日蓮正宗のススメ

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1230夜:勤行要典の解説 御観念文

御観念文
初座 諸天供養
①生身しょうしん妙覚みょうがく②自行じぎょうの御利益ごりやく、③大梵だいぼん天王てんのう・④帝釈たいしゃく天王てんのう・大日だいにっ天王てんのう・⑥大月だいがっ天王てんのう・⑦大明星だいみょうじょう天王てんのう等総じて法華ほっけ守護しゅごの諸天しょてん善神ぜんじん、⑧諸天しょてん昼夜ちゅうや常じょう為い法ほう故こ而に衛え護ご之しの御利益ごりやく、法味ほうみ倍増ばいぞうの御為おんために

【通釈】
 生身のままに妙覚みょうがくの位くらいに至いたり自行じぎょう真実しんじつの御利益を具そなえた大梵天王・帝釈天王・大日天王・大月天王・大明星天王等総じてそのほかすべての法華経ほけきょう守護の諸天善神よ、今ここに妙法の法味を捧ささげるが故にその威光いこう勢力せいりきを倍増して、経文に「諸天昼夜に、常つねに法ほうの為ための故ゆえに、而しかも之これを衛護えごす」と説とかれるところの正法守護の御利益を験あらわしたまえ。

【語句解釈】
①生身妙覚…「生身」とは現に生きている身のことで、「生身妙覚」は即身成仏の意である。法華経の会座において文底体内の寿量品を信受した諸天善神が、久遠元初における本仏の位(名字即位)のままの内証において、即座に最高の悟りの境界である妙覚位(五十二位の最高位)に至ったこと。『法華取要抄』には「若もし爾しかれば今我等天に向かって之これを見れば生身の妙覚の仏が本位に居こして衆生を利益する是なり」(御書734頁)と御教示である。
②自行の御利益…涅槃のこと。入滅すること。
③大梵天王…色界しきかいの初禅天しょぜんてんの主として帝釈天と並んで諸天の最高位を占しめる仏法の守護神しゅごしん。
帝釈天王…梵天ぼんてんとともに仏法を守護する善神の一。須弥山しゅみせんの山頂の忉利天とうりてんの主で、喜見城きけんじょうに住み、四天王してんのう及および三十さんじゅう三天さんてんを統領とうりょうする。法華経の序品には眷属二万と共に列座れつざしている。
⑤大日天王…日天子のこと。三光天子の一。太陽を神格化したもの。日宮殿に住して、四洲を照らす。帝釈の内臣ないしんともされる。法華経の序品じょほんには宝光天子ほうこうてんじとして列座れつざしている。
⑥大月天王…月天子のこと。三光天子の一。月を神格化したもの。月宮殿に住み四天下を照らす。
⑦大明星天王…明星天子のこと。日天にってん・月天がってんと並ならんで三光天子の一。星の代表としての金星きんせいを神格化したもの。善光天子ともいう。
⑧諸天昼夜~而衛護之…法華経安楽あんらく行品ぎょうほん第十四の文。「虚空こくうの諸天しょてん、法ほうを聴きかんが為ための故ゆえに、亦常またつねに隋侍ずいじせん。若もし聚落じゅらく、城邑じょうおう、空閑くうげん、林中りんちゅうに在あらんとき、人ひと有あり、来きたって難問なんもんせんと欲ほっせば諸天しょてん昼夜ちゅうやに、常つねに法ほうの為ための故ゆえに、而しかも之これを衛護えいごす」(法華経396頁)とある。⑨法味…微妙みみょうにして深遠しんえんなる仏法を食物の美味びみに譬えたもの。法華経は五味ごみ中の醍醐味だいごみに当たるが、末法においては大聖人の本因下種の南無妙法蓮華経が最高の法味となる。諸天善神はこれを食じきとして威光勢力を増す。


二座 本尊供養
南無なむ本門ほんもん①寿量品じゅりょうほんの肝心かんじん・②文底もんてい秘沈ひちんの大法だいほう・本地ほんち難思なんし境智きょうち冥合みょうごう・④久遠くおん元初がんじょ・自受用じじゅゆう報身ほうしん如来にょらいの御当体ごとうたい・⑤十界じっかい本有ほんぬ常住じょうじゅう・⑥事じの一念いちねん三千さんぜん・⑦人法にんぽう一箇いっか・⑧独一どくいち本門ほんもん戒壇かいだんの大御だいご本尊ほんぞん、御威光ごいこう倍増ばいぞう御利益ごりやく広大こうだい御報恩ごほうおん謝徳しゃとくの御為おんために

【通釈】
 法華経本門の寿量品の肝心、文底秘沈の大法、本地難思境智冥合、久遠元初、自受用報身如来の御当体、十界本有常、事の一念三千、人法一箇、独一本門戒壇の大御本尊に南無し奉り、今その御威光が倍増せられ、広大なる御利益に浴することに御報恩謝徳申し上げます。

【語句解釈】
①寿量品の肝心…寿量品の文底に秘沈された南無妙法蓮華経、すなわち本門の本尊のこと。『観心本尊抄』には「寿量品の肝心たる妙法蓮華経の五字を以て閻浮の衆生に授与せしめたまふ」(御書657頁)とある。
②文底秘沈の大法…法華経本門寿量品の文底に秘沈された三大秘法の南無妙法蓮華経のこと。
③本地難思境智冥合…本地とは、本来の境地のこと。仏・菩薩の本体のこと。垂迹にたいする語。難思とは、思議しがたいこと。すなわち、文上では寿量品において初めて五百塵点劫という久遠の昔に釈尊が既に成道(久遠実成)していたことを明かしたが、文底においては、さらにその五百塵点劫の釈尊垂迹とする久遠元初という思議しがたい御本仏の本地が明かされること。境智冥合とは、所観の対象である境と、それを観ずる智慧とが深く融合すること。久遠元初の因果一念の境智、仏界即九界、九界即仏界という御本仏の即身成仏の境界。
④久遠元初自受用報身如来…久遠元初とは久遠五百塵点劫の当初そのかみのことで文底の本地。自受用身とは他受用身に対する語。『百六箇抄』に「久遠名字已来本因の本果の主、本地自受用報身の垂迹上行菩薩の再誕、本門の大師日蓮」(御書1685頁)とあるように、末法の御本仏日蓮大聖人を指す。
⑤十界本有常住…十界とは、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界の十種類の衆生の境界のこと。本有常住とは、本来ほんらいありのままに存在そんざいし、それが生滅変遷することなく永遠に存在すること。ここでは御本仏の己心に具わる十界を指す。日寛上人は『法華取要抄私記』に「末法の本尊とは、本門の南無妙法蓮華経日蓮大聖人是れなり。是れ我等が為の能引なり。十界の聖衆を書き顕わし給う者なり。されば能具の人既に下種の法主なる間、所具の釈迦・多宝等の十界の聖衆も皆悉く生身の妙覚の仏なり」(文段582頁)と御教示である。
⑥事の一念三千…事の一念三千とは文上の意からは、一往、本門寿量品において仏果の上から三妙合論して事の一念三千を解き明かしたことを指すが、再往、文底の意からは、『本因妙抄』に「文底とは久遠実成の名字の妙法を余行にわたさず、直達正観・事行の一念三千の南無妙法蓮華経是これなり」(御書1684頁)とあるように、寿量品の文底に秘沈された久遠元初の御本仏の当体である三大秘法の南無妙法蓮華経が真実の事の一念三千となる。
⑦人法一箇…人とは人本尊のことで、久遠元初自受用身たる宗祖日蓮大聖人。法とは法本尊のことで、事の一念三千の南無妙法蓮華経。この人本尊と法本尊が、一体不二であること。『御義口伝』には「自受用身とは一念三千なり、伝教の云はく、一念三千即自受用身、自受用身とは尊形そんぎょうを出でたる仏と、出尊形仏とは無作の三身と云ふ事なり」(御書1772頁)とあり、自受用身(人)と一念三千(法)が一体なることを説かれている。
⑧独一本門戒壇の大御本尊…独一本門とは、久遠元初下種本因妙のこと。垂迹の方便がない唯一の本門の故に独一という。『本因妙抄』には「迹門をば理具の一念三千と云ふ、脱益の法華は本迹共に迹なり。本門をば事行の一念三千と云ふ、下種の法華は独一本門なり」(御書1678頁)とある。戒壇の大御本尊とは、本門の戒壇に安置すべき御本尊のことで、日蓮大聖人の出世の本懐たる弘安二(1279)年十月十二日御図顕の三大秘法総在の大御本尊の御事。


三座 三師供養
南無なむ①本因妙ほんにんみょうの教主きょうしゅ・ ②一身いっしん即そく三身さんじん・三身さんじん即そく一身いっしん・③三世さんぜ常恒じょうごうの御利益ごりやく・④主師親しゅししん三徳さんとく・⑤大慈だいじ大悲だいひ・宗祖しゅうそ日蓮にちれん大聖人だいしょうにん、御威光ごいこう倍増ばいぞう御利益ごりやく広大こうだい御報恩ごほうおん謝徳しゃとくの御為おんために

【通釈】
 本因妙の教主、 一身即三身三身即一身・三世常恒の御利益を施され、末法下種の主師親三徳を兼備せられた大慈大悲の宗祖日蓮大聖人に南無し奉り、今その御威光が倍増せられ、広大なる御利益に浴することに御報恩謝徳申し上げます。

【語句解釈】
①本因妙の教主…久遠元初の御本仏・宗祖日蓮大聖人のこと。久遠実成釈尊に対する語。『百六箇抄』には「本因妙の教主本門の大師日蓮」(御書1685頁)とあり、日寛上人の『文底秘沈抄』には「釈尊は乃(すなわ)ち是れ熟脱の教主なり、蓮祖は即ち是れ下種の教主なり、故に本因妙の教主と名づくるなり」(六巻抄52頁)とある。
②一身即三身三身即一身…一身とは久遠元初の自受用報身如来のこと。三身とは法・報・応の無作三身のことで、自受用報身の一身に即三身が具わること。
③三世常恒の御利益…過去・現在・未来の三世にわたり、一切衆生に対して常に本因下種の御利益を施されていること。
④主師親三徳…末法下種の御本仏に具わる三徳のこと。日蓮大聖人は『開目抄』に「日蓮は日本国の諸人に主師父母なり」(御書577頁)と、御自身が末法下種三徳を兼備した御本仏であることを示している。
大慈大悲…仏の広大無辺な慈悲のこと。一切衆生に楽を与えることを慈、衆生の苦を抜くことを悲という。『開目抄』には「日蓮法華経の智解は天台伝教には千万が一分も及ぶ事なけれども、難を忍び慈悲のすぐれたる事はをそれをもいだきぬべし』(御書540頁)とあり、『報恩抄』には「日蓮が慈悲曠大(こうだい)ならば南無妙法蓮華経は万年の外(ほか)未来までもながる(流布)べし」」(御書1036頁)とある。

南無なむ①法水ほっすい瀉瓶しゃびょう・②唯我ゆいが与我よが・③本門ほんもん弘通ぐづうの大導師だいどうし・第二祖だいにそ白蓮びゃくれん④阿闍梨あじゃり日興にっこう上人しょうにん、御威光ごいこう倍増ばいぞう御利益ごりやく広大こうだい御報恩ごほうおん謝徳しゃとくの御為おんために

【通釈】
 御本仏日蓮大聖人より一器の水を一器に移すように法水を瀉瓶せられ、「唯我ゆいが与我よが」の御境界にあらせられる本門弘通の大導師・第二祖白蓮阿闍梨日興上人に南無し奉り、今その御威光が倍増せられ、広大なる御利益に浴することに御報恩謝徳申し上げます。

【語句解説】
①法水瀉瓶…法水とは妙法を清浄な水に譬えたもの。日蓮大聖人の仏法が師から弟子へと正しく伝承されることを、水が瓶(かめ)へ漏れなく移し替えられることに譬えたもの。唯授一人の血脈相承をいう。
②唯我与我…「唯ただ我われと我われとのみ」と読む。『本因妙抄』には「唯我日蓮与我日興」(御書1684頁)とある。
③本門弘通の大導師…本門とは末法下種の本門のこと。導師とは仏道を説いて衆生を悟りに導く者の意で、仏・菩薩の敬称。『御義口伝』には「末法に入り今日蓮等の類は善の導師なり」(御書1724頁)
阿闍梨…軌範師・教授・正行と訳す。師範たる高徳の僧の称。後世、僧位として用いられた。
南無なむ①一閻いちえん浮提ぶだいの御座主おんざす・第三祖だいさんそ新田卿にいだきょう阿闍梨あじゃり日目にちもく上人しょうにん、御威光ごいこう倍増ばいぞう御利益ごりやく広大こうだい御報恩ごほうおん謝徳しゃとくの御為おんために、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
南無なむ日道にちどう上人しょうにん・日行にちぎょう上人しょうにん等とう②御歴代ごれきだいの御正師ごしょうし、御威光ごいこう倍増ばいぞう御利益ごりやく広大こうだい御報恩ごほうおん謝徳しゃとくの御為おんために

【通釈】
 一閻浮提の御座主・第三祖新田卿阿闍梨日目上人に南無し奉り、今その御威光が倍増せられ、広大なる御利益に浴することに御報恩謝徳申し上げます。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
 第四世日道上人、第五世日行上人等、宗祖日蓮大聖人よりの血脈法水を継承あそばされる御歴代の御正師に南無し奉り、今その御威光が倍増せられ、広大なる御利益に浴することに御報恩謝徳申し上げます。

【語句解説】
①一閻浮提の御座主…一閻浮提とは仏教の世界観で、須弥山の南方に位置する四大洲の一つ。南閻浮提のこと。のちに人間世界全体を指すようになった。座主とは、学徳ともに優れた大寺の主席の僧のこと。『日興跡条々事』には「本門寺建立の時、新田卿阿闍梨日目を座主と為(な)す」(御書1883頁)とある。
②御歴代の御正師…血脈付法の御歴代上人のこと。日寛上人の『文底秘沈抄』には「而(しか)して後、法を日目に付し、日目亦(また)日道に付す、今に至るまで四百余年の間一器の水を一器に移すが如く清浄の法水断絶せしむる事無し、蓮師の心月豈此に移らざらんや、是の故に御心今は富山(ふざん)に住したもうなり」(六巻抄65頁)とあり、また『当家三衣抄』には「南無一閻浮提の座主、伝法・日目上人師。嫡々付法歴代の諸師」(六巻抄225頁)と御教示である。


四座 広宣流布
祈念きねんし奉たてまつる①一天いってん四海しかい①本因妙ほんにんみょう、③広宣こうせん流布るふ、④大願だいがん成就じょうじゅ御祈祷ごきとうの御為おんために某それがし過去かこ遠々劫現在ごうげんざい⑤漫々まんまんの⑥謗法ほうぼう罪障ざいしょう消滅しょうめつ、⑦現当げんとう二世にせい大願だいがん成就じょうじゅの為ために

【通釈】
 御本仏の大願である一天四海にわたる本因妙の仏法の広宣流布が成就されるよう御祈念し奉ります。
 自身が過去遠々劫より現在に至るまで積み重ねてきた謗法による罪障を消滅し、現当二世にわたる大願が成就しますよう祈念いたします。

【語句解釈】
①一天四海…仏教の世界観でいう東弗とうはつ婆ば提だい、西さい瞿耶尼くやに、南閻浮提なんえんぶだい、北鬱単越ほくうつたんのつの四洲を四天下、または一天といい、東西南北の四方の大鹹海だいかんかいを四海という。この一天四海で一つの世界全体を表す。
②本因妙…本果妙に対する語。ここでは寿量文底下種の三大秘法のこと。
広宣流布…仏法を広く宣べ流布すること。法華経薬王菩薩本事品第二十三に「我が滅度の後、後の五百歳の中に、閻浮提の広宣流布して、断絶せしむること無けん」(法華経539頁)とある。総本山大石寺では御開山日興上人以来、御歴代上人によって広宣流布を祈願するための丑寅勤行が行われている。
④大願…仏法を広宣流布することが仏の大願である。『御義口伝』に「大願とは法華弘通なり」(御書1749頁)とあり、『最蓮房御返事』には「広宣流布の大願をも成就すべきなり」(御書642頁)とある。
⑤漫々…広くて果てしないさま。
⑥謗法罪障…謗法とは誹謗正法のこと。罪障とは罪業による障り。つまり、正法を誹謗し成仏の障りとなる罪過のこと。
⑦現当二世…過去・現在・未来の三世中、現在世と当来世(未来世)の二世のこと。


五座 回向
某それがし先祖せんぞ代々だいだい並ならびに当宗とうしゅう信仰しんこうの面々めんめん・①内得ないとく信仰しんこうの面々めんめん・各おのおの先祖せんぞ代々だいだいの②諸しょ精霊しょうりょう、③追善ついぜん供養くよう④証大菩提しょうだいぼだいの為ために、南無妙法蓮華経

【通釈】
この読経・唱題の功徳を自身の先祖代々、ならびに当宗を信仰している人々、内得信仰をしている人々、それぞれの先祖代々の諸精霊に対して追善供養し、大菩提を証するために回向申し上げます。南無妙法蓮華経

【語句解釈】
①内得信仰…かつては本宗の信徒であることを公にせず信仰を持つことを指した。現在においては、いまだ自宅に御本尊を御安置していない状態をいう。
②精霊…死者の霊。
③追善供養…死者の成仏を願って行う供養のこと。
④証大菩提…「大菩提を証す」と読む。大菩提とは仏の最上究極の悟り、無上菩提のことで、これを証するとは、すなわち成仏すること。

乃至ないし①法界ほうかい平等びょうどう利益りやく自他じた倶ぐ安あん同どう帰き②寂光じゃっこう

【通釈】
この読経・唱題による多大な利益を法界の一切にあまねく平等に及ぼし、自他倶ともに仏道を成じて安やすらかに同じく常寂光土に帰することができますように。

【語句解釈】
①法界…法とは一切諸法、界とは差別・境界の意。有情うじょう・非情にわたる十界三千の存在および現象のこと。
②寂光…仏の真実の悟りの境界、ならびにその国土。常寂光土のこと。法華経化城喩品第七に「願わくは此の功徳を以て 普あまねく一切に及ぼし 我等と衆生と 皆共に仏道を成ぜん」(法華経268頁)とあり、天台大師の『摩訶止観』には「自他倶ともに安やすじて 同じく常寂に帰す」(止観会本94頁)とある。