日蓮正宗のススメ

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複合災厄の時代:日本は諸天善神に護られたのか?コロナウィルス禍に思う。

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科学で解明されるまで待てますか?

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南海トラフ地震のような大きな地震には前兆があります。

東日本大震災の時もそうでした。

www.nankai-trough.xyz

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最近、内陸部を中心に群発地震が発生しています。

南海トラフ地震か首都圏直下地震の前兆現象との噂。

不穏ですね。

 

複合災害。

災害同士が連動して規模を深刻化させるのです。 

日本のコロナウィルス被害は、世界のそれと比べると表面的には最小限度にとどまったと言うべきでしょう。

一応は諸天善神の守護があったとみるべきでしょうか?

未来というものは凡夫には見ることが出来ません。

天台云はく「今我が疾苦は皆過去に由る、今生の修福は報将来に在り」等云云。心地観経に云はく「過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」等云云。(571㌻)(開目抄)

仏様は還元主義的に法則を導き出しません。

還元主義とは科学です。

科学は事象を要素に分解して理解していく方法論です。

地震であれば地盤の動きや、地盤にかかっている圧力の方向。

疫病であればウィルスの特性と、人体の所有する免疫機能。

自分たちが直面している現実を、事々物々・是々非々に対症的に解決しようとする試みです。

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還元主義の限界って何?

仏様の御悟りは、心外無別法・無分別法です。つまり、無量義は一法より生じるということなのです。

仏の心法妙と衆生の心法妙と、此の二妙を取りて己心に摂むるが故に心の外に法無きなり。己心と心性と心体との三は己身の本覚の三身如来なり。是を経に説いて云はく「如是相応身如来、如是性報身如来、如是体法身如来」と。此を三如是と云ふ。此の三如是の本覚の如来は、十方法界を身体と為し、十方法界を心性と為し、十方法界を相好と為す。是の故に我が身は本覚三身如来の身体なり。法界に周遍して一仏の徳用なれば、一切の法は皆是仏法なりと説き給ひし時、其の座席に列なりし諸の四衆・八部も畜生も外道等も、一人も漏れず皆悉く妄想の僻目僻思ひ立ち所に散止して、本覚の寤に還って皆仏道を成ず。仏は寤の人の如く、衆生は夢見る人の如し。故に生死の虚夢を醒まして本覚の寤に還るを即身成仏とも平等大慧とも無分別法とも皆成仏道とも云ふ。只一つの法門なり。十方の仏土は区に分かれたりと雖も通じて法は一乗なり。方便なきが故に無分別法なり。十界の衆生は品々異なりと雖も、実相の理は一なるが故に無分別なり。百界千如・三千世間の法門殊なりと雖も、十界互ひに具するが故に無分別なり。夢と寤と虚と実と各別異なりと雖も、一心の中の法なるが故に無分別なり。

過去と未来と現在とは三つなりと雖も、一念の心中の理なれば無分別なり。
 一切経の語は夢中の語とは、譬へば扇と樹との如し。法華経の寤の心を顕はす言とは譬へば月と風との如し。故に本覚の寤の心の月輪の光は無明の闇を照し、実相般若の智慧の風は妄想の塵を払ふ。故に夢の語の扇と樹とを以て寤の心の月と風とを知らしむ。是の故に夢の余波を散じて寤の本心に帰せしむるなり。故に止観に云はく「月、重山に隠るれば扇を挙げて之に類し、風、大虚に息みぬれば樹を動かして之を訓ふるが如し」文。弘決に云はく「真常性の月煩悩の山に隠る。煩悩は一に非ず故に名づけて重と為す。円音教の風は化を息めて寂に帰す。寂理無碍なること猶大虚の如し。四依の弘教は扇と樹との如し。乃至月と風とを知らしむるなり」已上。夢中の煩悩の雲重畳せること山の如し。其の数八万四千の塵労にして、心性本覚の月輪を隠す。扇と樹との如くなる経論の文字言語の教を以て、月と風との如くなる本覚の理を覚知せしむる聖教なり。故に文と語とは扇と樹との如し文。上の釈は一往の釈とて実義に非ざるなり。
 月の如くなる妙法の心性の月輪と、風の如くなる我が心の般若の慧解とを訓へ知らしむるを妙法蓮華経と名づく。故に釈籖に云はく「声色の近名を尋ねて無相の極理に至る」已上。声色の近名とは扇と樹との如くなる夢中の一切の経論の言説なり。無相の極理とは月と風との如くなる寤の我が身の心性の寂光の極楽なり。此の極楽とは十方法界の正報の有情と、十方法界の依報の国土と和合して一体三身即一なり。四土不二にして法身の一仏なり。十界を身と為すは法身なり。十界を心と為すは報身なり。十界を形と為すは応身なり。十界の外に仏無し。仏の外に十界無く依正不二なり、身土不二なり。一仏の身体なるを以て寂光土と云ふ。是の故に無相の極理と云ふなり。生滅無常の相を離るゝが故に無相と云ふなり。法性の淵底玄宗の極地なり。故に極理と云ふ。此の無相の極理なる寂光の極楽は、一切有情の心性の中に有って清浄無漏なり。之を名づけて妙法の心蓮台と云ふなり。

是の故に心外無別法と云ふ。此を一切の法は皆是仏法なりと通達解了すと云ふなり。生と死と二つの理は生死の夢の理なり。妄想なり倒なり。本覚の寤を以て我が心性を糾さば、生ずべき始めも無きが故に、死すべき終はりも無し。既に生死を離れたる心法に非ずや。劫火にも焼けず、水災にも朽ちず、剣刀にも切られず、弓箭にも射られず。芥子の中に入るれども芥子も広からず、心法も縮まらず。虚空の中に満つれども虚空も広からず、心法も狭からず。善に背くを悪と云ひ、悪に背くを善と云ふ。故に心の外に善無く悪無し。此の善と悪とを離るゝを無記と云ふなり。善悪無記、此の外には心無く、心の外には法無きなり。故に善悪も浄穢も凡夫聖人も天地も大小も東西も南北も四維も上下も言語道断し心行所滅す。心に分別して思ひ、言ひ顕はす言語なれば、心の外に分別も無し。分別も無ければ言と云ふは心の思ひを響かして声に顕はすを云ふなり。凡夫は我が心に迷ふて知らず覚らざるなり。仏は之を悟り顕はして神通と名づくるなり。神通とは神の一切の法に通じて碍り無きなり。此の自在の神通は一切の有情の心にて有るなり。故に狐狸も分々に通を現ずること、皆心の神の分々の悟りなり。此の心の一法より国土世間も出来する事なり。一代聖教とは此の事を説きたるなり。此を八万四千の法蔵とは云ふなり。是皆悉く一人の身中の法門にて有るなり。然れば八万四千の法蔵は、我が身一人の日記文書なり。此の八万の法蔵を我が心中に孕み持ち懐き持ちたり。我が身中の心を以て仏と法と浄土とを、我が身より外に思ひ願ひ求むるを迷ひとは云ふなり。此の心が善悪の縁に値ひて善悪の法をば造り出だせるなり。華厳経に云はく「心は工みなる画師の種々の五陰を造るが如く、一切世間の中に法として造らざることなし。心の如く仏も亦爾なり。仏の如く衆生も然なり三界唯一心なり。心の外に別の法無し。心仏及び衆生是の三差別無し」已上。無量義経に云はく「無相不相の一法より無量義を出生す」已上。無相不相の一法とは一切衆生の一念の心是なり。文句に釈して云はく「生滅無常の相無きが故に無相と云ふなり。二乗の有余・無余の二つの涅槃の相を離るが故に不相と云ふなり」云云。 (『三世諸仏総勘文教相廃立』1414㌻)

現代の日本人が持つ世界観は、科学的世界観です。科学崇拝教と呼んでも良いかもしれません。

ですから、地震・疫病・不況・戦争、その他諸々の災害や事故などが、宗教の正邪によって惹き起こされたり鎮まったりすると言われても、なかなか信じることが出来ません。

複雑な全体を分解して、パーツを調べることで全体を理解しようとする、一般的に用いられている還元主義(科学的手法)では、心外無別法・無分別法という極理に到達することは不可能だからです。

破顕の又三郎Zさんのツィートにもありますが、妙法七字拝仰 上巻妙法七字拝仰 下巻

三大秘法義はお勧めです。最終目標は百六箇種脱對見拜述記を読むことですが、仏法とは何ぞやと真剣に学びたい人は、熟読してみて欲しいと思います。

なぜ、日蓮正宗の信仰が世の中に広まることで、国土が安穏になり個人も幸福になれるのか?

無疑日信(むぎわっしん)の人は、この末法には少ないと思われます。

百六箇種脱對見拜述記の418㌻には、下種仏法の眷属妙が記されております。

大聖人様の仏法が日本で開顕されてから700年の星霜を経ていますので、純粋な本未有善の理性眷属だけではなく、下種妙法の中の業生眷属・願生眷属・神通生眷属・応生眷属が生まれている可能性につても言及されております。

逆謗渦巻く現代日本で、日蓮正宗の信仰に目覚め、尚且つ教学に志す人は本眷属としての自覚に立って行学に励んで行くほかありませんね。

今世で学んだ教学は来世にもつながります。

難しい教学はいらないと言わず、信じてるからいいと言わず、唱題行してるからいいと言わず。。。

一緒に学んで行きまっしょい!

妙法七字拝仰 上巻

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妙法七字拝仰 下巻

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三大秘法義

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百六箇種脱對見拜述記

百六箇種脱對見拜述記

 
 

平成新編御書の検索ツールに出会えました!感謝感激です。

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