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仏法は科学?客観的?:100分de名著「純粋理性批判」

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科学的って客観的ってことだよね?それって、どういうこと?

仏法は科学だ!って、独断的に叫んだのは戸田城聖さんでしたっけ?

まぁ、あの人は面白い人でしたから。

戸田さんの言い分は、日蓮正宗創価学会に入信した人の人生を調査して、その後の経過をデータ化すれば、科学的に日蓮正宗の功徳が立証できると・・・。

そんな文脈で仏法と科学をイコールで結ぼうとしたわけですね。

僕は、個人的に創価ダメ出しさんに、内外相対の会通を依頼しています。

内外相対こそが現代における折伏の難問だと思っているから。

なぜ?

だって、そうじゃん。

折伏したらわかるよ。

みんな、「そんなこと信じられないよ」って言うっしょ?

これは、どういうことかって言うと、科学的=客観的じゃないってこと。

じゃぁ、科学的って何?ってなるっしょ?

それは、客観的ってことなわけ。

客観的って何?って言われれば、人間ならばみんなが納得できる、普遍妥当性を持っているってことなのよ。

でね、残り少ない契約時間を消費して、100分de名著「純粋理性批判」を視聴したら、いいこと言ってました。

カントっていうドイツの天才哲学者は、人間の思考様式はたった3つに分類できると、断言しておりました。

  1. 分析判断
  2. 経験的総合判断
  3. 先験的総合判断

賢い人もバカな人も、人である以上、考えるときは以上の三つしかパターンがないのだとか。

1は、富士山は山である。のように主語に含まれる性質が述語の性質に含まれているような、思考パターンのこと。間違ってはいませんが、何も生み出さない判断。

2は、文字通り経験から知った判断のこと。富士山は3776mです、みたいな。これって、一般科学だよね。科学も経験によって更新されていくから。しかし、この判断は不変ではありません。精度の高い計測方法や、山の高さの定義の変更で、富士山の高さは今後、改定されていく可能性は十分にあります。

3こそが、科学の神髄であり、客観性の根拠となるような思考形式だそうな。客観的ってのは真実って意味じゃない。人間が誰しも、文化・文明に左右されずに普遍妥当的に認識できる形式を備えているって意味。例えば、1+1=2みたいな。。。

で、数学や理論物理なんかが3にあてはまるんじゃないかってのが、純粋理性批判の主張なんですって。

天才カントが10年歳月を費やして完成した本。

同じ手法で実践理性批判(何が善で悪であるかの普遍性)、判断力批判(何が美で何が醜いか)などの、批判書(基準書)を書きあげ、三批判書などと呼ばれております。

現代の哲学も、カントの業績を批判ないしは発展した、延長線上にあるといわれるほど、影響力のある哲学者です。

で、僕が思ったのは、日蓮正宗系では、内外相対法門がありまして、仏法以外の見識は上座部以下の扱いなんですよ。

でもね。

現代社会、特に日本社会は科学技術立国じゃないすか?

開目抄では儒教バラモンが外道として出てきますが、科学も外道にカテゴライズされますよね?って話。

さらに、でもねが続くのですが、僕らの世界って外道しかない世界ですよね?ってこと。スマホからミサイルまで、科学技術の塊ですもん。

でね、一番の疑問は、現代科学と古代外道思想って一括りにしていいのかってこと。

フランシスベーコンが、理論と実験というスタイルを確立して以来、自然科学は形而上学ではなくなりました。

ポパーによって反証性の概念も導入されましたしね。

じゃぁ、現代科学も外道なのか?

外道の技術であるインターネットで仏法が広まっていいのか?

いろんな煩悶が私の中で増幅されているのであります。

ほんと、謎だらけな感じですが、他宗破折よりも重要な気がしてます。

皆さんのご意見も聞かせてほしいってのが、僕の希望ですね。

 

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カント哲学解説 純粋理性批判 入門講義、簡単、説明、授業、要約、哲学書、倫理 「カント入門 石川文康著」の解説動画。


【紹介】カント『純粋理性批判』 2020年6月 NHK100分de名著 (西 研)


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小学生でもわかるカント哲学


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