聖書の奇蹟について・・・「ラザロの復活」
ラザロの復活
ヨハネ11
マリアとマルタの兄弟ラザロが、病気であった。姉妹たちはイエスのもとに人をやって、それを知らせた。イエスはマリア、マルタ、ラザロを愛していた。
イエスが行くと、四日前にラザロは亡くなっていた。イエスは涙を流し、どこに葬ったか訊ねた。
墓は洞穴で、石でふさがれていた。イエスはその石を取りのけるよう言った。マリアは「四日もたっていますから、もうにおいます。」と言った。イエスは、信じるなら神の栄光がみられる、と言った。
人々が石を取りのけると、イエスは天をあおいで言った。「父よ、わたしの願いをいつも聞いてくださることを、わたしは知っています。あなたがわたしの願いを聞き入れてくれるのは、周りの人々に信じさせるためです。」こう言ってから、「ラザロ、出てきなさい」と叫んだ。
するとラザロが、手と足を布で巻かれたまま出てきた。顔は覆いで包まれていた。イエスは周りの人々に「ほどいてやって、行かせなさい」と言った。
死から蘇ったラザロを見るため、大勢のユダヤ人が集まってきた。そして、イエスを信じるようになった。しかし、祭司長やファリサイ派の人々は、皆がイエスを信じるようになったら、ローマ人が来て、我々の神殿も国民も滅ぼしてしまう、と言ってイエスの暗殺計画を進めた。
宗教の根源は奇蹟である。
他宗教の奇蹟は否定するが、自宗教の奇蹟は信じる。
宗教とはそのような存在である。
信じる根拠もないけれど、否定する根拠もない。
文献学や歴史学でも実証はできない。
過去の史実など証明できないからだ。
私たち法華講員もこのことはよく分かっていなければならない。
折伏に行って、自信満々に他宗教を非難しても、根拠論争になれば目糞鼻くそだからだ。
昨今の創価学会員の宗教観と対峙してみれば実感できるだろう。
我々とて何も根拠なるものは持っていない。
それは、全ての信仰者に共通する者である。
釈迦の悟りを誰が証明できるのか?
釈迦の正統後継者を誰が証明できるのか?
キリスト然り、ムハンマド然り。
哲学然りである。
論理実証主義は何物をも実証できなかったではないか?
天草四郎もキリストの水上歩行にあやかった奇蹟を見せたとか。
でも、キリスト同様殺されましたよね。
キリストは最期、愚痴ったらしい。
第1の言葉
「父よ、彼らを赦して下さい。なぜなら、彼らは何をしているのかわからないからです。」(ルカの福音書23章34節)
午前9時に十字架につけられた時の言葉である。このイエスの祈りは、有力な写本BやDにはない。故に新共同訳聖書では真正性を疑われるものとして、カッコ書きされている。しかし、ステパノの殉教の記事は本節を前提にしていること、ルカの神学とキリストの精神に調和していることから、伝統的解釈では、真正性を認めている。[1]
第2の言葉
「アーメン、あなたに言います。あなたは今日私と共にパラダイスにいます」(ルカの福音書23章43節)
イエスと共に十字架にかけられていた二人の罪人のうち一人がイエスを「神の子なら自分と俺達を救って見せろ」と罵ったのに対して、もう一人が「我々は当然の報いを受けているだけだが、この人は何の罪も無いのだ」と諭し、さらにイエスに「神の国で、私の事を思い出して下さい」と語りかけた。それに対する返事である。
第3の言葉
「女よ、そこにあなたの子がいます」「そこに、あなたの母が」(ヨハネの福音書19章26節-27節)
母マリヤと弟子のヨハネに言った言葉で、ヨハネにマリヤを支えることを依頼したもの。これにより、ヨハネがマリヤを引き取ることになった。[2]イエスの言葉を聞いた、その時点から、ヨハネはイエスの本意を理解して、マリヤをつれて十字架のそばを離れて、エルサレムの自分の家につれていったと思われる。[3]
第4の言葉
「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ(わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか。)」(マルコの福音書15章34節)「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(マタイの福音書27章46節)
3時頃にキリストが大声で語った。大声と言うのは全地に響き渡っていくという意味がある[4]。詩篇22篇と関連のある言葉である。神への呼びかけは、マルコでは「エロイ」、マタイでは「エリ」である。周囲の人々がエリヤを呼んでいると誤解したので、マタイの記述が一番近いと思われる。多くの解釈では、詩篇22篇からの引用であるとしているが、より少数の解釈では、詩篇22篇からの引用ではなく、神がイエスを見捨てた事を指しているとしている。伝統的にはイエスが事実上、罪人の身代わりになって罪の裁きを受けたことを表す叫びと解釈される。イエスが神を「父」とは呼んでおらず、審判される側に立ち、自己を罪人と完全に一つにして、神の裁きを受けているとされている。[5]
第5の言葉
「私は渇いている(ディプソォー)」(ヨハネの福音書19章28節)
イエスは聖書が成就するために、この言葉を発した。これは、詩篇22篇16節、詩篇69篇22節もしくは詩篇42篇3節の成就であると考えられている。この言葉を兵士は、肉体的な渇きであると理解して、酸いぶどう酒を持ってきた。
第6の言葉
「終わった(テテレスタイ)」(ヨハネの福音書19章30節)
兵士達が差し出した酸いぶどう酒を受けた直後に、この言葉を語った。これは、旧約聖書の預言をすべて成就して、贖罪の業を完成したという意味である。
第7の言葉
「父よ、私の霊をあなたの手にまかせます」(ルカの福音書23章46節)
キリストは何物であったのか?
邪教外道の教主なのか?
権教の菩薩なのか?
聖書と法華経の類似点は多くの専門家に指摘されてはいますが。
私は生き残った福運を示した人の言葉を信じたい。
キリストよりはドストエフスキーを。
ドストエフスキーよりは大聖人様を。
ゆいのはまに・うちいでて御りやうのまへに・いたりて又云くしばし・とのばら・これにつぐべき人ありとて、中務三郎左衛門尉と申す者のもとへ熊王と申す童子を・つかわしたりしかば・いそぎいでぬ、今夜頸切られへ・まかるなり、この数年が間・願いつる事これなり、此の娑婆世界にして・きじとなりし時は・たかにつかまれ・ねずみとなりし時は・ねこにくらわれき、或はめこのかたきに身を失いし事・大地微塵より多し、法華経の御ためには一度だも失うことなし、されば日蓮貧道の身と生れて父母の孝養・心にたらず国の恩を報ずべき力なし、今度頸を法華経に奉りて其の功徳を父母に回向せん其のあまりは弟子檀那等にはぶくべしと申せし事これなりと申せしかば、左衛門尉・兄弟四人・馬の口にとりつきて・こしごへたつの口にゆきぬ、此にてぞ有らんずらんと・をもうところに案にたがはず兵士どもうちまはり・さわぎしかば、左衛門尉申すやう只今なりとなく、日蓮申すやう不かくのとのばらかな・これほどの悦びをば・わらへかし、いかに・やくそくをば・たがへらるるぞと申せし時、江のしまのかたより月のごとく・ひかりたる物まりのやうにて辰巳のかたより戌亥のかたへ・ひかりわたる、十二日の夜のあけぐれ人の面も・みへざりしが物のひかり月よのやうにて人人の面もみなみゆ、太刀取目くらみ・たふれ臥し兵共おぢ怖れ・けうさめて一町計りはせのき、或は馬より・をりて・かしこまり或は馬の上にて・うずくまれるもあり、日蓮申すやう・いかにとのばら・かかる大禍ある召人にはとをのくぞ近く打ちよれや打ちよれやと・たかだかと・よばわれども・いそぎよる人もなし、さてよあけば・いかにいかに頸切べくはいそぎ切るべし夜明けなばみぐるしかりなんと・すすめしかども・とかくのへんじもなし。(種種御振舞御書)
イエスの愚痴とは対照的に、大聖人様には奇蹟が起きました。その時の言葉がかっこいい。
「日蓮申すやう・いかにとのばら・かかる大禍ある召人にはとをのくぞ近く打ちよれや打ちよれやと・たかだかと・よばわれども・いそぎよる人もなし、さてよあけば・いかにいかに頸切べくはいそぎ切るべし夜明けなばみぐるしかりなんと・すすめしかども・とかくのへんじもなし。」 ですよ。
挑発してるわけではないでしょうが、煽ってるようにしか凡夫には思えません。
キリストとの圧倒的な格の差がスゴイです。
「「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ(わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか。)」(マルコの福音書15章34節)「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(マタイの福音書27章46節)」不信の極みですね。
でも、聖書を全否定もできません。
民主主義や基本的人権など、現在の思想的潮流は聖書から出ています。共産主義も然り。
聖書の思想を大乗仏教とする人もいます。
完全なる悪思想ではなく、なんらかの使命ないしは、仏法無縁の辺土における菩薩の説教なのかもしれません。
聖書も読んでおく必要があるのかもしれませんね。
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