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【RPE】★安倍談話、政策の【正しい】優先順位

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RPE Journal==============================================

 

       ロシア政治経済ジャーナル No.1856


                2018/10/4


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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

 

ところで皆さん、第4次内閣が発足した安倍総理が談話を出しました。

どんな内容だったのでしょうか?

全文を見てみましょう。

 

<来年は、皇位の継承という歴史の大きな節目を迎えます。その直後には、日本が初めて議長国を務めるG20(20カ国・地域)サミット、さらに翌年は、東京オリンピックパラリンピックが開催され、世界中の注目が日本に集まります。

日本がまさに歴史の大きな転換点を迎える中で、今こそ、未来を見据えて、平成の、その先の時代を切り拓く時です。


国難とも呼ぶべき少子高齢化に真正面から立ち向かい、一億総活躍の新たな国づくりを推し進めます。

未来を担う子供たち、子育て世代に大胆に投資するとともに、高齢者の皆さまがいくつになっても活躍できる社会を実現することで、全ての世代が安心できる社会保障制度へ
と改革を行ってまいります。

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や欧州との経済連携協定をはじめ、新しい時代の世界のルールづくりを進めます。

激動する国際情勢の中で、北朝鮮問題をはじめとする諸課題を解決し、わが国がリーダーシップを発揮して、新しい時代のアジア太平洋の平和と繁栄の礎を築き上げてまいり
ます。

希望にあふれ、誇りある日本を創り上げ、次世代に引き渡すため、内閣一丸となって、政策の実行に邁進する決意です。

安倍内閣の新たな取組に、国民の皆さまのご理解とご協力を改めてお願いいたします。>

 

内容を見てみましょう。


まず、来年は、

天皇陛下が陛下が退位され、皇太子さまが即位される

・日本が議長国を務めるG20サミットが開かれる

再来年は、

東京オリンピックパラリンピックが開催される


それで、日本が世界の注目を集めると。

総理は、いいます。

 

<日本がまさに歴史の大きな転換点を迎える中で、今こそ、未来を見据えて、平成の、その先の時代を切り拓く時です。>

 

平成が終わる・・・。

まさに歴史の大きな転換点です。

「未来を見据えて、その先の時代を切り拓く」ために、真っ先に何をすればいいのでしょうか?

 

国難とも呼ぶべき少子高齢化に真正面から立ち向かい、一億総活躍の新たな国づくりを推し進めます。未来を担う子供たち、子育て世代に大胆に投資するとともに、高齢者の皆さまがいくつになっても活躍できる社会を実現することで、全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革を行ってまいります。>


なんと「少子高齢化」をトップにもってきました。

皆さん、これどうですか?

私は、「絶対的に正しい!」と思います。


この談話を読まれて、特に保守派の皆さんは、「おい! 憲法改正について、一言も触れてないじゃないか????!!!!!」


と憤っておられるかもしれません。


皆さん、「少子化問題」と「憲法改正」、どっちが優先されるべきだと思いますか?

私は、「少子化問題」だと思います。

憲法改正を強行しようとすると、国が真っ二つに割れることになります。

日本の国論が真っ二つに割れる、国が分裂するのを喜ぶのは、もちろん中国です。


ところが、「少子化問題」は、誰もが認識している「大問題」なので、国は一つになります。


少子化問題を解決するための支援拡充」というのは、本来左派の皆さんの仕事でしょう。

ですから、がんばって良いアイディアを出していただきたいと思います。

納得できない保守の皆さんも、最後までお読みください。

 

▼日本最大の課題は、人口問題

 

皆さん、少子化問題が深刻であることはご存知でしょう?

では、どのくらい深刻なのでしょうか?


まず、日本の人口は、すでに減少しています。

国勢調査によると、2010〜2015年で、人口が96万3000人減った!

毎年平均、20万人減っている計算になります。


先に進むほど、状況予測は悲惨になっていきます。

国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、2065年の日本の人口は、8808万人。


これだけ聞いても、イメージできないですね。

大ベストセラー「未来の年表」からショッキングな話をックアップしてみましょう。


・2040年には、自治体の半数が消滅する

・2065年〜外国人が無人の国土を占拠する 

となっています。

2065年というと、私は95歳になります。

わかりませんが、元気で生きている気がします。

しかし、「外国人が無人の国土を占拠している」状態をみながら、絶望的な気分であの世に旅たちたくはありません。

皆さんは、どうでしょうか?

 

▼世界最高の戦略家ルトワック、「少子化問題」を語る

 

最近、「全国民必読の書」が発売になりました。

世界一の戦略家と呼ばれるルトワックさんの新刊 

日本4.0 国家戦略の新しいリアル (文春新書)

日本4.0 国家戦略の新しいリアル (文春新書)

 

です。

ルトワックさんは、最新刊の中で、「少子化問題」を日本最大の問題の一つと位置づけています。


少し引用しておきましょう。

 

<日本は長年、少子化問題を議論しながら、人口減少という国家にとって真の危機を間近にしても、思い切った施策を打ち出そうとしていない。そもそも将来の納税者が減少すれば、近代国家は衰退するしかないのだ。>(22、23p)

 

親日家のルトワックさんですが、この問題については、日本政府を強く批判しています。

 

<もうひとつ、子どもがいなければ、安全保障の議論など何の意味もないということだ。人間の人生には限りがあり、未来は子どもの中にしかない。当然、国家の未来も子どもの中にしかなく、それを守るために安全保障が必要なのである。

どんなに高度な防衛システムを完成させても、国内の子供が減り続けている国が戦争に勝てるだろうか?未来の繁栄が約束されるだろうか?>(23p)


そしてルトワック氏は、少子化解決のための具体的方策も提案しています。


<もし日本が本当に戦略的な施策を打ち出すのであれば、最も優先されるべきは、無償のチャイルドケアだろう。スウェーデン、フランス、イスラエルは、高い水準のチャ
イルドケアシステムを整備し、実際に子供が増えている。>(23、24p)


<まずは不妊治療の無料化。イスラエルはこれを一〇〇%実施している。次は出産前の妊婦が必要とする諸費用、出産費用、さらに小学校に行くまでのチャイルドケアの費用を国が負担することである。>(24p)

 

これらの施策も「社会主義的だ!」と批判する人がいるでしょう。

ルトワックさんは、「極端に保守化した人たち」を批判します。

 

<高齢化が行き着くと、国内の雰囲気は保守化し、悲観的になる。未来のことを考えない近視眼的な思考がはびこるようになるのだ。私は日本の右派の人々に問いたい。あなたが真の愛国者かどうかは、チャイルドケアを支持するかどうかでわかる。民族主義は国旗を大事にするが、愛国者は国にとって最も大事なのが子どもたちであることを知っているのだ。>
(24p)

 

私は、「真の愛国者」かどうかわかりませんが、「真の愛国者でありたい」とは思っています。

それで、もちろん「少子化対策」を支持します。

皆さんは、いかがでしょうか?


安倍総理は就任されると、まず「大規模な金融緩和」を実施しました。

おかげさまで新卒大学生は、「3社も4社も内定をもらっている人だらけ」だそうです。


その次、総理は、「集団的自衛権行使」を認める「安保関連法」を成立させ、日米関係を劇的に改善させました。

それで、中国は、なかなか尖閣を侵略できないでいます。


その後は、「働き方改革法」を成立させました。

この法律は、「月100時間(=週25時間=1日5時間)の残業」を「合法」とする、ひどい内容です。

それでも、「働き方改革、働き改革!」と大騒ぎしたおかげで、実際に残業が減っているようです。


次に総理が選んだテーマは、「憲法改正」ではなく「少子化問題」でした。


既述のように、「憲法改正」を強行すれば、日本の国論は完全に二分し、習近平は大喜びしたことでしょう。


しかし、総理は、賢明にも「少子化問題」を次のテーマに選んだ。

実にすばらしいことだと思います。

〜〜〜〜

ルトワックさんは、少子化問題と安保問題を最重要課題にあげています。

日本の「安保問題」といえば、北朝鮮と、その後ろにいる中国ですね。

中国の「対日戦略」はどうなっているのでしょうか?

その対策は?

これを読めば、全部わかります。

 

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

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