日蓮正宗のススメ

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1208夜:家族に気兼ねして隠れて信心しているのは、よくないでしょうか?

家族に気兼ねして隠れて信心している…

【質問】
私の父は、信心に反対していましたが、難病の再生さいせい不良性ふりょうせい貧血ひんけつになったことから入信することができ、その結果、奇跡的な快復をげることができました。

ところが、同居している兄夫婦が信心に反対しているため、気兼ねして、なかなか堂々と信心することができません。

この際、私が兄夫婦を強く折伏した方がよいでしょうか。しかし、その結果、かえって反対が強くなった場合、父がさらに信心しづらくなるのでは、とも思い、悩んでいます。

【回答】
この場合、お兄さん夫婦が信仰に反対であるということよりも、お父さんの信心の弱さの方が問題です。

お父さんには、御本尊様の功徳くどくで、医学では直せない再生さいせい不良性ふりょうせい貧血ひんけつという難病を直していただけたのだ、ということを、まず、しっかりと自覚してもらってください。

御本尊様のお力で病気を直していただきながら、他人の目を恐れて堂々と信心することができず、隠れて信心している――、そのようなことでは、せっかく直った病気も再発してしまいますよ。(「ハイ。」)

もし、本当に御本尊様のお力を確信するのであれば、身近にいる家族や反対している子供にも、この御本尊様の有りがたさ、そむくことの恐ろしさを、きちんと話せるようでなくてはいけません。そうであってこそ、「信じている」といえるのです。

その意味で、お兄さん夫婦に対する折伏は、あなたが応援するにしても、お父さん御自身がなさるべきです。

大聖人様は、四条金吾殿の奥さんの信仰について。

「女房の御いのりの事、法華経をば疑ひまいらせ候はねども、御信心やよはくわたらせ給はんずらん。(中略)御いのりの叶ひ候はざらんは、弓のつよくしてつるよは弦弱く、太刀つるぎにてつかう人の臆病なるやうにて候べし。あへて法華経の御とがにては候べからず。よくよく念仏と持斎とを我もて、人をも力のあらん程はかせ給へ。譬へば左衛門殿の人ににくまるるがごとしと、こまごま細々と御物語り候へ。いかに法華経を御信用ありとも、法華経かたきとわり遊女ほどにはよもおぼさじとなり」(御書九七五頁)

おおせられ、奥さんの祈りが叶わないのは、臆病な気持ちから折伏をしないせいだ、そのような弱い信念では「信じている」とはいえない、反対されても堂々と折伏できることこそ信じているあかしだ、と指摘されています。

ですから、どうか、お父さんがそのような強い信心に立てるよう、導いてあげていただきたいと思います。頑張ってください。(※この方のお父さんは、その後、堂々と折伏をするようになって、更賜きょうし寿命じゅみょう功徳くどくを頂戴しました。)

私への質問は porigin@yahoo.co.jp まで