「幸福論」を読むなら、バートランド・ラッセルがおススメ
世界三大幸福論ってご存じでしょうか?
ヒルティ
アラン
そして、今日、御紹介するラッセル
イギリスの哲学者、論理学者、数学者であり、社会批評家、政治活動家です。
核廃絶に対する共通の想いから親交のあったアルベルト・アインシュタインと、「ラッセル=アインシュタイン宣言」を発表したのは、有名ですね。要約を知りたい方は、下の動画をご覧ください。
創価学会や顕正会の教学の本では、幸福論は大した説明もされないまま、バッサリとダメ出しされてます。
そんな、似非教学本で洗脳されてしまった経験のある人は、「幸福論なんてさぁ~相対的で意味ないよ。」なんて思っているんじゃないでしょうか?
それでもって、仏法は永遠に壊れない絶対的幸福境涯を得られる、唯一の修行法だとか宣ってたりするんですが。。。
僕個人は、仏法は幸福とやらを確実にゲットできる修行法だとは思っていません。だって、みんなそれぞれ宿業や罪障の深さが違うので、同列に論じられないと思うんですよね。
日蓮正宗信徒と言っても、金太郎飴みたいに同じ顔が出てくるはずもなく。
もっと言えば、幸福って何か具体的に説明できる人いますか?
結局、功徳とか現世利益みたいに考えていると思うんですよ。
死生観と幸福論はリンクしてて、前回のニーチェのツァラトゥストラの記事でも書きましたが、意味や目的の存在しない人生をいかに生き、そして最期を迎えるかという問題に対峙する哲学的な営みだと思うのです。
ラッセルさんはイギリス人ですが、キリスト教を妄信していません。
ですから、その幸福論もおとぎ話みたいな空想の産物ではないのです。
本を読むのが苦手な人にも読みやすい文体と、コンパクトな分量ですから手に取りやすいと思います。
ニーチェ、岡本太郎とともに、しっかりと自分の頭で考えてみたい人におススメです。
岡本太郎の本は、現代の若者に再評価されつつあると言われていますが、その言葉の分かりやすさと深さが半端ないからでしょう。
【26分解説】ツァラトゥストラ|ニーチェ ~無敵の自己肯定感を生み出す、究極の思想とは?~
【20分解説】自分の中に毒を持て|岡本太郎 ~「不安」が消え「自信」が湧き上がる究極のバイブル~
YouTubeってスゴイな。
でも、実際に本を手に取って読んでほしい。
座右の書があると、人生の色んな局面で強力な助っ人になってくれますから。