【功徳】を手にするために必要なことは何か。
この記事は、そんな声に応える具体的な考え方や方法をご紹介しています。
「功徳とは、目標達成や夢の実現、また理想を手に入れること」、巷では、そんな意味で使われている言葉です。
これまで日蓮正宗信徒として、約50年間の半生を生きてきて、大勢の創価学会員・顕正会員・法華講員の方々を観察してきました。
「目標を達成した!」
「夢を実現しました!」
「理想を手にいれました!」
といった方の中には、「手放しでは喜べない現実」に直面する方もいたのです。
例えば、
- 健康を損ない体がボロボロ
- 家族の理解が得られず、孤独で不安
- 劣等感が埋められず、常に自分や人を責め続けている
といったバランスを崩してしまっているケースです。
今回この記事を書くにあたって、上記のような「影」の部分を解消し、適切に功徳を達成するためのヒントをお伝えしたいと考え、まとめてみました。
そこであらためて御書を調べてみると、さまざまな意味が含まれるのがわかってきました。
実は知っているようで曖昧なのが、功徳という言葉だったのです。
この記事では曖昧な功徳の意味を整理し、「功徳を達成している人」の特徴から、その具体的な方法をお伝えしています。
功徳を理解していくことで、
- 個人の能力や強みを発揮
- 充実感や感謝、また達成感や喜びといったポジティブな感情を手に入れる
- 自分と他者、また社会とのつながりの中でバランスをもった生き方ができる
ことが、私の観察と研鑽で明らかになってきました。
今回の記事で人生に活かせる「功徳」の適切な理解と実践方法を手に入れてください。
1-1.戒壇の大御本尊様への信
3つの探求とは、信行学の実践です。
その一番目に当たるのが、「信」です。
今はまだ、お寺で御受戒を受けただけという方もおられると思います。
御受戒では、戒を授けていただいたのですが、これを日蓮正宗では、受持即受戒と呼んでいます。
受持とは、富士大石寺に御安置されている、戒壇の大御本尊様を信受するということです。
見たこともないのに信受なんて。。。
そう思われる方もおいでるかもしれませんが、お寺や自宅の御本尊様は分身散影(ふんじんさんよう)と申しまして、歴代上人様が法体を血脈を通じて御写しくださった、まさに御本仏日蓮大聖人様の御当体なのです。
ですから、お寺や自宅の御本尊様の御前を義の戒壇とお呼びします。
戒壇とは受戒のばであり、信心修行の道場なのです。
御本尊様を仏様だと信じ、御題目を唱えることで血脈が通ってきます。
1-2.五座三座の勤行唱題
勤行とは、自行の基本となる修行です。
朝に五座。夕に三座の法華経読誦。そして、唱題をします。やり方は、下記を参考にしてください。
五座(朝)の勤行
・まず、御本尊に向かって題目三唱。〇初座(正法の信仰者を守護する諸天善神に法味を捧げ、威光の倍増を祈念します)
・東方に向かって、題目三唱・(この座では鈴は打たない)
・「妙法蓮華経方便品第二」と題号を読む。
続いて「爾時世尊従三味」から「所謂諸法如是相如是性・:本末究竟等」
までを読経。(「所謂諸法如是相如是性・:本末究竟等」の箇所は、三回繰り返す)(第二座以降も『方便品』の読経は同様)
・続いて「妙法蓮華経如米寿量品第十六」と寿量品の題号を読む。
「自我得仏来」から最後の「…速成就仏身」まで(この部分を『自我偈』
という)を読経。
「ナームー。ミョーヨーホーレーンゲーキョーナームー。ミョーホーレーン
ゲーキョーナームー。ミョーホーレーングーキョー。」と引き題目を三回
唱える。
・題目三唱。
・初座の観念文を黙読して念ずる。(経本の観念文を参照)
・題目三唱。(初座終了)〇第二座(本門戒壇の大御本尊を讃歎し、報恩感謝をします)
御本尊に向かい、鈴を打ち、初座と同様に『方便品』を読経。終わって鈴を打つ。
・ 『寿量品』の題号を読み、鈴を打つ。続けて「爾時仏告 諸菩薩及」か
ら『自我偈』の最後まで読経。(「爾時仏告諸菩薩及」から『自我偈』の
前の「爾説掲言」までを長行という)
・引き題目を三回唱える。
・鈴を打って題目三唱。
・第二座の観念文を黙読して念ずる。(経本の観念文を参照)
・題目三唱・(第二座終了)〇第三座(宗祖日蓮大聖人、第二祖日興上人、第三祖日目上人をはじめとするご歴代上人へ報恩感謝をします)
・鈴を打ち、『方便品』を読経・終わって鈴を打つ。 ・
・『寿量品』の題号を読み、鈴を打つ。続けて『自我掲』を読経。
・引き題目を三回唱えたのち、鈴を打って題目三唱。
・第三座刀観念文を黙読して念ずる。
・題目三唱。(三座終了)〇第四座(広宣流布の祈念と、個人の諸祈念を行います)
・第三座と同じ方法で『方便品』と『寿量品』(自我偈)を読経。
・引き題目を三回唱えたのち、鈴を打って題目三唱。
・第四座の観念文を黙読して念ずる。(経本の観念文を参照)
・題目三唱。(第四座終了)〇第五座(先祖や有縁の精霊に対して、追善回向を行います)
・『方便品』と『寿量品』(『自我偈』)を読経。
・読経終了後、鈴を打ち、唱題。
・唱題終了時、鈴を打つ。題目三唱。
・鈴を打ちながら、観念回向。(過去帳での回向)①過去帳記載のご歴代上人へのご報恩謝徳。
総本山第○世○○上人ご命日忌ご報恩謝徳の御為に南無妙法蓮華経」
②過去帳記載の日蓮大聖人の御事跡に対して報恩謝徳。
例「文永八年九月十二日宗祖日蓮大聖人竜口法難ご報恩謝徳の
御為に、南無妙法蓮華経」
③当日記載されている故人(宗祖のご両親・大石寺開基檀那南条時光
殿も含む)に対する追善回向。
「○○〇〇信士(信女)/俗名○○〇〇の霊 命日忌追善供養の為に、南無妙法蓮華経」
・先祖代々の諸精霊に対する追善回向。
経本記載の第五座の観念文を黙読して念ずる)
・回向ののち、題目三唱。
・「乃至法界平等利益自他倶安同帰寂光」と観念。
・鈴三打ののち、題目三唱。
これで五座(朝)の勤行の一切が終了致します。三座の勤行
・三座(夕)の勤行は、第二座・第三座・第五座のみを行います。
・過去帳は、翌日の頁を開きます。口なお、二人以上で勤行を行うときは、一人が導師をつとめ、他の人は導師に合わせ唱和します。
唱和するところは、以下のとおりです。
・勤行開始時に、御本尊に向かって行う題目三唱。
・初座のはじめに東に向か゜で唱える題目三唱。
・方便品と寿量品の題号以外の経文
・引き題目の最初の「ナームー(南無)」以外。
・第五座の読経終了後の唱題
・勤行終了時に唱える題目三唱口題目三唱の仕方は、「南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経」と
二回続けて唱え、いったん切ってから、三回目の「南無妙法蓮華経」を
唱えます。
大聖人様は『月水御書』において
「但し御不審の事、法華経は何れの品も先に申しつる様に愚かならねども、殊に二十八品の中に勝れてめでたきは方便品と寿量品にて侍り。余品は皆枝葉にて候なり。されば常の御所作には、方便品の長行と寿量品の長行とを習ひ読ませ給ひ候へ。又別に書き出だしてもあそばし候べく候。余の二十六品は身に影の随ひ、玉に財の備はるが如し。寿量品・方便品を読み候へば、自然に余品はよみ候はねども備はり候なり。薬王品・提婆品は女人の成仏往生を説かれて候品にては候へども、提婆品は方便品の枝葉、薬王品は方便品と寿量品の枝葉にて候。されば常には此の方便品・寿量品の二品をあそばし候ひて、余の品をば時々御いとまのひまにあそばすべく候。」(303㌻)
法華経の28品のなかでも、最も優れた方便品と寿量品を読誦し、正行である『唱題』(お題目を唱える)の功徳を助ける『助行』とするようご指南されています。
また、(松野殿御返事1046㌻)には、在家の修行を御指南されている件(くだり)がございます。日蓮正宗信徒であるならば、生活状況に応じて略式も許されるかと思います。休日等、時間のある時は、正式の勤行を心がけましょう。
此の経を持ち申して後、退転なく十如是・自我偈を読み奉り、題目を唱へ申し候なり。
1-3. 折伏≠勧誘と心得る
勧誘を折伏と心得ている人に功徳はありません。
お寺に連れてきて、相手も意味が分かってないまま、御受戒だけ受けさせるのも意味がありません。
それはなぜか?
下種仏法だからです。
御利益があるということだけであれば、他宗教との違いは伝わりません。
折伏のケジメについて宗務院から通達が出ていますから、ご確認ください。
院第132号
平成18年7月27日現在、宗門は「平成21年・『立正安国論』正義顕揚750年」の大佳節における、地涌倍増と大結集の達成を目指し、記念局を設置して、総裁・御法主日如上人猊下のもと、僧俗一致して大前進致しております。
御法主上人猊下はこの重大時に当り、『地涌倍増』と『大結集』を総力を結集して達成していくことこそ、今最も大事であると存じます。」(大日蓮723号)と、僧俗一同に対して御指南遊ばされました。
この御指南を体し、全国の日蓮正宗僧俗は、日夜唱題行に励み、様々に工夫を凝らして懸命に折伏と育成に取り組んでおります。
しかして、この御命題を名実ともに達成するためには、折伏・育成の活動を一段と充実強化し、支部の総力を結集して実践推進することが必須であります。そこでこのたび宗務院において、別紙の通り「折伏と育成の心得」を作成いたしました。全国教師各位、法華講支部役員各位には、今後の折伏・育成の活動に充分にご活用願います。
以上
折伏と育成の心得
一、折伏の心得
①折伏のあり方折伏は、相手を不幸から救う慈悲の行為です。
『曽谷殿御返事』に「謗法を責めずして成仏を願はヾ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし。何に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし。」と仰せのように、相手の邪義謗法を破折しなければ相手を救うことはできません。ゆえに折伏する時は、相手の仏性と入格を尊重する精神に立つとともに、その謗法は徹底して折伏しなければなりません。
すなわち折伏においては、相手の心から謗法への執着を取り除くことが大切であり、きちんとした謗法破折をせずに、安易に御本尊を下付したり、御授戒・勧誡することは、折伏の功徳を成ぜず、本人も信仰の功徳を得ることができません。むしろ逆に、退転につながる謗法容認や、御本尊返納の不敬につながる恐れもあるので、充分にご注意ください。
②謗法払い
折伏が成就したならば、直ちに謗法払いを行ってください。謗法払いをしないで御授戒、御本尊下付を受けることは原則としてできません。特別な事情がある場合は、入仏式の前までには、必ず謗法払いを行って下さい。但し、謗法物の処理については、従来の宗務院の通達および教師必携にしたがって取り扱ってください。
③御授戒、勧誡、御本尊下付
御授戒や勧誡、及び御本尊下付の儀式には、紹介者の他に、新入信者が所属する組織の担当幹部が、少なくとも1名は参加することを原則とします。なお、御本尊下付を申請する際の基本条件は、本人が謗法払いに同意していることと、御本尊の御安置ができることです。
④御本尊安置と入仏式
御本尊下付の当日か、翌日には、入仏式を行って御本尊を御安置して下さい。入仏式の導師は住職か僧侶が行うことを原則とします。ただし事情によっては、住職の指示または了解を得た上で、支部の幹部等が僧侶の代理として行っても結構です。また入仏式には、紹介者の他に、新入信者が所属する組織の担当幹部が、少なくとも1名は参加することを原則とします。
何らかの事情がある場合でも、御本尊御下付後、1週間以内には御本尊入仏式を行うようにしてください。1週間以内に御本尊入仏式の予定が立たない場合には、御本尊下付の申請の受理を延期してください。
⑤折伏の方法
折伏推進の要点は、あらゆる縁故や伝をもとめて下種先を拡大することです。新入信者や信仰歴の長短を問わず、全講員が1人でも多くの下種先を提出するように督励し、支部一丸となって折伏推進を行ってください。
また折伏は僧俗一体の尊い行業です。ゆえに講中においては、指導教師、講頭、副講頭、幹事はもとより、信心活動に積極的に参加する支部役員、講員が一致団結して、様々に工夫を凝らし、日常的に折伏を実行することが肝要です。
更に支部一丸の折伏を実践するため、折伏の場には、新入信者や、これまで折伏を実践したことのない講員をも積極的に参加せしめ、実際に折伏を体験させて、全講員が自らの親族・友人・知人等を入信へ導く折伏ができる活動家となるように育成してください。
二、育成の心得
1.具体的な活動①勤行の実行
信仰の基本である朝夕の勤行を欠かさず実行できるように、勤行のできない講員に対して、自宅や寺院等において五座三座の勤行を共に行い、お経の読み方、勤行の仕方と大切さを体得させ、更には、勤行・唱題の功徳による信仰生活の歓喜を体験できるよう育成してください。
②化儀の指導
仏壇の清掃やお水、仏飯、樒(しきみ)等、御本尊へのお給仕は仏道修行の基本です。よって、その仕方と意義の認識が充分でない講員宅を訪問し、これらを教え、仏様にお仕えする信心の大切さを自覚できるよう指導育成してください。
③御講への参詣
御報恩御講に参詣しない講員に対しては、家庭訪問などにより、御講参詣による仏祖三宝尊への御報恩の信心の大切さを教えるとともに、事前の連絡や、御講当日は参詣に同行するなどして、御講参詣の功徳を積むことができるよう育成してください。
④広布唱題会への参加
広布唱題会に参加していない講員に対しては、家庭訪問などにより、広布唱題会は、毎月第一日曜日午前9時より、御法主上人猊下と共に、全国の僧俗が広宣流布を御祈念する重大な意義をもつ大切な行事であることを教え、事前の連絡や、当日は参加に同行するなどして、広布推進の使命を自覚できるように指導育成してください。
⑤折伏活動への参加
折伏活動を支部一丸の組織戦として行い、折伏を実行していない講員を折伏座談会や折伏実践の現場に参加せしめ、自らの親族・友人・知人等に信心の歓びを語り、折伏ができるようになるまで育成してください。
⑥その他の信心活動への参加
寺院行事や支部活動には、右の他に、御会式をはじめとする年中行事、支部総登山、各種登山(初登山、春季総登山、夏期講習会登山等)、唱題会、勉強会、折伏座談会、壮年・婦人・青年・少年等の各部の活動や、鼓笛隊等の様々な活動があります。講員をこれらの活動にも進んで参加させるため、家庭訪問や事前の連絡を綿密にして、信行の増進を計ってください。
2.育成の方法法華講員の指導育成は、指導教師を中心とする支部講中全体の責務です。右に掲げた全項
目は、いずれも法華講員の信行の成長を計るための重要な育成のポイントです。ゆえに講中
においては、指導教師、講頭、副講頭、幹事、そして信心活動に積極的に参加する支部役員、
講員が一致協力して、これらのすべてにわたり、継続して育成の活動を行ってください。具体的には育成が必要な全講員宅を、支部組織活動として、月に一度以上訪問し、信心の
激励を行うとともに、右の全項目について、育成を行ってください。特に新入信者については、入信時から6ヵ月間は、新入信者宅を1週間に一度以上訪問し、
その育成に当ってください。これは折伏紹介者が責任をもって行うことが原則です。ただし、
指導教師、及び講頭以下講中の活動者も進んでこれに協力し、支部においても、新入信者の
育成は責任をもって遂行してください。以上
2-1. 教学の研鑽
相伝は試験勉強ではありません。
本来は御僧侶に近しく親しみ、お話を聴かせていただくことで、独学では得られない教学を学ぶことができるのです。
当ブログでは、そういった御僧侶のお話も掲載させていただいております。
御参考になさってください。
nichirendaihonin.hatenablog.com
nichirendaihonin.hatenablog.com
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nichirendaihonin.hatenablog.com
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2-2. SNSの活用
他の法華講員さんが、懸命に発信されているブログを読むのもよいでしょう。
また、自分でブログを書いてみてはいかがでしょうか?ブログの書き方については、記事にしたことがあります。読んでみてください。
nichirendaihonin.hatenablog.com
僕が読んでいる法華講員さんのブログを御紹介いたします。
創価の破折は随一ですが、それだけにとどまらず、私の知る中で最強のブログです。
御書の研鑽についても勉強になります。
ぜひ、定期的に読むようにしてみてください。
これから、大聖人様の仏法を勉強されたい方には、まず、御書・六巻抄・御書文段の三点セットの購入をお勧めいたします。
購入することが肝要です。
間接的に御供養にも繋がりますしね。
書籍の重版は生命線ですから。。。下記のリンクから御購入ください。
拝読できるよう、御本尊様に御祈念しながら頑張ってみてください。