれを付属す、本門弘通の大導師たるべきなり。国主、此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり。時を待つべきのみ。事の戒法というはこれなり。なかんずく我が門弟等この状を護るべきなり。弘安五年壬午九月 日 日蓮 花押 血脈(けちみゃく)の次第 日蓮日興」(御書1675ページ)

ここに大聖人は、日興上人に一切の法を付属され、広宣流布の総指揮をとられる本門弘通(ぐつう)の大導師と、固くご決定あそばされたのです。

さらに、十月十三日の御入滅当日の朝、池上宗仲(いけがみむねなか)の邸において、重ねて、「身延山付属書(池上相承書)」が日興上人に授けられました。 

釈尊五十年の説法、白蓮阿闍梨日興に相承す。身延山久遠寺別当たるべきなり。背く在家出家共のやからは非法の衆たるべきなり。弘安五年壬午十月十三日  武州池上 日蓮花押」(御書1675ページ) 

ここで大聖人は、日興上人への付属を再び確認され、さらに、日興上人を身延山久遠寺の第二代・別当(住職)すなわち一宗の統率者と明記され、日興上人に従わぬ者は謗法(ほうぼう)の者である、と門下に対して厳しく誡(いまし)められています。 

この二箇相承を拝すれば、日蓮大聖人の正統真実の仏法が、すべて日興上人ただ御一人に付属されたことは明らかでありましょう。そして、現在68世御当代御法主上人猊下様に至るまで、法水写瓶(ほっすいしゃびょう)の血脈相承が連綿と受け継がれているのであります。そして、「此の三大秘法は二千余年の当初・地涌千界の上首として日蓮慥かに教主大覚世尊より口決相承せしなり、今日蓮が所行は霊鷲山の禀承に介爾計りの相違なき色も替らぬ寿量品の事の三大事なり。」(三大秘法禀承事)御本仏というお立場ではありますが、釈尊の教え(法華経)を相承していると御断言あそばされております。

そして、「道徳感情」に負けない強い心の醸成は人類的課題でありますが、それは折伏の精神であることを末法の我々に教えてくださっているのです。

今の時は権教即実教の敵と成るなり、一乗流布の時は権教有つて敵と成りて・まぎらはしくば実教より之を責む可し、是を摂折二門の中には法華経折伏と申すなり、天台云く「法華折伏・破権門理」とまことに故あるかな、然るに摂受たる四安楽の修行を今の時行ずるならば冬種子を下して春菓を求る者にあらずや、雞の暁に鳴くは用なり宵に鳴くは物怪なり、権実雑乱の時法華経の御敵を責めずして山林に閉じ籠り摂受を修行せんは豈法華経修行の時を失う物怪にあらずや、されば末法・今の時・法華経折伏の修行をば誰か経文の如く行じ給へしぞ、誰人にても坐せ諸経は無得道・堕地獄の根源・法華経独り成仏の法なりと音も惜まずよばはり給いて諸宗の人法共に折伏して御覧ぜよ三類の強敵来らん事疑い無し。
 我等が本師・釈迦如来は在世八年の間折伏し給ひ天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年・今日蓮は二十余年の間権理を破す其の間の大難数を知らず、仏の九横の難に及ぶか及ばざるは知らず、恐らくは天台・伝教も法華経の故に日蓮が如く大難に値い給いし事なし、彼は只悪口・怨嫉計りなり、是は両度の御勘気・遠国に流罪せられ竜口の頸の座・頭の疵等其の外悪口せられ弟子等を流罪せられ籠に入れられ檀那の所領を取られ御内を出だされし、是等の大難には竜樹・天台・伝教も争か及び給うべき、されば如説修行の法華経の行者には三類の強敵打ち定んで有る可しと知り給へ、されば釈尊御入滅の後二千余年が間に如説修行の行者は釈尊・天台・伝教の三人は・さてをき候ぬ、末法に入つては日蓮並びに弟子檀那等是なり、我等を如説修行の者といはずば釈尊・天台・伝教等の三人も如説修行の人なるべからず(如説修行抄)

なぜ、道徳感情が諸悪の根源なのか。

それを知るには、 以下の2冊をお読みくだされば明解になると思います。

道徳感情論 (日経BPクラシックス)

道徳感情論 (日経BPクラシックス)

 
フランス革命の省察

フランス革命の省察

 

では、まとめ記事をご参照ください。

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そもそも<道徳感情>とはなんなのか - 日蓮正宗のススメ

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以上、順を追って読んでいただくと、私の言わんとすることがお分かりいただけるのではないだろうかと思うのです。

日蓮正宗の伝統・精神は保守の精神です。革命思想や全体主義創価学会顕正会の邪義とは、全く似て非なるものです。保守点検・保守整備という言葉がありますが、保守とは正常な状態を保つために、先人の智慧や伝統を土台にしながら、個々別々・是々非々で直面する課題に対処していくことなのです。

以下の日興上人様の御指南からも、その御心が拝察できます。

◇日興跡条々事(新編御書1883ページ)
 一、大石寺は御堂と云ひ墓所と云ひ日目之を管領し、修理を加へ勤行を致して広宣流布を待つべきなり。
【解説】
 一、大石寺にある御堂(みどう)や日蓮大聖人の墓所などについては、日興の後継者である日目がよく管理し、修理を加えたり、丑寅勤行を行なって広布を御祈念しながら、広宣流布達成の時まで大石寺を守っていきなさい。
 ※この御文の深義として、「御堂」とは大石寺に伝わる大聖人ご公認の「最初仏」を、「墓所」とは日興上人が身延を離山し富士に移られる際に、身延山にあった日蓮大聖人の御墓所から取り出して富士に持参された日蓮大聖人の御灰骨(遺骨)を指し示すものとされます。この二つの御霊宝は現在、大石寺奉安堂に本門戒壇の大御本尊とともに厳護され、春秋二大法要時、大御本尊とともに御開扉される習わしになっています。

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人類はこれからも進化し続けるには、「道徳感情」を乗り越えなくてはならないのです。