１１７７夜：宗教依存症から立ち直るために
こんなブログを読みに来るあなたは宗教依存症の人です。
∑(`･д･´)ｶｯﾁーﾝ 来ました？
なら、やっぱそうだ。
依存症患者は自覚がないですから。
でも、そんなあなたに朗報です。
宗教依存から解き放ってくれる本をご紹介します。
ハーバードの人生が変わる東洋哲学: 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)と、なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の二冊を読めば、確実に人生が変わるんです。
大聖人様の仏法は、中国哲学と瞑想行の擣簁和合（とうしわごう）です。
擣簁和合ってのは、つき、ふるい、まぜ合わせること。漢方薬の精製過程になぞらえた言葉です。
法華経如来寿量品にある良医病子の譬の文が典拠。
同品に「好き薬草の色香美味、皆悉く具足せるを求めて、擣簁和合して、子に与えて服せしむ」とありまして。
「擣は杵でつくこと、簁はふるいにかけてより分けること」の意味。
因果俱時の法門です。
御本仏様ですが、迹仏や迹化の菩薩が説いた、経典や論を参考にして、末法の衆生を導くというスタイル。
愚者を導く方法なんですよ。
例えば、朝夕の勤行。
スタイル的には、サマタ瞑想とマントラ瞑想の混合形式です。
サマタ瞑想とは、日本語で止観のこと。
心を穏やかにすることを目的とした瞑想法です。
何かひとつものに注意を集中させ、その集中している注意を逸らさずに維持し続けるようにすることを目的としています。
集中するのは御本尊様。
注意が逸れたら、また集中していたものに戻すという作業を繰り返します。
御本尊様の御前に座ることが、即瞑想行ということですね。
マントラ瞑想は語感的に意味のない真言を唱えることで、マントラに集中し、思考や感情が穏やかになっていく瞑想法です。マントラには多くの種類の音がありますが、南無妙法蓮華経の真言を唱えることとなっています。教学的にはもちろん意味があります。そこは誤解の無いよう、お願いいたします。
南無妙法蓮華経の深い意味を勉強したい方には、妙法七字拝仰〈上巻〉・妙法七字拝仰 下巻をオススメいたします。
そして、日常生活の自身の振る舞いが、世界をも変え得る力を持つという化他の思想。これは、中国哲学の十八番です。
その根本は、論語 (岩波文庫)と全訳 易経に集約されているのですが、ハーバードの人生が変わる東洋哲学: 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)には、その本質が解明されているのです。
ロンドン仏教なんて言葉がありまして、戸田城聖が西洋人の学究姿勢を小馬鹿にして使った言葉です。
彼は小馬鹿にするキャッチコピーがうまかった。
法華講を旧信徒なんて呼んだり。
でも、死んだときは地獄の相でした。
気にしなくていいんです。
西洋人は約５００年、地球を支配し続けています。
賢さでは人類のチャンピオンなんですよ。
それは、東洋人が気づかないような視点を持っていることなんです。
現代で最も優秀な賢人、ユヴァル・ノア・ハラリも瞑想行でしか、人類の次なる一歩は踏み出せないと断言しています。
瞑想行は宗教依存の対極に位置しています。
誰かための奴隷働きを礼賛するのをやめ、本来の宗教生活を確立して参りましょう。
そのためには、必読の本です。
ぜひ、お読みになってください。
