カラマーゾフの兄弟 全4冊 (岩波文庫) ドストエーフスキイ (著), 米川 正夫 (翻訳)を読み始めました。
人類史上最高の小説とも言われる「カラマーゾフの兄弟」ですが、何度読んでも飽きません。
10年くらい前にカラマーゾフブームがありました。
光文社から亀山郁夫さんの翻訳が読みやすいと評判で。。。5冊全巻購入し読みました。
カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)
その後、新潮文庫版三冊も読みました。
新潮文庫版の帯には「東大の教師が新入生に読ませたい本NO.1」と書かれていましたね。この話も話題になりました。
そして、今回、米川版に挑戦しようと。。。
全4冊を購入しました。
訳文が荘重ですね。
村上春樹さんは、ドストエフスキーに憧れ「カラマーゾフの兄弟」のような、総合小説を書くことを人生の目標にしています。
また、ドストエフスキーの新訳で有名になった、東京外国語大学学長の亀山郁夫先生は、

そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。: 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ
- 作者: 亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: 単行本
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の著作も書いておられます。「カラマーゾフの兄弟 」「悪霊」の2作品への傾注がハンパない亀山先生ですが、読んでみれば分かりますとしかいいようがありません。
私は日蓮正宗信徒ですが、たしかにこの2作品と「罪と罰」は特別の感慨をもって何度も読みたいですね。
私にとっての人生の3部作でしょう。
人生は短いので、あらゆる文学作品を耽読することは不可能です。
でも、ドストエフスキーの3大作品に、私は自分と自分の人生を見ているのです。
この感覚は、他の文豪の作品にはなかなか見つけれられません。
カミュの
には感じましたが。それはカミュがドストエフスキーの「悪霊」に心酔して書いた作品だからでしょう。
カラマーゾフの中に、私は日蓮正宗の姿までも見えてしまうのです。
このことについては、いずれ詳しく説明してみたいと思っていますが、今は米川訳を味わいたいですね。