血脈相承への疑いこそが、私にとって信心の試金石であったと思う今日この頃
試金石とは、物事を判断する基準(指標)の意味で用いられる言葉です。
御講に参詣しました。
仕事の都合もあって、なかなか参詣できておらず申し訳ないと思っておりました。
多くの御信徒様が、日顕上人様の御塔婆を建立しておられました。
本葬に合わせての御塔婆供養の申し込みは締め切られてしまっておりましたので、11月7日頃に営まれる四十九日法要に御供養を申し込んで参りました。
私が18歳だった年の「池田大作11.16スピーチ」以来、長いこと日顕上人様を軽蔑・誹謗した罪。
顕正会で平成11年頃から、浅井昭衛による血脈相承否定発言以降、詐称法主として疑った罪。
この大罪が私の人生を台無しにし、頭破作七分の人格破綻にしてしまったのだと悔やんでおります。
せめてもの罪障消滅になればと、日顕上人様の御塔婆建立を願い出てまいりました。
あと、御供養米も。
日蓮正宗の信仰の根本は、戒壇の大御本尊様と代々猊下様の唯授一人血脈相承です。この二大事を信じ抜くことこそが、いわば、日蓮正宗信徒であることの試金石でしょう。信じ抜くことです。
決して証明なるものではありません。証明が必要などという発想自体が、十四誹謗の憍慢(きょうまん)(驕り高ぶって正法を侮ること)であります。
今では異流儀となってしまった、創価学会と正信会の一部の人々は、二つとも捨て去りました。
顕正会は、平成11年になって突如、唯授一人血脈相承を実質否定したのです。
まあ、破門・講中解散処分・除名・信徒資格喪失の処分に該当する団体や人には、どのような考えがあろうと信心の血脈は流れては来ないのですが。
子供の頃は、日蓮正宗創価学会の家に生まれて、親からの強制と洗脳があったとはいえ、内心「謗法の家に生まれなくて良かった」なんて思っていましたが、そうは問屋が卸さない人生になってしまった、あの1990.11.16.。
日顕上人様の御遷化以降、創価・顕正や離脱僧の悪宣伝に踊らされて、日蓮正宗に憎悪を抱いてしまった自分を悔いています。顕正会にいましたので、日達上人様にも憎悪の念を抱いておりました。
真の宗教者が過去の怨嫉に囚われて、怨念を持ち続けること自体がおかしいことなのに、なかなか気づけませんでした。
御本仏の日蓮大聖人様が御定めになられた、唯授一人血脈相承であるにもかかわらず。自分の信心の薄さを痛感しています。
それでも、最期に日顕上人様は、御自身の晩年の安穏の御境涯と、成仏の相、そして、密葬日の天に現れた妙相によって、ゆるぎない唯授一人血脈相承の存在を知らしめてくださったと拝しています。
創価学会員・顕正会員・正信会僧侶とその眷属は、この事実を真摯に受け止め日蓮正宗に帰一してほしいと願うばかりです。
日顕上人様は創価学会破門によって、日蓮正宗の教学とは違う、亜流の創価教学を粉砕されました。御遺しくだされた教学書には、相伝に基づいた正統教学による研究書・講演録が数多く存在しております。
創価学会や顕正会から戻ってこられたならば、どうか少しずつでも購入し教学研鑽なさってみてください。
又日文字の口伝・産湯の口決・二箇は両大師の玄旨にあつ、本尊七箇の口伝は七面の決に之を表す教化弘経の七箇の伝は弘通者の大要なり、又此の血脈並に本尊の大事は日蓮嫡嫡座主伝法の書・塔中相承の禀承唯授一人の血脈なり、相構え相構え秘す可し秘す可し伝う可し、法華本門宗血脈相承畢んぬ。
弘安五太歳壬午十月十一日 日 蓮 在御判 (本因妙抄)『身延山付嘱書』 弘安五年十月十三日 六十一歳
釈尊五十年の説法、白蓮阿闍梨日興に相承す。身延山久遠寺の別当たるべきなり。背く在家出家共の輩は非法の衆たるべきなり。
弘安五年十月十三日
武州 池上 日蓮 花押 (一六七五)一、日蓮在御判と嫡々代々と書くべしとの給ふ事如何、師の曰く深秘なり代々の聖人悉く日蓮なりと申す意なり。(御本尊七箇相承)
日興跡条々事(新編御書1883ページ)
一、日興が身に宛て給はる所の弘安二年の大御本尊は、日目に之を相伝す。本門寺に懸け奉るべし。
我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ、我が弟子に朝夕教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし、妻子を不便と・をもうゆへ現身にわかれん事を・なげくらん、多生曠劫に・したしみし妻子には心とはなれしか仏道のために・はなれしか、いつも同じわかれなるべし、我法華経の信心をやぶらずして霊山にまいりて返てみちびけかし。(開目抄)
総本山第六十七世日顕上人猊下御教示 すべては唱題から―唱題の功徳と意義六十一カ条
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