日蓮正宗のススメ

万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず

末法の御利益は「冥益」

 

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信心の功徳って、こんな感じではありません。

日蓮大聖人は『教行証御書』に、
 「問うて云はく、上に挙ぐる所の正像末法の教行証各別(かくべつ)なり。何ぞ妙楽大師は「末法の初め冥利(みょうり)無きにあらず、且(しばら)く大教の流行すべき時に拠(よ)る」と釈し給ふや如何(いかん)。答へて云はく、得意に云はく、正像に益(やく)を得し人々は顕益(けんやく)なるべし、在世結縁(けちえん)の熟せる故に。今末法には初めて下種す、冥益(みょうやく)なるべし。已(すで)に小乗・権大乗・爾前・迹門の教行証に似るべくもなし。現に証果の者之(これ)無し。妙楽の釈の如くんば、冥益なれば人是を知らず見ざるなり」(御書1104)
と「冥益」について御指南されています。正法時代や像法時代は「顕益」という利益が目に見える明らかなものでありましたが、末法は「冥益」という人が感じにくい利益であると仰せです。つまり、末法に生まれる人は命が汚れているために、また「本未有善」という仏様の種が無いところに植えたばかりであるので御利益が目に見えにくいので「冥益」なのであります。
 「冥益」は「境智冥合(きょうちみょうごう)」という言葉がありますように、我見を誡めて三大秘法の御本尊様と気持ちを一つにするところに、「冥益」の御利益があります。つまり御本尊様を疑い離れてしまえば「冥益」を頂くことは出来ないのであります。
 この御本尊様から頂いた「冥益」をもって末法の迷える衆生を済度していくことが出来ます。釈尊法華経の『如来神力品第二十一』に、
 「如来の滅後に於て 仏の所説の経の 因縁及び次第を知って 義に随って実の如く説かん 日月の光明の 能く諸の幽冥を除くが如く 斯の人世間に行じて 能く衆生の闇を滅し」(法華経516)
と説かれていますように、如来である釈尊が入滅された後には、上行菩薩である日蓮大聖人が御出現あそばされ、「冥益」を示して、末法の人々の闇を滅し、日月のような光明を放たれ衆生済度に当たられることを説いています。
如来神力品第二十一』の「仏の所説の経の因縁及び次第を知って義に随って実の如く説かん」という経文を実際に行われた方が日蓮大聖人です。経文の如くに実践された方を「法華経の行者」といいまして、末法の仏様であり日蓮大聖人だけであります。それ以外にはおられません。
 『道妙禅門御書』に、
 「祈祷に於ては顕祈顕応(けんきけんのう)・顕祈冥応(けんきみょうおう)・冥祈冥応(みょうきみょうおう)・冥祈顕応(みょうきけんのう)の祈祷有りと雖も、只肝要は、此の経の信心を致し給ひ候はヾ、現当の所願満足有るべく候。法華第三に云はく『魔及び魔民有りと雖も皆仏法を護る』と。第七に云はく「病即消滅して不老不死ならん」との金言之を疑ふべからず」(御書1041)
と仰せのように、御本尊様への祈り方に「顕」と「冥」があり、御本尊様に感応して頂く功徳に「顕」と「冥」があり四種類になります。それが顕祈顕応(けんきけんのう)・顕祈冥応(けんきみょうおう)・冥祈冥応(みょうきみょうおう)・冥祈顕応(みょうきけんのう)です。
 末法の現代は、「冥益」が主流でありますので、焦らず地道に御利益を頂くことを待つ姿勢が大切です。この姿勢に信心で培われる「禅定」の境界があります。それが成仏に繋がり、日々の勤行唱題にその全てが含まれています。

末法の御利益は「冥益」 - 正林寺法華講員手引書

 

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