日蓮正宗のススメ

万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず

欲望に主導されない信心を

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功徳乞食は餓鬼界です

 人間は欲望がなければ生きることが出来ませんが、行き過ぎた人生を駄目にするような欲望に執着してはいけません。時々勘違いされる方がおりますが、御本尊様を軽視し、自分自身の我見に依る欲望を満足させるために信心をする方がおります。我見に依るところの欲望は、成仏を妨げる要因が多分にあります。勤行唱題では、自分自身の欲望を、明らかに御本尊様から智慧を頂いて分析する能力を養い見ることが大事です。自分自身の心を見つめる「観心」です。欲望の存在を分析し、成仏に欠かせない欲は伸ばし、マイナス的に人生を堕落させる欲望は止める意識が必要です。信心ではこの点を日夜磨き、欲望をコントロールできることが成仏に繋がり、更に家庭も安穏になります。
 我見の欲望とは、貪るは餓鬼の貪欲です。心が貪欲に陥ると満足感がなくなります。そのため満足感をひたすら求めようとします。一種の中毒です。脳の神経回路が、信心を忘れさせ、過去世の謗法行為により頭破作七分の症状を覗かせているのであります。周りから注意を受けても、本人には自覚症状はなく、指摘を受けると逆に怒りだし、瞋るは地獄の生命になります。正しく三悪道の命です。信心は三悪道に堕ちる命を抑える作用があります。私達の脳内に鎮静剤を分泌させ、心の落ち着きや冷静を取り戻す働きがあります。つまり禅定で、間違った欲望を戒と定によって抑えていきます。
 この欲望に主導権を取られますと正常な判断力が機能しなくなり、生活自体が三悪道に転落します。欲望は主に私達の脳が指令を出し、私達の心にある欲望を擽る五感という感覚器がそうです。欲望は五感という視・聴・嗅・味・触の五つから周りの縁によって生まれます。脳内に分泌される、脳内物質に原因があり、私達の五感により外界の縁によって感じ取り、脳内の物質が放出されるのであります。一種の麻薬的な脳内モルヒネが分泌されるのであります。信心では、この脳内に分泌され欲望を操る脳内物質やホルモンを、戒定慧の三学により中和させ軌道修正し、欲望によって人生を堕落させないようにします。欲望に対する集中力を分散させます。唱題行に分散させる働きがあります。
 欲望に主導権を取られますと欲望を誘発させる脳内物質が多量に脳内で発生し、貪る気持ちが強くなります。餓鬼界の生命が心身を包み込み、三毒に汚染され、毒気深入し正気を失うわけです。信心を知らない人は、脳内で生まれる欲望の扱いに迷うため、欲望を満足させる人生に追われ、気持ちを休める時間も作れず、心身が知らぬ間に害され末法濁悪の相、三毒強盛な命に変わります。真面目な人が、途轍(とてつ)もない事件を起こす背景には、以上の心理的要因が潜んでいます。
 御本尊様に向かい勤行唱題をすることが、気持ちを休める一番最高の時です。五感である視・聴・嗅・味・触の五つの感覚のはたらきを正常にし、六根清浄とするのであります。欲望に振り回される人生を制止し、欲望を人生にプラスとなるようにします。法華経の『如来寿量品第十六』に、  
「一心欲見仏、不自惜身命(一心に仏を見たてまつらんと欲して 自ら身命を惜しまず)」(御書439)
と説かれますように、最高の欲望の使い道は、仏様の仰せになることに欲望を活かすことであります。それにより欲望の持つ本来の正しい意義が具わります。その意義が、心の悩みや迷いとなるストレスを取り除く欲望に変わり、信心で養うことができます。欲望の正しい利用により、煩悩を悟りの智慧に変えることが出来ます。成仏のため、信心修行に欲望を注ぎ、折伏にも欲望を持つことです。欲望も使い方一つで人生を大きく分け、私達の欲望が未来を開く鍵を握っています。心の惑いとなるマイナス思考や絶望感を払拭させる薬が、正しい意義を具えた欲望です。その反面、人生を狂わす要素もありますが、信心では有意義にさせる重要な働きに変えます。
 欲望に主導権を取られない信心の姿勢は、御本尊様に向かう勤行唱題です。それ以外にありません。正しい欲望を生活に活用し、人生を堕落させる欲望を誡めることで我此土安穏と常寂光土の実現があります。

 

 

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