日蓮正宗のススメ

法華講員のブログ

九条の会は日本を窮状に追い込む会

f:id:ekikyorongo:20191027135246j:plain

9条で窮状とは、御跡がよろしいようで

全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。

小雨がぱらつく夕方、私は都内の電車の駅から地上に降りるエスカレーターに乗っていました。

すると、地上でエスカレーターを両側から挟むように、雨合羽を来た老人が無言で通行人にビラを差し出しています。

左側は70歳代か80歳代のお爺さん。
右側はやはり同世代のお婆さん。

なんでまたこんなご老人たちがビラ巻きなどしているのか?
エスカレーターを降りる人は誰もビラを受け取らず、無言で避けるように立ち去って行きます。

お爺さんもお婆さんも、修行僧のように無言のままです。
痛々しくて見ていられません。

高齢者福祉充実要求のビラでも撒いているのか?

私はお爺さんからビラを受け取ることにしました。
しかしそれは、福祉充実ではなくて、「安倍9条改憲NO!私たちは、日本がふたたび海外で戦争する国になるのはゴメンです」と書かれた「9条の会」のビラでした。

歩きながらビラを眺めて、「九条の会」の方々が、理想主義というよりも、非常に偏狭な視野と思想の持主であることが一目瞭然でした。

この方々にとって、戦争とは、日本が外に出て行って外国と戦争を始めることで、それ以外の戦争は想定していないようです。

今の日本にとっての差し迫った課題は、いかに近隣国の覇権主義的進出から日本を防衛するか、なのですが、外国が攻めてくるなんて絶対にあり得ないと信じ込んでいることがわかります。

この団体のホームページに行ってみると、ポスターもありました。
そこには若い男女が大写しになり、こう書いてあります。

「ゆくのはわたしら 集団的自衛権の行使は海外で戦争すること」つくづく身勝手な発想だと嘆息しました。

この人たちは、日米安保条約なしで日本の防衛ができると思っているのでしょうか?

サンフランシスコ講和条約と同時に締結された日米安保条約は、その前文に、「国際法で認められている集団的自衛権の行使としてこの条約を結ぶ」と明記されています。

つまり、日本は独立回復と同時に70年近くに渡って集団的自衛権を行使しているのです。
今更集団的自衛権違憲だとか、その行使がそく戦争、それも海外で戦争を始めることに繋がると短絡するのはあまりにも無責任で身勝手です。

むしろ、いかに集団的自衛権を自国防衛のために有効に活用するか?
それこそ直接関係のない海外の戦争に巻き込まれないようにどう歯止めをかけるのか、
を真剣に議論しなくてはなりません。

しかし九条の会は訴えます。

外国が攻めてくることは絶対にない。
戦争とは日本が外国で始めること。
九条があればそれを防げる。
自国防衛のための集団的自衛権行使は見て見ぬふりをする。

ホームページに並ぶ、有名文化人たちの顔を眺めながら、この方たちの知性とはいったい何なのだろう?と思わずにはいられませんでした。

それぞれの分野で卓越した業績を上げている優れた知性の持主のはずなのに、ここまで短絡的で無責任で非現実的な思想に疑問をもたず、小雨の中で老人にビラ配りをさせるとは!

有名文化人の写真の中に、田原総一朗氏の顔を見つけて、この人もそうだったのか、と思いました。
長年政治の第一線と向き合って、様々な政治家や知識人と議論を交わす機会に恵まれながら、田原氏は本当に九条さえあれば戦争を防げると信じているのでしょうか?

田原総一朗氏といえば個人的に思い出深いのが、1991年1月にある米系企業で開催された講演会です。

中東ではアメリカが率いる多国籍軍がクエートに侵攻したイラク軍と対峙していました。
いつ戦争が始まるのかと世界中が固唾をのんで見守っていました。

若かりし田原氏は明朗に語りました。

「僕は85%の確率で戦争は起こらないと思う。どちらにとっても得にならないからです」

その数日後、多国籍軍の攻撃が始まり、第一次湾岸戦争が始まりました。

アメリカは最初から戦争をするつもりだったのです。
あの時、若かった私も現実の恐ろしさを思い知ることになりました。
田原氏もそうだったと思ったのですが。

そんなことに思いを馳せていると、不意にお爺さんやお婆さんの後ろから、若い男性の大きな声がしました。
拡声器を持った若い男性がリーダーだったようです。

「みなさん、こんばんは。こちらは日本..あ、いや、九条の会です」

「日本」で始まる政党が日本にいくつあったでしょうか。
やはり、そういうことなのだな、と思いながら駅を後にしました。

現実を完全に無視した九条の会の独善的平和主義が流布したら、85%どころか、100%確実に日本を窮状に陥れることでしょう。
そう、九条の会は窮状の会に名称を変更すべきです。

( 山岡 鉄秀 :Twitterhttps://twitter.com/jcn92977110

----------------------------------------------------------------

▼山岡鉄秀▼
情報戦略アナリスト
公益財団法人モラロジー研究所研究員
 1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。
 2014年、豪州ストラスフィールド市において、中韓反日団体が仕掛ける慰安婦像設置計画に遭遇。
子供を持つ母親ら現地日系人を率いてAJCNを結成。
「コミュニティの平和と融和の大切さ」を説いて非日系住民の支持を広げ、圧倒的劣勢を挽回。
 2015年8月、同市での「慰安婦像設置」阻止に成功した。
著書に、国連の欺瞞と朝日の英字新聞など英語宣伝戦の陥穽を追及した『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社)、失われた30年の根源にある日本的思考の限界が敗戦、
国際ビジネス失敗、外交敗北に通底することを指摘する『新失敗の本質』(育鵬社)。

---

▼新・失敗の本質──「失われた30年」の教訓(育鵬社) 

新・失敗の本質――「失われた30年」の教訓

新・失敗の本質――「失われた30年」の教訓

 

▼日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録
ケント・ギルバート (著), 山岡鉄秀 (著) 

日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録

日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録

 

▼『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社) 

日本よ、もう謝るな! (ASUKASHINSHA双書)

日本よ、もう謝るな! (ASUKASHINSHA双書)

 

★『日本よ、情報戦はこう戦え!』(育鵬社) 

日本よ、情報戦はこう戦え!

日本よ、情報戦はこう戦え!

 

 

 

「改憲」の論点 (集英社新書)

「改憲」の論点 (集英社新書)

 
だから、改憲するべきである

だから、改憲するべきである

 
9条の挑戦:非軍事中立戦略のリアリズム

9条の挑戦:非軍事中立戦略のリアリズム

 
立憲的改憲 (ちくま新書)

立憲的改憲 (ちくま新書)

 
9条改憲 48の論点

9条改憲 48の論点

 
「憲法改正」の真実 (集英社新書)
 
改憲的護憲論 (集英社新書)

改憲的護憲論 (集英社新書)

 
安倍「4項目」改憲の建前と本音

安倍「4項目」改憲の建前と本音

 
自衛隊と憲法──これからの改憲論議のために (犀の教室)

自衛隊と憲法──これからの改憲論議のために (犀の教室)

 
天皇制と闘うとはどういうことか

天皇制と闘うとはどういうことか

 
増補版 赤ペンチェック 自民党憲法改正草案

増補版 赤ペンチェック 自民党憲法改正草案

 
改憲 どう考える緊急事態条項・九条自衛隊明記

改憲 どう考える緊急事態条項・九条自衛隊明記

 
安倍改憲をあばく

安倍改憲をあばく

 
反-憲法改正論 (角川新書)

反-憲法改正論 (角川新書)

 
改憲と国防 混迷する安全保障のゆくえ

改憲と国防 混迷する安全保障のゆくえ

 
半藤一利 完全版 昭和史 第六集 戦後編 CD6枚組

半藤一利 完全版 昭和史 第六集 戦後編 CD6枚組

 
本当は怖い自民党改憲草案

本当は怖い自民党改憲草案

 
わたしたちの護憲論: 絶対に改憲すべきでない理由 (22世紀アート)

わたしたちの護憲論: 絶対に改憲すべきでない理由 (22世紀アート)

 
愛国者たちへ[論戦2018-2019]

愛国者たちへ[論戦2018-2019]

 
改憲問題Q&A (岩波ブックレット)

改憲問題Q&A (岩波ブックレット)

 
戦争の真実―証言が示す改憲勢力の歴史偽造

戦争の真実―証言が示す改憲勢力の歴史偽造

 
安倍政権を笑い倒す (角川新書)

安倍政権を笑い倒す (角川新書)

 
国民投票前に読む「改憲」Q&A 焦点は9条2項

国民投票前に読む「改憲」Q&A 焦点は9条2項

 
日本ナショナリズムの歴史 IV   国家主義の復活から自民党改憲草案まで

日本ナショナリズムの歴史 IV 国家主義の復活から自民党改憲草案まで

 
日本国憲法は日本人の恥である

日本国憲法は日本人の恥である

 
「バカ」を一撃で倒すニッポンの大正解

「バカ」を一撃で倒すニッポンの大正解

 
序局 第22号―新自由主義と対決する総合雑誌 改憲を阻む労働運動

序局 第22号―新自由主義と対決する総合雑誌 改憲を阻む労働運動

 
改憲の何が問題か

改憲の何が問題か

 
緊急事態条項で暮らし・社会はどうなるか: 「お試し改憲」を許すな

緊急事態条項で暮らし・社会はどうなるか: 「お試し改憲」を許すな