天皇家、二つの家訓
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
昨日ご紹介させていただいた、古宮春人さんの
●『和歌で読み解く・天皇と国民の歴史』(育鵬社)
↓購入はコチラから
を読んでいます。
はじめの方に
「天皇家の二つの家訓」
という話がありました。
ご紹介させていただきます。
二つの家訓とは、
「天壌無窮の神勅」(てんじょうむきゅうのしんちょく)
「神武建国の詔」(じんむけんこくのみことのり)
です。
どういう意味でしょうか?
▼「天壌無窮の神勅」とは?
その昔、天照大神が地上を眺めると、戦争でひどく混乱
していました。
(今も昔も変わらない・・・。)
そこで天照大神は、地上に平和をもたらすために、孫の
「ニニギノ命(みこと)」を呼びました。
そして、鏡と剣と勾玉(まがたま)を与え、
<「今からお前は地上に降りて地上の国を平和に統一しな
さい。
それからあとは地上の国を私の子孫が治めなさい。
また、その子孫はこの鏡を私だと思って大切にお祭りしな
さい。
そうすれば私の子孫と地上の国は、天地が永遠につづくよ
うに永久に栄えるのである」>
(16〜17p)
と命令しました。
それで、「ニニギノ命(みこと)」は地上に降りて、統一
に動き始めました。
「ニニギノ命」のひ孫が統一を成し遂げ、日本最初の天皇・
神武天皇になったのでした。
それ以来、日本では天照大神の子孫が天皇になって、日本
を平和に治めている。
これが「天壌無窮の神勅」です。
<この天照大神の命令を「天壌無窮の神勅」と呼びます。
「天壌」とは「天地」のことで、
「無窮」とは「窮(きわ)まりなく栄える」という意味。
だから「天壌無窮」とは
「日本が天地とともに永遠に栄える」という意味です。>
(17p)
▼「神武建国の詔」とは
次に「神武建国の詔」とは何でしょうか?
<「天皇は国民全体のための政治を行います。
それが私のご先祖の命令なのです。
私はここに都を造って
一つの家のように仲の良い国を造りますから、
みなさん協力してください」と。
それを聞いて多くの豪族たちが、
「それは良い」
「そうしよう。そうしよう」
と言って協力を約束しました。
この神武天皇の約束(宣言)を
「神武建国の詔」といいます。
「詔」とは「天皇のお言葉」という意味です。>
(18p)
なるほど〜。
「天壌無窮の神勅」は、天照大神の子孫が日本を治める。
でも、「天皇家が好き勝手に治める」のではなく、
「国民全体のための政治を行います」
と約束した。
これが「天皇家の二つの家訓」
「天壌無窮の神勅」
「神武建国の詔」
の意味なのですね。
▼天皇と国民の関係、昔はどうだったのか?
今からはるか昔、たとえば数百年前、千数百年前、天皇は
国民のことを、あるいは国民は天皇のことをどう考えてい
たのでしょうか?
「そんなことわかるはずがない!」
と普通は思います。
そのとおりでしょう。
しかし、日本には、それを知る「手がかり」があるのです
ね。
それが「和歌」です。
たとえば、「万葉集」には、1200年以上前の人の歌が記さ
れている。
その他の人たちの歌からは、国民の天皇観を知ることがで
きる。
これって、ものすごいことではないでしょうか?
古宮春人さんの
購入はコチラから↓↓↓↓
は、大昔から現在までの、
天皇の国民観
国民の天皇観
の変遷を知ることができる名著です。
日本の真実を知りたい方は、是非ご一読ください。
nichirendaihonin.hatenablog.com