1203夜:春爛漫、大聖人様御生誕800年の砌に三災の興起したことを憂う
こんばんは。
皆様のお住まいの地域では、桜前線は届いておられるでしょうか?
大聖人様は、2月16日のお生まれです。
旧暦1222/AD1222 02/16(大安)
新暦1222/AD1222 03/30(水曜)
新暦では3月の30日。
ちょうど今の季節に御生誕なさったのです。
よい季節ですね。
今年は西暦2022年。
大聖人様は1222年のお生まれですから、満800年です。
この本来なら目出度き時節に、三災*1が出そろいました。偶然ではありますまい。
七難*2はいかがでしょうか?
2019年末から惹起した新型コロナウイルス感染症は、パンデミックとなり多くの人の命を奪いました。
ロシアによるウクライナ侵攻は世界に衝撃を与え、世界の穀倉が大打撃を受けています。ガソリンはリッター170円超え、追い打ちをかけるかのように120円台に乗った円安。
世相は暗澹たる様相を呈しております。
この状況の発端は、32年前の1990年。
池田センセーの御乱心ですわ。
民衆の王(笑)による猊下様への反逆。
冷戦は終結し、世界は安定と平和に。。。なりませんでした。
当然の報いです。
大聖人様はいかなる御方でしょうか?
二座と三座の御観念文を拝してみれば、一目瞭然ですよ。
人法体一の御本仏様ですからね。
二座
南無本門寿量品の肝心・文底秘沈の大法・本地難思境智冥合・久遠元初・自受用報身如来の御当体・十界本有常住・事の一念三千・人法一箇・独一本門戒壇の大御本尊、御威光倍増御利益広大御報恩謝徳の御為に三座
南無本因妙の教主・一身即三身・三身即一身・三世常恒の御利益・主師親三徳大慈大悲宗祖日蓮大聖人、御威光倍増御利益広大御報恩謝徳の御為めに
二座が法力、三座が仏力、仏力には仏様の信力・行力が含まれます。
我々の信力・行力は本地難思境智冥合により、四力として合一するのです。
このことを日寛上人様は会通され、
心に本尊を信ずれば、本尊即ち我が心に染み、仏界即九界の本因妙なり。口に妙法を唱うれば、我が身即ち本尊に染み、九界即仏界の本果妙なり。境智既に冥合す、色心何ぞ別ならんや。十界互具・百界千如・一念三千・事行の南無妙法蓮華経是れなり。(法華取要抄文段)
と御指南されております。
創価学会は法の側面ばかりを強調して布教しました。
今では、宇宙の法にリズムを合わせるのが修行などと、珍妙なことを吹聴しております。
やれ、幸福製造機だの生活法だの、科学史観に日和った結果が仏様不在の仏教擬きになってしまったのであります。
法華経が西伝流入して出来た、キリスト教やイスラム教のほうが、創価学会よりも素直に、全一者・一即多の教理を受け入れている始末。
倩世間を見るに法をば貴しと申せども、其の人をば万人是を悪む。汝能く能く法の源に迷へり。何にと云ふに、一切の草木は地より出生せり。是を以て思ふに、一切の仏法も又人によりて弘まるべし。之に依って天台は「仏世すら猶人を以て法を顕はす。末代はいづくんぞ法は貴けれども人は賤しと云はんや」とこそ釈して御坐し候へ。されば持たるゝ法だに第一ならば、持つ人随って第一なるべし。然らば則ち其の人を毀るは其の法を毀るなり。其の子を賤しむるは即ち其の親を賤しむなり。爰に知んぬ、当世の人は詞と心と総てあはず、孝経を以て其の親を打つが如し。豈冥の照覧恥づかしからざらんや。地獄の苦しみ恐るべし恐るべし。慎むべし慎むべし。上根に望めても卑下すべからず。下根を捨てざるは本懐なり。下根に望めても憍慢ならざれ。上根ももるゝ事あり、心をいたさざるが故に。(持妙法華問答抄298㌻)
多くの人は他人の目(肉眼・凡眼)を気にしながら生活しますが、信心では他人の目よりも、御本尊様の眼(仏眼)となる冥の照覧をおそれることが大切です。
日蓮大聖人様は『持妙法華問答抄』に、「冥の照覧恥づかしからざらんや。地獄の苦しみ恐るべし恐るべし。慎むべし慎むべし。」と仰せであります。他人の目(肉眼・凡眼)以上に人が見ていないところでの、御本尊様の眼(仏眼)である冥の照覧を気にし恐れながら慎んで生活することが必要であります。
冥の照覧とは、諸仏・菩薩や諸天善神が私達衆生の一念や言動を悉く存知していることであり、御本尊様が信心する私達すべての言動を生活全般にわたり存知しているということです。冥の照覧の冥とは暗くて、私達迷い多き凡夫の目に見えないことであり、奥深い御本尊様の尊い力用をあらわします。照覧は明らかに見るということで、他人が見ていないところでも御本尊様が一部始終、昼夜にわたり法華講衆を見ているということであります。非常に有り難いことでもあり、いい加減で軽はずみな言動はできなくなります。
冥の照覧が非常に有り難いことであるという意味は、いつも御本尊様が信心する法華講員を見守って下さるということであります。冥の照覧により、いい加減で軽はずみな言動はできなくなるという意味は、正法に縁しながら成仏を妨げる悪い原因である謗法を行えば、地獄の苦しみを体験しなければいけないため言動を慎まなくてはなりません。
法華講員の皆さんは、冥の照覧をおそれ悔いのない人生が過ごせますよう、第六十八世日如上人猊下御指南のもと、自行化他に精進しましょう。
創価学会の過ちを他山の石とし、世界情勢から自分の身の回りの出来事まで、全てが大聖人様の思し召しであることを知りましょう。
仏様の大慈大悲は罰として顕現することもあるのだと、肝に銘じておくことが肝要かもしれませんね。
皆さんは長命寺派?道明寺派?
季節の和菓子としてはとてもポピュラーな桜餅ですが、実は、関東と関西で全くタイプが異なるのをご存知でしたでしょうか。 クレープ状の生地で餡を巻く、長命寺と呼ばれるのが関東風、もちもちの道明寺粉で餡を包むのが関西風です。
謗法が起源だから食べない?(笑)。
*1:穀貴:飢饉等が起こり穀物等食糧の価格が高騰し品切れしたりする。兵革:戦乱や革命がおこり社会が乱れる。疫病:伝染病等が流行する。
*2:薬師瑠璃光経に見られる災い。人衆疾疫難:人々が伝染病等の疫病に襲われる。
他国侵逼難:他国から侵略される。自界叛逆難:国内で反乱が起こる。星宿変怪難:星々の異変が起こる。日月薄蝕難:日食や月食が起こる。非時風雨難:季節外れの風雨で災害が起こる。過時不雨難:雨季(梅雨)になっても雨が降らず干ばつが起こる。仁王般若波羅蜜経に見られる災い。日月失度難:太陽や月の異常現象。星宿失度難:星の異常現象。災火難:震災、戦災、大火等の種々の災。雨水難:異常な降雨、降雪等で起こる洪水や渇水。悪風難:台風等の異常な風。亢陽難:干ばつとそれに伴う災害。悪賊難:外国からの侵略や、強盗等内外の賊による社会の混乱。法華経普門品に見られる災い。火難・水難・羅刹難・刀杖難・鬼難・枷鎖難・怨賊難