プーチンの【 黒い 】いたずら
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
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では、本題。
今日、ドイツで総選挙が行われます。
2005年から16年首相を務めたメルケルさんは、出馬しません。
ドイツでも首相が代わるのですね。
しかし、今回の話のメインは、メルケルさんではありません。
プーチンさんの話です。
プーチンは、【黒いいたずら】をすることで、知られています。
メルケルさんに対してもそうでした。
「文春オンライン」9月26日付から。
<2007年に黒海に面したソチで行われた2度目の会談で、“事件”は起こった。じつはメルケルは過去に犬に2度噛まれたことがあり、犬を怖がるという情報をプーチンは手に入れていた。 それゆえプーチンは、自分の愛犬であるコニーという名前の黒いラブラドールレトリバーを会見部屋へと入れたのだ。メルケルのまわりをまわって、匂いを嗅ぐコニー。メルケルは両膝をぴたりとくっつけて、足を椅子の下に入れて、落ち着かない様子だった。その間、プーチンは不敵な笑みを浮かべていた。 腹を立てたメルケルは、側近にこうこぼした。「プーチンはあんなことをするしかなかった。ああやって自分がいかに男らしいかを見せつけた。これだからロシアは政治も経済もうまくいかないのよ」。>
犬に噛まれてトラウマのある女性に、犬をけしかけて喜ぶ。
ずいぶんと歪んでいる感じがしますね。
プーチンの【黒いいたずら】は、事実上の同盟国中国の皇帝習近平にもおよびます。
なんでしょうか?
読売新聞2018年9月13日から。
?<習主席に露特産の蜂蜜、プーチン氏がプレゼント
13日に閉幕した「東方経済フォーラム」は、ロシアが中国との蜜月関係を誇示する演出に腐心するなど米露関係の悪化が色濃く反映されたものになった。際立ったのが、4回目となったフォーラムに初めて出席した中国の習近平シージンピン国家主席の厚遇ぶりだ。中露首脳会談後の11日夜には、プーチン大統領が会場内を習氏に案内し、おそろいのエプロンを着けて一緒に焼いたロシア風クレープを食べ、ウォッカで乾杯した。プーチン氏がロシア特産の蜂蜜を習氏にプレゼントする場面もあった。>
これのどこが【黒いいたずら】なのでしょうか?
そう、「蜂蜜を習氏にプレゼント」の部分です。
なぜ、これが【黒いいたずら】?
それで、中国のネットで「クマのプーさん」を検索しても情報がでてこないようにされた。
「BBCニュースジャパン」2017年7月18日付を見てみましょう。
<中国の検閲当局はインターネットからクマのプーさんを締め出した。>
<丸っこくてふっくらして愛らしいプーさんの外見が、習近平国家主席に似ているとソーシャルメディアで評判になったため、検閲当局はプーさんの名前や画像の投稿をブロックしている。>
クマのプーさんといえば、「ハチミツ大好き」で知られている。
「クマのプーさん」と呼ばれる習近平に、プーチンは、ハチミツをプレゼントする。
これは、間違いなくプーチンの【黒いいたずら】です。
世界皇帝を目指す習近平に、このようないたずらをするとは・・・。
さすがプーチン、怖いもの知らず。
しかし、習近平も人の子。
このいたずらに、きっと腹を立てたことでしょう。
中国とロシアは現在、「反米」で事実上の同盟関係にあります。
しかし、ロシアは、中国と戦っているインドやベトナムに武器を売りまくっている。
「利」による同盟関係ですが、信頼に基づいたものではなく、
「強固な同盟」には、なり得ないでしょう。
●PS1
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ブログ運営者の蛇足
国際関係は古代中国に学べ。
古代中国は、まさに国際社会。
戦国時代を学べば、現代の国際社会が透けて見えます。
民主主義連合の中国包囲網なんて、まさに合従連衡の世界。
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西郷隆盛は遺訓のなかで、国際関係を学ぶには春秋左氏伝と孫子を読めば、遺憾なく現代に投影できると喝破しておりました。