日蓮正宗のススメ

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信心を持続する大切さ

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信心を持続する大切さ
2005-11-21 | 手引書①
 世間でも「継続は力なり」といいますように、何事も続けることが大切です。信心においても当然であり宗祖日蓮大聖人は『四条金吾殿御返事』に、
 「此の経をき(聞)ヽう(受)くる人は多し。まことに聞き受くる如くに大難来たれども「憶持不忘(おくじふもう)」の人は希(まれ)なるなり。受くるはやす(易)く、持つはかた(難)し。さる間成仏は持つにあり。此の経を持たん人は難に値(あ)ふべしと心得て持つなり。」(御書775)
と仰せです。信心は御本尊様を受けることは容易いことですが、持つという信心を持続することが非常に難しいと御指南です。成仏というのは持つところにあります。受けているだけでは本当の成仏は出来ません。
 具体的に「持つ」ということは信心の実践です。実践しなければ成仏は出来ません。実践をしなければ知らない間に、世間の謗法に染まるおそれがあります。御授戒を受け、更に御本尊様を受けている方は、このことを十分におそれ更に持つという信心の持続を考えることが大切でしょう。
 実践とは、朝夕の勤行唱題・正しい仏法を教える折伏です。更に寺院参詣である寺院へのお参り、御住職様の有り難い御法話を拝聴させて頂き自行化他の両面を向上させていきます。そして総本山大石寺への登山です。本門戒壇の大御本尊様に御目通りさせて頂き、御法主上人猊下に御指南を賜ることが重要です。最低一年に一度は総本山大石寺に登山することが大事でしょう。特に支部総登山には必ず登山すべきであります。以上の実践なくしては成仏は望めません。
 信心の実践に当たり、必ず災いがうまれます。大小様々でありますが、特に己自身の「己心の魔」が災いします。魔の働きである三障四魔は、師子身中の虫である己心の魔が必ず邪魔をします。日々の勤行唱題を疎かにすると己心の魔を好きなようにさせることになり、人生のあらゆる変動や世間の荒波に動揺しやすい人格を作り上げます。この点を信心の実践をしない方は気付く必要があります。つまり知らぬ間に謗法の思想に染まっていくのであり悪道に落ちる要因をつくっていきます。これでは当然成仏は出来ません。実践なくして観念的に成仏できると思い込んでいるだけでは怠慢であり、当然成仏は出来ません。信心は持つという持続がいかに大切であるかということです。持続することであらゆる悪縁を退け、不退の境界を築くのであります。
 日蓮正宗の信心は他力本願ではありません。御本尊様を信じ御題目を唱え、自分自身で人生を切り開いていくことが大事です。そのためにはお寺へ参詣し御住職様の有り難い御法話を拝聴させて頂くことが大事です。毎月の永代経や御講には必ず参加したいものであります。

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