日蓮正宗のススメ

凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり。

法華経35

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夫諸宗の人師等或は旧訳の経論を見て新訳の聖典を見ず、或は新訳の経論を見て旧訳を捨て置き、或は自宗の曲に執着して己義に随ひ、愚見を註し止めて後代に之を加添し、株杭(くいぜ)に驚き騒ぎ兎獣(うさぎ)を尋ね求め、智円扇に発して仰いで天月を見る。非を捨てゝ理を取るは智人なり。今末の論師、本の人師の邪義を捨て置いて専ら本経本論を引き見るに、五十余年の諸経の中に法華経第四法師品の中の已今当の三字最も第一なり。(法華取要抄732㌻)

※株杭(くいぜ)に驚き騒ぎ兎獣(うさぎ)を尋ね求め、智円扇に発して仰いで天月を見る。

くいぜ〔くひぜ〕【▽株/×杭/×杙】《古くは「くいせ」とも》木の切り株。また、くい。

参考:株(くいぜ)を守・る 《切り株にぶつかって死んだうさぎを手にいれた農夫が、その後は働くことをやめ、またうさぎを得ようと切り株を見張って暮らしたという「韓非子」五蠹の故事から》昔通りの習慣にこだわって、融通のきかないことのたとえ。くいを守る。前半は、『待ちぼうけ』で知られる中国の故事を踏まえて言われたもので、偶然から本質へ至ることの重要性を指摘された御文です。後半は、教わったことだけで良しとするのではなくて、自ら原典にあたり、探究していくことが大事であるということです。

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