日蓮正宗のすすめ

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【日応上人の御事跡(2)】

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「この話も日霑上人のお供で東北御巡教の際、

志田郡古川町(現:宮城県大崎市古川 仙台から車で北に1時間程度)の信者、
藤本重吉氏が上人に申し上げた時の話である。

ある農夫が夢の中で尊い姿の仏様が現れる様を見た。
 

その仏が言うには『お前は正直者にして常に神仏に手を合わせている。
がしかし常に貧しく、人に使われる身分で安定した生活が送られていない。

そこでお前に幸運を呼ぶ一つのことを教えよう。
私は今、河原の砂の中にいる。これを掘り出して安置したまえ。

お参りする者には必ず利益を授けるのであろう』
 

と言うと忽然と姿を消してしまった。

農夫は驚いて大急ぎで床から這い出し、

夜中ではあったがその河原に向かった。

すると煌々と光る砂場があり、その場所を掘ると先ほど夢に出てきた仏とそっくりな石仏が出てきた。

早速、農夫は町外れの一里塚に堂を建て石仏を安置した。

すると幾日も経たないうちにその石仏のウワサが広まり、

近郷は言うに及ばず、他県からも参詣者が絶えず列をなす、

と云うありさまとなった。
(つまり賽銭やお布施が農夫の懐を暖めことは言うまでもありません(^_^;)

だいたいこの手の話の結末は、あぶく銭を手にした農夫が堕落して

廃人に成り果てるというものです、、、)

藤本氏は本宗の強信者であって
『これはなにか妖鬼の仕業に違いない!

人々をたぶらかし遂には悪道に落とし入れる大魔族なり!

早く退治するべし!』
と決意した。

ある夜、仕事帰りにその場所に通りかかった時である。
 

あたりを見渡すと人の気配がない。
 

これ幸いとこの石仏を引きずり出し、数百メートル先の川に投げ捨てた。

その後はそのお堂にお参りに来る人も徐々に少なくなり、

人々の記憶から忘れ去られる、迷信を絶つことができた。

(しかし『山怪事件』はそのあとに起きる)

数日たって藤本氏は仕事の帰り道、あの石仏を捨てた河原に差しかかった。
 

すると突然、3メートルはあるであろう大入道が現れ、藤本氏に体当たりを喰らわせるとパッと消えてしまった。
 

この様な災難があったと日霑上人に御報告申し上げたのである。

これは首楞厳経(しゅりょうごんきょう)に説かれる“魍魎鬼”もうりょうき)の仕業である。

この鬼、首楞厳経には、前世では心が邪見でみだりに我執が強く、

我のみを是とし他人を非と誹るような者がこの報いを受けこのような鬼に変化する。
と説かれている」


もう一つだけ日応上人自身の『山怪事件』に対する御教示を掲載しておきます。

「思い出せば私の養父は私が得度したあと、自らも発心して有髪ながら本山にて御奉公していたときのことである。
養父は病気を患い、本山より数キロはなれた親類の家で療養していた。

ある夜、ゆり起こす者がいて目を覚まして見ると、白髪の老人が枕元に座っている。(落語の“死神”みたい^_^;)
 

その脇には大きなオヒツ(お櫃:炊いたご飯を入れておく容器)が置いてあり、この飯を食えとしきりに勧める。

養父は不思議に思い『あなたは誰か?』と聞くと『私は御華水の森に住む老々の者である。
今、そなたが病に倒れたのを見て見舞いに来た。まずはこの飯を食べよ』

 

と再三勧めるが養父は断り続けた。

(御華水:奉安堂の裏手にある御本尊様に供える聖水を汲む処。

富士山からの地下水が涌く井戸)

 

           (明治時代のお華水周辺)

すると『又、明日の晩来る』と言い残してどこかえ去ってしまった。
(キレイな妖精が毎晩来てくれるならうれしいけど、ジジイが来るんじゃお断りだよね〜〜▼☆▼)

置いていったオヒツを開けて見ると茶碗で10杯くらいの麦飯が入っている。
 

しかもそのオヒツには見覚えがある。

不審には思ったがそのままにしておくと、

翌晩もまたその翌晩もその老人が現れて“飯を食え”と言ってはオヒツを置いていく。
 

養父はこのまま放っておく事はできないと思い、この事を本山に報告すると、

本山の台所のオヒツが毎夜無くなるので不思議に思っていたとの事であった。

その後は何も無かったかのようにその老人も現れなくなった。

廻りでは『天狗のしわざだ!』などと言っていた者がいたが、

これこそは“役使鬼”と云う鬼の仕業である。

首楞厳経では、この鬼は山中や海辺に宿り、さまざまな物に取り憑いて、

たとえば今回のようにオヒツを背負い、飯を使うなどの事をする。
 

経に依れば前世において己の犯した罪を人になすりつけ、罪無き人を陥し入れる。

この罪人、死してこの苦悩を受ける、とある。」

以上、御自身の養父や信者さんが体験した『山怪事件』など二つほど掲載致しました。


その他にも首楞厳経に説かれる八匹の“鬼”の御教示がありますが、

このメルマガの主旨とは違いますのでここまでにしておいきます。
(☆実は筆者はこの手の話が大好きなので掲載させて頂きました

(//∇//)

日本初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は「科学で解明していることは世の中の事象の20%くらいしかない」

と言われておりました。


昨年、このブームを受けてNHKBSでも『異界百名山と題して、

現在世間を騒がせている各地の『山怪』現象を6話ほど放送しました。
(2018年8月15日OA)

しかしこのような不思議な『山怪事件』なども仏法上ではその因縁などが全て説かれているのですね〜

今回の最後に御当代・日如上人の立正安国論の講義を抜粋して掲載しておいます。

「妙法比丘尼御返事には

『念仏者等此の由を聞いて、上下の諸人をかたらひ打ち殺さんとせし程にかなわざりしかば、
長時武蔵守殿は極楽寺殿の御子なりし故に、親の御心を知りて理不尽に伊豆国に流し給ひぬ。

されば極楽寺殿と長時と彼の一門皆ほろぶるを各ご覧あるべし』

とおっしゃっております(中略)全く理不尽にも大聖人様を伊豆の伊東へ流したのであります。

しかし大聖人様を流罪にした張本人とも言うべき北条重時は、

実は大聖人様を流罪にして二十日も経たない六月一日の夜中、
お手洗いに行った時に物怪(もっけ)、つまりわけの判らない妖怪のようなものを見て意識朦朧となり、

毎晩発作を起こす奇病に取り憑かれたのです。
 

そして十一月には亡くなったのであります。

更に長時も、三年後の文永元年に亡くなっております。
まさにこれは法華の現罰であるといえます」
(平成29年11月25日 持妙寺本堂新築落慶法要の砌)

御書には鬼 魔 現罰 仏罰 業 仏力 法力などのキーワードが沢山でてきます。
信じる信じないはその人の自由です。

今回は現在世間を騒がせている『山怪』現象の因縁を日応上人の御教示から掲載いたしました。
 

皆さんの教学心の一助となれば幸いです。

次回からは幕末〜明治へと時代が変遷していく中での日応上人の御事跡をご紹介いたします。

【あとがき】
筆者は日応上人の生母と同じ静岡県沼津市の出身で小学校1年生から水泳をやっております。
 

海が近い土地なので気がついたら泳いでおりました。(^_^;)
 

還暦を過ぎた現在もジャパンマスターズ水泳大会に出場しております。
 

あのバルセロナで200m平泳ぎ金メダルに輝いた岩崎恭子さんは当時、沼津第五中学校水泳部の3年生で筆者の後輩です。
(と言っても、年齢が離れているので面識がありませんが、、)

現在、日本記録を次々と塗り替え、東京オリンピック金メダル候補の池江璃花子さんが

病魔(仏法では陰魔)に魅入られたニュースはあまりにもショッキングな事件でした。

大聖人様は大田抄に病の起きる原因の一つに“魔の所為”や“鬼便りを得る”と御指南されております。

“魔”は摩訶止観には“奪者”ともいわれ命や身体を奪う働きをするある我々の最大の敵(仏敵)です。

また「兄弟抄」には、次のように御指南されております。
「第五の巻にいわく『行解既に勤めぬれば、三障四魔、紛然として競い起こる。
乃至随うべからず、畏るべからず。これに随えば、まさに人をして悪道に向かわしむ。
これを畏れば、正法を修することを妨ぐ』等云云。
この釈は、日蓮が身に当たるのみならず、門家の明鏡なり。謹んで習い伝えて、未来の資糧とせよ

マルマガの読者のみなさまも“魔”につけ込むスキを見せることなく、日々の唱題をしっかり上げていきましょう
(*^▽^*)

〜 以下、次号に続く 〜