「終戦の日」に考える三つのこと
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
今日は、「終戦の日」ですね。
第2次大戦が終わって76年です。
私はこの日、三つのことを考えます。
一つは、日本国を守るために戦ってくれたご先祖様への感謝です。
その中には、私の祖父もいます。
父方の祖父は、満洲で戦死しています。
二つ目に考えることは、「戦争はイヤだな」ということです。
自分や家族、友人、知人が戦争で殺されることを想像すると、恐ろしくなります。
あるいは、自分が敵国の人を殺す状況を想像するのも、恐怖です。
三つ目に考えることは、「戦争を回避するにはどうしたらいいか?」
「それでも戦争になったら、勝つためにはどうしたらいいか?」ということです。
私たちは、戦争を望みません。
しかし、私たちが望まなくても、相手が攻めてくることがある。
日本国憲法前文には、こうあります。
<日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。>
実に美しい文章です。
しかし、
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しよう」
というのは現実的でしょうか?
要するに、「外国は、みんな平和を愛していると信じていれば、安全だ」というのです。
それで日本は、「軍隊を持たない」とすら宣言しています。
しかし、大人ならこれが「非現実的」であること、わかるでしょう。
諸国民が皆平和を愛しているというのなら、この世の中に「イジメ」など存在しないことになります。
この世界の「いじめられっ子」は、「いじめっ子」に対し、「先制攻撃をしたから」いじめられているのでしょうか?
そうではないでしょう。
いじめっ子は、「ただ単に」いじめをしているのです。
国際社会は、違うのでしょうか?
たとえば、中国は、1970年代に入ってから突然「尖閣は俺のものだ!」と主張し始めました。
国連の調査で「尖閣の近海に莫大な石油がある可能性がある」と報告されたので、「じゃあ、俺のものということにしよう」と。
さらに、中国は、「南シナ海は全部自分のものだ!」とトンデモ主張をしています。
トンデモ主張するだけでなく、南シナ海のあちこちを勝手に埋め立て、軍事要塞化しているのです。
まさに、「おまえのものは俺の物、俺の物も俺の物」と主張するジャイアンの如しです。
ちなみに中国は2012年11月、ロシアと韓国に、「反日統一共同戦線を構築して、日本を破滅させよう」と提案しています。
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私は、何がいいたいのか?
「みんないい国ばかりだよね〜」と信じていれば、戦争は絶対起こらないという甘い世界ではないということです。
だから私たちは、「日本は良かったのか、悪かったのか」という議論だけでなく、「どうすれば、現実的に戦争を回避できるのか?」「それでも戦争になったら、どうすれば勝てるのか?」を考えるべきです。
議論が起こらないのなら、私たち一人一人が考えるべきです。
私は、終戦の日に、日本のために亡くなったご先祖様たちに誓います。
「戦争を回避するために全力を尽くします。それでも戦争になってしまったら、勝つために全力を尽くします」と。
●PS
ところで、どうすれば先の大戦を回避することができたのでしょうか?
今まで誰もいわなかった方法を、ここで語っています。
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ブログ運営者の駄文
1日遅れになってしまいましたが、あの戦争について考えてみたいです。
戦後の東京裁判の時、1946年東京飯田橋の逓信病院に入院の際、アメリカの軍検事との会話の中で、戦犯容疑者の石原莞爾は調査官にこう言ったそうな。
- 石「日本の犯した罪は相当深いが、一体何処までさかのぼるのか」
- G「日清、日露の戦争までさかのぼりたい」
- 石「どういうわけか」
- G「満州事変の根源は日本の大陸侵攻の日清、日露戦争にあるからだ」
- 石「よし判った。そんなに歴史的にさかのぼるなら、ペルリを呼んでこい」
- G「エッ、ペルリ?」
- 石「自国人のペルリを知らないのか」
- G「それは、どういうわけか」
- 石「我々は徳川幕府の昔から鎖国主義で満州も台湾も不要であったのに、貴国からペルリが黒船に乗ってやってきて大砲でおどかして門戸開放を迫り、日本を世界の荒浪の中に押し出し、自ら侵略のお手本を示した。こうなってくると、日本としても何とか生きる方法を考えなければならないから異国を大先生として、日本も泥棒の侵略を習い覚えたのだ。その元兇はペルリだ。ペルリをあの世から呼んできて戦犯としてはどうか」
芙蓉書房 秘録 石原莞爾 横山臣平著 33ページより
昔の日本人はシャキッとしてたんだね。
肚をくくっている。
読んでてイラっと来ないね。
すごくいい。
ペリー責任論に似たことをモンテーニュは、当時の大航海時代のコンキスタドールを批判して、次のように述べている。
「こういう彼ら(南アメリカのネイティブ)の中の三人の者が、こちらの悪風に染まることが他日いかに彼らの平和と幸福とをそこなうかを思わず、我々との交際からやがておのれの破滅が生れようとも知らず、わたしの見るところではその破滅はすでに相当進んでいるのに、あさましいことにただ新しいもの見たさの思いに欺かれ、とうとう、フランス見物のため自分たちの静かな天地をすてて、前の王様シャルル九世がそこにおいでの頃、ルアンの町にやって来た。」「エセー」第一巻 人喰い人種について
白人が大航海時代と呼ぶ、侵略と虐殺の時代。
無理やり彼らの世界をこじ開け、自分たちの獲物にした白人を非難しているのだ。
現代日本の主敵は中国だが、その中国は列強諸国の侵略に雪辱を雪ぐ想いで、今日のなりふり構わぬ覇権主義に至ったのだ。
日本は平和ボケを抜け出し、したたかさを身につけなくてはならない。
日本は過去に中国を侵略している。
中国に占領され、植民地になった時にはその意趣返しは凄まじいものになるだろう。
ウイグルやチベットの比ではあるまい。