日蓮正宗のススメ

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日蓮正宗の信心は師弟相対が大切

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世間の諸芸百般、師匠と弟子の関係が基本です

 日蓮大聖人は『華果成就御書』に、
 「よき弟子をもつときんば師弟仏果にいたり、あしき弟子をたくは(蓄)ひぬれば師弟地獄にを(堕)つといへり。師弟相違せばなに事も成すべからず」(御書1225)
と仰せであり、師匠と弟子が師弟相対した信心が大事であることを御指南です。「師弟(してい)」とは師匠と弟子のことで、師匠は模範となって人を導く方、弟子は師について教えを受ける者です。師弟の関係について仏法では、師弟相対や師弟不二をもって真の師弟のあり方としています。
 「師」とは師匠であり日蓮正宗において、宗祖日蓮大聖人と第二祖日興上人已来、歴代の御法主上人猊下であります。更に末寺の御住職様も法華講員の方には師匠になります。
 「弟」とは弟子であり、日蓮正宗に入信した法華講中の講員さんが弟子の立場になります。
 この師弟相対した筋目を心得て信心していくところに成仏があります。
 第二祖日興上人は『佐渡国法華講衆御返事』に、
 「このほうもん(法門)はしでし(師弟子)を、たゞして、ほとけ(仏)になるほうもん(法門)にて候なり(中略)なをなをこのほうもん(法門)は、しでし(師弟子)をたゞしてほとけ(仏)になり候。しでし(師弟子)だにもちが(違)い候へば、おな(同)じほくゑ(法華)をたも(持)ちまいらせて候へども、むげんぢごく(無間地獄)にお(堕)ち候也。」(歴全1-182)
と師弟相対しない信心は、無間地獄に堕ちると非常に厳しい御指南をされておられます。
 師弟相対する信心は正法の「令法久住」に必要不可欠です。師弟相対しないところには、正法を末法万年といわれる未来まで伝えることは出来ません。そのためにも師弟相対した信心は大事であります。弟子は我見を差し挟むことなく、日蓮大聖人の教義を師匠から正しく学ぶことです。その学んだことを心に染め、更に折伏で正しく教えていくことが理想です。
 御住職様から御指導を仰ぐことも師弟相対の信心になります。師弟相対する信心の実践は、寺院参詣における永代経や御講に参加し、御住職様の御法話を拝聴させて頂くことです。また日蓮正宗の機関誌である「大日蓮」や「大白法」を読んで、御法主上人猊下の御指南を拝読させて頂くことです。
 更に、支部総登山等で総本山大石寺に登山をして、また大きな法要や行事に参加をし、御法主上人猊下の御指南を賜ることが師弟相対の信心につながります。日蓮正宗では、御法主上人猊下の御言葉は、信心の根幹でありますので疑うことなく、信伏随従(しんぷくずいじゅう)し「信」をもって拝することが大事です。
 無いとは思いますが、もし疑問が生まれた場合、自分自身の信心を見直し、信心の原点にかえることが必要です。そして過去からの謗法の思想や生涯において根拠もなく身に付いた考えと我見が、心の中で魔となっていないか確認することです。勤行唱題で魔の働きを打ち破ることが必要でしょう。そして、御住職様や講頭さんに相談をして正しい信心に立ち返ることであります。
 師弟相対の信心は、寺院参詣が基本です。率先して御住職様の御法話を拝聴させて頂きましょう。

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