バイデン政権誕生から1年、現状は?
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
はやいもので、バイデンさんが大統領に就任して、1月20日で1年になります。
私は、バイデン政権についてどう考えているのでしょうか?
「実によくやっている」と思います。
正直いうと、私が「バイデンはよくやっている」というのは、「対中国」についてです。
就任当時、「バイデンは親中反日だから、日本終わった」という人が多かった。
私は、「バイデンは親中反日だが、米中覇権戦争はつづいていくし、日米関係は、トランプ時代よりむしろよくなる」といいつづけてきました。
そして、実際そうなりました。
彼は、アメリカ、日本、インド、オーストラリアの「クアッド」を強化した。
トランプ時代ばらばらだったG7を再結集し、しかも反中にした。
トランプ時代ばらばらだったNATOを再結集し、反中にした。
NATOは、30か国からなる【反ロシア】軍事同盟です。
しかし、バイデンによって、去年からは【反中国】軍事同盟にもなったのです。
さらに、アメリカ、イギリス、オーストラリアで「AUKUS」が作られた。
110か国が参加する「民主主義サミット」が開催された。
このようにバイデンは、「反中包囲網」をどんどん強化、拡大していきました。
だから私は、「よくやっている」と考えています。
ついでにいうと、アメリカ、昨年の実質GDP成長率は5.6%だったそうです。
▼しかし、不人気なバイデン大統領
ところが、私の考えとアメリカ国民の考えは一致していません。
バイデンさんの支持率は、下がっています。
1年前、バイデン大統領の支持率は、55%だった。
それが、今では33%まで下がっている。
(@キニアピック大学が1月12日に発表した世論調査による)
なぜ支持率が下がっているのか?
主な理由は、二つです。
一つは、「新型コロナ問題」。
アメリカの新規感染者数は1月10日、なんと113万人に達しました。
これで「高支持率」を得るのは困難でしょう。
もう一つは、「インフレ問題」。
アメリカの消費者物価は2021年、6.8%上昇しました。
これは39年ぶりの高さです。
アメリカの景気は非常にいいですが、物の値段があがっていると、支持率を維持するのが難しいのですね。
バイデンさん、支持率低迷でピンチです。
しかし彼は、着々と「反中包囲網」を築いてくれているので、応援したいと思います。