1140夜:前世を記憶する子どもたち
僕は日本人なので、輪廻転生についてはなんとなく信じていました。
中学生のころだったか、
を読みました。
死んでもそれで終わりじゃない。
そんな話を、怪談話としてではなく、学術っぽく読んだのは初めてでした。
生きがいの創造も感激しましたね。
そして、ユングに関する研究書ユング―地下の大王 (河出文庫)でも、ユング自身の臨死体験が語られているのを知りました。
最近、行きつけの書店で前世を記憶する子どもたち (角川文庫)を見つけ、即買いしました。
この手の本の嚆矢とも言うべき存在の本ですが、私はその著者の真摯さに感銘を受けています。
イアン・スティーヴンソンからジム・タッカーに引き継がれ、アメリカでは精度の高い検証が行われています。
生まれ変わりは、世界でも多くの議論を呼んでいます。
特に一神教圏ではタブーというか、邪教扱いですしね。
でも、科学的検証によって、錯誤やでっち上げとは言えない事例が多く見出されています。
人生は一度きりじゃないかもしれない。
死後の世界は存在するんだろうなぁ。
漠然とではありますが、そう思うようになりました。
しっかりした本なので、読むのには歯ごたえがありますが、オススメです。
続編や関連本も多く出ています。