日蓮正宗のススメ

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カラマーゾフの兄弟 全4冊 (岩波文庫) ドストエーフスキイ (著), 米川 正夫 (翻訳)を読み始めました。

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帯のキャッチコピーがまぶし過ぎます。

人類史上最高の小説とも言われる「カラマーゾフの兄弟」ですが、何度読んでも飽きません。

10年くらい前にカラマーゾフブームがありました。

光文社から亀山郁夫さんの翻訳が読みやすいと評判で。。。5冊全巻購入し読みました。

 

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

 

その後、新潮文庫版三冊も読みました。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟(下)(新潮文庫)

新潮文庫版の帯には「東大の教師が新入生に読ませたい本NO.1」と書かれていましたね。この話も話題になりました。

そして、今回、米川版に挑戦しようと。。。 

全4冊を購入しました。

訳文が荘重ですね。

世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。(村上春樹

村上春樹さんは、ドストエフスキーに憧れ「カラマーゾフの兄弟」のような、総合小説を書くことを人生の目標にしています。

また、ドストエフスキーの新訳で有名になった、東京外国語大学学長の亀山郁夫先生は、 

ドストエフスキー『悪霊』の衝撃 (光文社新書)

ドストエフスキー『悪霊』の衝撃 (光文社新書)

 
『悪霊』神になりたかった男 (理想の教室)

『悪霊』神になりたかった男 (理想の教室)

 

の著作も書いておられます。「カラマーゾフの兄弟 」「悪霊」の2作品への傾注がハンパない亀山先生ですが、読んでみれば分かりますとしかいいようがありません。

私は日蓮正宗信徒ですが、たしかにこの2作品と「罪と罰」は特別の感慨をもって何度も読みたいですね。

私にとっての人生の3部作でしょう。

人生は短いので、あらゆる文学作品を耽読することは不可能です。

でも、ドストエフスキーの3大作品に、私は自分と自分の人生を見ているのです。

この感覚は、他の文豪の作品にはなかなか見つけれられません。

カミュの 

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

 

には感じましたが。それはカミュドストエフスキーの「悪霊」に心酔して書いた作品だからでしょう。

カラマーゾフの中に、私は日蓮正宗の姿までも見えてしまうのです。

このことについては、いずれ詳しく説明してみたいと思っていますが、今は米川訳を味わいたいですね。