労働者数減少問題の理想的解決法
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
@軍事費5.5倍の中国に勝つ方法は、地政学が教えてくれます。
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では、本題。
日本には、「問題が山積み」だといわれています。
いろいろありますが、「最重要問題を三つあげろ」といわれたら、
・中国が尖閣を「我が固有の領土で核心的利益」と主張し、露骨に奪いに来ていること
・25年間、GDPがまったく成長していないこと
・少子高齢化問題と人口削減問題
をあげるでしょう。
今回は、「少子高齢化問題と人口削減問題」について。
厚生労働省の発表によると、2020年度の出生数は84万832人で過去最低。
死者数は137万2648人。
1年間で53万1816人人口が減りました。
鳥取県の人口が55万人。
つまり、日本では、一年間で「一つの県が消えるほど」人口が減っているのです。
大変な問題です。
これについて私は、「出生率を劇的に上げる方法」を提案しています。
ロシアはこの方法を使い、1999年1.16だった出生率を1.75まで上げました。
その方法を知りたい方は、こちらをご一読ください。
・日本の生き筋 家族大切主義が日本を救う
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今日は、同じ「少子高齢化、人口削減問題」でも、別の問題について。
人口が減ると困るのは、「労働者が不足すること」でしょう。
それで、「移民を大量に入れるしかない」という話になっています。
私自身は、「日本人がやりたがらない仕事は、安くこきつかえる外国人労働者、移民にやらせればいい」という「差別的移民政策」に反対しています。
要するに「3K移民、3K外国人労働者の大量受け入れ」に反対している。
こういうと、「では労働者不足はどうするのだ」という質問がきます。
私は、「機械化、自動化、IT化、ロボット化、AIなどで対応すればいい」と主張しています。
外国から安い労働力を入れると、「必要がない」ので、技術革新も止まってしまいます。
▼近所で見つけた成功例
私は28年間モスクワに住み、2018年に帰国しました。
そして、日本のことをよく観察していますが、「どんどんよくなっている」と感じています。
たとえば、2018年、日本の公立小中学校のエアコン設置率は5割程度だった。
この年はとても暑く、熱中症でたくさんの人が亡くなりました。
それで、「公立学校にエアコンをつけろ!」という声が大きくなった。
そして今では、エアコン設置率が93%になっています。
他にも「働き方改革」。
私の知人、友人も「残業がなくなった」と喜んでいます。
会うにしても、「6時45分にどこどこで」と約束できるようになった。
さらに、新型コロナで「テレワーク」が普及しました。
それで、毎日の通勤時間2時間が、「自由時間」になった。
最近は、平日の昼間、小さな子供たちと散歩している「お父さん」を、頻繁に見かけるようになりました。
日本は着実に変化しています。
さて、私が日本に戻って3年、特にここ1年間で「変わってきたな」と感じることがあります。
それは、「レジの形態」です。
具体的には「セルフレジ」が一般的になってきた。
私の近所のスーパー3店、私が完全帰国した2018年時点でセルフレジはありませんでした。
ところが、ここ一年で導入が進み、今では3店ともセルフレジが登場しました。
現状、「普通のレジ」と「セルフレジ」、両方ありますが、「セルフレジ」の比重がどんどん高くなっています。
たとえば近所のスーパーにいくと、20台ぐらいのセルフレジマシーンがあり、
店員一人が「サポーター」として立っています。
つまり、年配の人などが使い方がわからないとき、助けに入る。
セルフレジ導入で、そのスーパーは20人のレジ係を1人にすることに成功しています。
だからといって、そもそも人口減で労働者不足なので、従業員がリストラを恐れることもない。
コロナで外国人労働者を入れることが難しくなった。
一年たったら、「じゃあセルフレジにしよう」ということになり、外国人労働者なしで、回るようになったのです。
これが、「機械化で、外国人労働者、移民なしでも問題を解決した例」です。
そして、「労働者数減少問題の理想的解決法」になります。
いずれにしても、日本はゆっくり着実によくなっています。
中国問題も、経済成長ゼロ問題も、少子化問題も、そのうち解決にむかうでしょう。
信じられない人は、昔のことを考えてみてください。
200年前、アメリカには黒人奴隷が存在していました。
ところが今は、黒人と白人のハーフが大統領になり、イギリスの王子と結婚することができます。
100年前、世界のほとんどの地域は、欧米の植民地でした。
今、植民地は、ほとんど残っていません。
私が子供だった1970年代、先生による体罰は日常茶飯事。
私の小学校の担任は、授業中に教室でタバコを吸っていました。
でも、誰も問題だと思っていなかった。
今は、どれだけよくなったことか。
そして、今日も世界は、少しずつ良くなっている。
日本も少しずつ良くなっているのです。
そういう希望をもって、新年にむかっていきましょう。