日蓮正宗のススメ

凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり。

質問集:経済的な問題がなかなか解決しない・・

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長年、退転するなど、いい加減な信仰をしてきたため、事業を倒産させて、大変な経済苦に陥ってしまいました。御本尊様に懺悔(さんげ)して、一から信心をやり直しているところです。この信心で末期ガンが治癒した、という奇跡的な体験を聞き、それなら、私の悩みなど簡単に解決できるだろうと思いましたが、なかなか良い仕事がきまりません。どうしてでしょうか。

これは多くの人が体験していることですが、経済的な問題というのは、解決に時間がかかるのです。 

なぜかというのは、末法時代における功徳の現れ方は、冥益(みょうやく)が表となるからです。 

直ちにハッキリとは現れず、仏道修行を積んでいくうちに長い時間をかけて現れてくる功徳で、これに対し、祈りがただちに奇跡的に叶うものを顕益(けんやく)といいます。 

大聖人様は、このことについて、 

「正像に益を得し人々は顕益(けんやく)なるべし、在世結縁(ざいせけちえん)の熟せる故に。今末法には初めて下種す、冥益(みょうやく)なるべし。」

と仰せられ、過去世において何の功徳善根も積んでない末法の人々は、大聖人の仏法によって、いま初めて幸せになるための種を植えられたようなものであるから、その功徳の現れ方も、大地に植えられた種が長い時間をかけてじょじょに芽を出し、育っていく姿と同様、冥益となるのだ、と明かされています。 

ですから、あなたの悩みが解決するのにも、時間がかかるのです。 

けっして、一朝一夕にはいきません。 

たしかに、あなたの言うとおり、経済苦よりも末期ガンの方がはるかに深刻な問題であり、それが克服できたのに、なぜ、それよりも軽い問題がすぐに解決しないのか、と思うかもしれません。 

しかし、ガンのような業病の場合は、そこで助けていただけなくては命が終わってしまいます。 

そのような場合は、本当に真剣な信心に励めば、御本尊様の広大無辺の慈悲によって顕益が現れ、助けていただけるのです。 

ですから、冥益が表とはいっても、本当にその問題が解決しないと命に関わる等の場合には、顕益も現れてくる、ということです。 

そして、あなたの抱えているような経済苦については、その根本的な解決は冥益による、というのが現実です。ただし、その途中途中の、本当にどうしようもならない局面では、分々の顕益が現れて助けていただけましょうが。 

なおまた、功徳というものは、器に溜めていった水が満杯になって溢れだすように、積み重ねていって飽和状態に達したときに溢れ出てくるものです。

ですから、そこに至らない・・、すなわち、功徳が足りてないうちは、問題の解決を見ることはできず、事業においても、よい話があっても何故か流れてしまうものです。 

そのことを「法句経(ほっくきょう)」という経典には、 

「貞祥(ていしょう)善人のこと、のわざわいを見るは、その善いまだ熟せざればなり。その善熟するに至らば、必ずその福を受く。」

と説いています。 

あなたの場合、長い間、この信仰を懈怠(けたい)してきて、ここで反省して頑張りだしたわけですが、今日まで、いくつか良い仕事の話が持ち上がっても、それがどうしても実らない、いくら祈っても、何故か実ることなく終わってしまった、という状況ではありませんでしたか。 

それは、まだ功徳が十分に積まれておらず、うまい話が実るには全く時期尚早(じきしょうそう)ということなのだと思います。 

この際、かつて自分が事業をしてきた、会社経営をしてきた、という面子や過去の栄光にはこだわらず、どんな仕事でもする、どんなことしてでも生き延びる、という覚悟で、信心を根本に、それこそ死に物狂いで働いてみてはどうですか。 

御本尊に、何とかしてください、と願う以上は自分自身も精一杯の努力をして、仕事の選り好みをしたり、楽をしようと思わず、できることは何でもする、という覚悟で働くことが大切です。 

そのように生き抜き、仏道修行にも励む中で、徐々に信心の功徳が満ちていけば、今度こそ、本当によい話がきてそれば確実に実を結ぶ、ということもあるのです。 

不況の続く中ですから、就職も難しいかもしれません。 

しかし、これは最近、ある年配の方から伺った話ですが、その人は、若い頃、口減らしで家を出されて上京し、「給料はいりませんので働かせてください。住まわせてもらい、食べさせていただくだけで結構です。」といって、働かせてもらったそうです。昔の人達は、そのように勤勉に働き、それによって、戦後の復興を成し遂げたのですね。 

現在、いくら大不況で就職口がないといっても、そこまでの覚悟があれば、そしてご本尊様のご加護があれば、採用してくれるところは絶対にあるはずです。 

近頃の風潮として、「給料が少ない」とか「休みが少ない」とか「自分に向いてない」など、といって、仕事をえり好みしながら、「仕事がない」と嘆く人達がいますが、働いて生計を立てるということは趣味や娯楽ではないのです。 

繰り返しますが、経済的な問題の解決には時間がかかります。 

よくよくの覚悟をもって、ご本尊への信心を根本に頑張り、生き抜いて、功徳を積んでいってください。 

必ず守ってくれますよ。 

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