日蓮正宗のススメ

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御塔婆供養の意味

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故人への思いを”形”にできるのがありがたいって思ってます。

 御先祖様を供養して成仏させるには、日蓮正宗寺院の御本尊様に御経をあげ、御塔婆を立てることが大事です。御塔婆を立てることで、御先祖様の成仏を確実にさせる作用があります。
 御塔婆を立てる事により、御本尊様からの有り難い功徳が、御先祖様の来世に於ける人生に、流れ通うのであります。様々の悪縁を遠ざけ、人生の苦悩となる、四苦八苦を菩提へと転じる働きがあります。つまり、御先祖様に生きる智慧を施すことが出来るのです。挫折や絶望感に直面する前に防ぐことが、御塔婆を建立することで可能です。また挫折しても、乗り越える智慧を施すことが出来ます。
 御塔婆は、御法事や御盆、春と秋の御彼岸だけでなく、故人の月命日にも立てることが大事です。月命日に御塔婆が建立された功徳により、その月に本来、受けるべき宿命的な悪業を、未然に阻止することが出来ます。つまり転重軽受されます。それが月命日に行う、塔婆供養の有り難い御本尊様の功徳です。この意義を理解し塔婆供養することで、私達も安心して御先祖様の行く末を見守ることが出来ます。
 その回向した功徳は、回りめぐって塔婆供養した本人にかえり、今生の悪縁や過去からの悪業を払拭させる力があるのです。
 『中興入道御消息』に、
 「去(みまか)りぬる幼子のむすめ(娘)御前の十三年に、丈六のそとば(卒塔婆)をたてゝ、其の面(おもて)に南無妙法蓮華経の七字を顕はしてをはしませば、北風吹けば南海のいろくづ(魚族)、其の風にあたりて大海の苦をはな(離)れ、東風(こち)きたれば西山の鳥鹿(ちょうろく)、其の風を身にふ(触)れて畜生道をまぬ(免)かれて都率(とそつ)の内院に生まれん。(中 略)此より後々の御そとば(卒塔婆)にも法華経の題目を顕はし給へ」(御書1434)
と仰せのように、十三回忌となる法事の時に、御題目が書かれた塔婆を立てれば、安穏な境遇になることを御指南です。法事には、必ず塔婆を立てることが必要です。『草木成仏口決』に、
 「我等衆生死する時塔婆を立て開眼供養するは、死の成仏にして草木成仏なり」(御書522)
と御教示のように、今生を全うされた御先祖様には、御塔婆を立てることが大事であり、成仏に欠かせません。「開眼供養」と仰せですが、御先祖様の潜在能力となる仏界を開かせ、その能力を持って人生を明らかに、眼で見ていくことが出来るのです。歓喜の気持ちで生活を送らせることが出来ます。
 『上野殿御返事』に、
 「此の子そとば(卒塔婆)に此の木をつくり、父の供養のためにた(建)て、てむ(手向)けりと見へたり。日蓮も又かくの如くあるべきか」(御書1360)
と仰せの如く、日蓮大聖人も供養のために御塔婆を立てることが必要であることを御指南です。塔婆供養は不必要であると、創価学会では主張しますが、日蓮大聖人は、明らかに塔婆供養をするように御指南であります。
 日蓮正宗では、御先祖様の成仏を確実にするため、塔婆供養は非常に大事です。毎月の永代経や月命日忌には、塔婆供養を心がけましょう。

 

 

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