南海トラフ地震に備えて何を準備しておけばいいのか?
1 今すぐor1000年先?
南海トラフ地震は、今現在、この瞬間に起こってもおかしくはない。
単発はいざ知らず、日本に壊滅的打撃を与える連動型は、1000年先かもしれない。
しかし、私たちは東日本大震災を経験した。
浅井昭衛が立正安国論を悪用したせいで、本当の危機感が限りなく透明に近い無色となってしまった。
これほど虚しい気持ちになることはないほどに。
2 リアリズムと防衛
インターネット上には学ぶべき良質のブログが数多く存在する。
リアリズムと防衛ブログはその中でも白眉的存在である。
ぜひともご一読をオススメしたい。
3 本当のリアリズムとは?
立正安国論を幾度となく拝読してきた自分としては、我が心に鑑みて得心のいかない疑問が存在する。
謗法の国で戦禍を免れた国々は、いかなる因縁がそんざいするのかという疑問だ。
例せば日本国に仏法わたりはじめて候いしに始は・なに事もなかりしかども守屋・仏をやき僧をいましめ堂塔をやきしかば天より火の雨ふり国にはうさうをこり兵乱つづきしがごとし、此れはそれには・にるべくもなし、謗法の人人も国に充満せり、日蓮が大義も強くせめかかる修羅と帝釈と仏と魔王との合戦にも・をとるべからず、金光明経に云く「時に鄰国の怨敵是くの如き念を興さん当に四兵を具して彼の国土を壊るべし」等云云、又云く「時に王見已つて即四兵を厳いて彼の国に発向し討罰を為んと欲す我等爾の時に当に眷属無量無辺の薬叉諸神と各形を隠して為に護助を作し彼の怨敵をして自然に降伏せしむべし」等云云、最勝王経の文又かくのごとし、大集経云云仁王経云云、此等の経文のごときんば正法を行ずるものを国主あだみ邪法を行ずる者のかたうどせば大梵天王・帝釈・日月・四天等・隣国の賢王の身に入りかわりて其の国をせむべしとみゆ、例せば訖利多王を雪山下王のせめ大族王を幻日王の失いしがごとし、訖利多王と大族王とは月氏の仏法を失いし王ぞかし、漢土にも仏法をほろぼしし王みな賢王にせめられぬ、これは彼には・にるべくもなし仏法の・かたうど・なるようにて仏法を失なう法師を扶くと見えて正法の行者を失うゆへに愚者はすべてしらず智者なんども常の智人はしりがたし、天も下劣の天人は知らずもやあるらん、されば漢土・月氏のいにしへのみだれよりも大きなるべし。(報恩抄)
当時はなげくとも後は悦びなり、日蓮は法華経の御使い日本国の人人は大族王の一閻浮提の仏法を失いしがごとし、蒙古国は雪山の下王のごとし天の御使として法華経の行者をあだむ人人を罰せらるるか、又現身に改悔ををこしてあるならば阿闍世王の仏に帰して白癩をやめ四十年の寿をのべ無根の信と申す位にのぼりて現身に無生忍をえたりしがごとし、恐恐謹言。(異体同心事)
日本の国は、仏法興隆の因縁によって蒙古・大東亜戦の戦禍を被ったのであろうか。
スイスは第二次大戦で中立を守り通し得た。
いやむしろ、アメリカは一度も本土への侵攻を受けていない。
仏法無縁故に知恵才覚で乗り切れるのか?
やるせない思いがある。
日本は自然災害も多い上に、大国からの脅威も大きい。第二次大戦では亡国の憂き目に遭った。
下王。
王とはいえ下王。
闘諍堅固・白法隠没の第五の五百歳以後の時代。
スイスの智慧に学ぼうではないか。

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