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【RPE】★バフェット家の教え

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


・米中貿易戦争

・消費税率再引き上げ

・五輪バブルの終焉


で、先行き不透明な世界と日本経済。

日本では、すでに不動産業界がヤバくなっているという話をあちこちで聞きます。

私たちも、備えていきましょう。

今日は、「バフェット家の教え」についてお話しします。

 

▼天才ウォーレン・バフェットの一日

 

誰の人生にも起こることですが、どうも私は「転換期」みたいです。

それで、「新たな人生戦略が必要だな」と感じはじめました。

いろいろな成功者たちを研究しているのですが、一番「嗚呼これがいい」と思ったのが、世界一の投資家ウォーレン・バフェットさん。

あまりにも有名人なので、皆さんもご存知でしょう。

世界一の投資持ち株会社バークシャー・ハサウェイのCEO。

資産は2018年、8兆9040億円(!!!)で、世界3位。

ちなみに、1位はアマゾンのジェフ・ベゾズさん。

2位は、マイクロソフトビル・ゲイツさんです。


別に私は、「兆単位の資産がほしい」と思ったわけではありません。

しかし、バフェットさんのことを知ると、いろいろ「これはいい!」と思えることがあるのです。


たとえば、


・88歳で現役!

私も88歳現役でいたいものです。


・8時半に出社して、17時半に帰宅する

彼のオフィスは、自宅から2.5kmのところにある。

自分で車を運転し、途中マクドナルド(!)で朝食を買い、8時半から働きはじめます。

そして、定時にはきっちり帰る。


私は、「成功するためには、死ぬ気で働かなければならない」という説を信じません。

それに、7歳の娘と3歳の息子がいるので、家族を犠牲にしたくない。

バフェットさんのライフスタイルは、理想です。


・オフィスで、6時間(!)読んでいる!

バフェットさん、オフィスで何やっているのでしょう?

5〜6時間は、「読んでいる」そうです。

まず、新聞を5紙とって、読んでいる。

後は、バークシャー保有する会社からの報告書などを読んでいる。

この話もとても気に入りました。

バフェットさんは、ここ70年間、ほぼ負けなしで投資をつづけています。

その主な情報源は、新聞などの「公開情報」である。

世の中には、「インサイダー情報をもっている」という人がたくさんいます。

それでも、新聞読んでいるバフェットさんにはかなわない。


というわけで、私は、バフェットさんのライフスタイルがとても気に入りました。

別にカリスマ投資家になりたいとは思いませんが、「新たな人生戦略」をたてるのに、考え方、ライフスタイルを参考にしようと考えています。

 

▼バフェット家の教え

 

バフェットさんを好きな理由は、他にもあります。

世界中の誰もが、「バフェットは正直者だ」と認めている。

バフェットさんはいいます。

 

「すべての莫大な富の背後には犯罪がある、とバルザックはいった。それはバークシャー・ハザウェイにはあてはまらない」

 

つまり「正直にやっても、兆長者になれるよ」といっている。

これは、「正直者」の日本人にとって「福音」ですね。


近年、日本を代表する大企業の「不正」が目立っています。

それらの会社は、致命的打撃を受けている。


当たり前のことえですが、「正直」に進んでいった方がいいに決まっています。


ところでバフェット家には「教え」があるのですね。


バフェット家の先祖ジョン・バフェットは、17世紀にフランスからやってきた。

その子孫シドニー・バフェットは1867年、ネブラスカ州オマハに引っ越します。

ウォーレン・バフェットさんは、ここに住んでいます。)

明治維新の前年ですね。

シドニーさんは、オマハで食料品店を開きました。

シドニーさんのおじいさん、ゼブロンさんは、さまざまな教訓を書いた手紙を送ってきました。

 

<取引は几帳面にやること。反りが合わない相手もいるだろうが、

そういう相手とはできるだけ取引しないようにする・・・

信用を大事にすること。

それがお金よりも大切だ・・・・

商売をやるときには、ほどほどの儲けで満足するように。

早く金持ちになろうとしてはいけない・・・

死ぬまで健康第一で暮らしてほしい。>

(スノーボール 上 76p)

 

なんとなく「月並み」なアドバイスに思えますか?

それでも、シドニーさんは、この教えを忠実に守った結果、大いに繁栄していきます。

シドニーさんの息子アーネストさんは、ウォーレン・バフェットのおじいさん。

彼は、シドニーさんから独立して、自分で食料品店を経営するようになりました。

アーネストさんは、息子(ウォーレン・バフェットの父)にあてた手紙で書いています。

 

<莫大な遺産を遺したバフェット家の人間はひとりもいないかもしれないが、なにも遺さなかったものもいなかった。

稼ぎを使い果たすことはなく、つねに一部を貯めておいた。それでずっとうまくいっているのだ。>」

(同上 78p)


「スノーボール」の筆者アリス・シュローダーさんはいいます。

 

<“使う金は、はいる金よりもすくなく”がじっさいにバフェット家代々の標語だったかもしれない。

そこに、“借金をつくらない”という当然の結果がくわわる。>(同上)

 

シンプルすぎる話ですが、本質をついています。

私も47年生きてきて、「お金にまつわるさまざまな悲劇」を見聞きしてきました。

その90%以上は、「借金が返せなくなったこと」と関係しています。

もちろん、不動産投資家など、「借金なしではやっていけない人たち」もいるでしょう。

あるいは、自宅についても、「ローンなしで、現金即金で買った」という人は、ほとんどいないでしょう。


それでも、できるだけ、


・使う金は、稼いだ金より、少ないように

・稼いだ金の一部は、貯金するように

・なるべく借金はしない


などを、常に気をつける必要があるでしょう。

冒頭に書いたように、世界でも日本でも、経済に暗雲が漂いはじめています。

しかし、たとえ危機が起こっても、1〜2年暮らせる貯金が確保できていれば、安心感が違いますね。


ちなみに今回の出所は、アリス・シュローダーさんの 

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

 
スノーボール(改訂新版)〔中〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔中〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

 
スノーボール(改訂新版)〔下〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

スノーボール(改訂新版)〔下〕 ウォーレン・バフェット伝 (日経ビジネス人文庫)

 

です。