日蓮正宗のススメ

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1160夜:去り行く2021年に

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過ぎ去りし時は心に

今年は、大晦日と元旦に休みが取れた。
久々の正月気分だ。
明日の午前0時から始まる、所属寺院での元旦勤行にも参詣できる。
世間ではコロナ禍も落ち着いているが、オミクロン株が流行しつつあるようだ。
来年こそは落ち着いてほしいと思うけれど、仏法の道理から言ってそれもあるまい。
戸田城聖が敗戦後に創価学会を再建再出発し、戦後の新宗教ブームの筆頭株に躍り出てから30年余りで、創価学会日蓮正宗から破門されることになった。
戦後復興の奇蹟と称賛された、日本経済の大成長も今や見る影もなく、衰退期に入った耄碌国家になり果ててしまった。
30年一世代ともいう。

1951年(昭和26年)5月3日に第2代会長に就任した戸田城聖の下で、75万世帯を目標にした「折伏大行進」という名の大規模な布教活動が行われ、日本国内での創価学会の勢力は急拡大したが、強引な勧誘の手法は批判を呼び、社会問題化した[3][4]。1958年(昭和33年)4月2日に戸田第2代会長が死去した後、1960年(昭和35年)5月3日に池田大作が第3代会長に就任した(現・名誉会長)。1991年(平成3年)11月に日蓮正宗宗門から「教義の逸脱」などを理由に破門される(後述)。

ja.wikipedia.org

上記のウィキペディアによると、池田センセーが表に出てきた、1960年(昭和35年)から破門される1991年(平成3年)までの30年は、日本は様々な問題を内外に抱えながらも、世界に冠たる経済大国の地位を築くことが出来た。公称800万世帯は大風呂敷の広げすぎかもしれなかったかもしれないが、幾百万の人間が戒壇の大御本尊様を受持していた功徳は、小国を経済的にアメリカ合衆国を凌駕しようかという豊かさへと導いたのだ。
不思議なことに、池田センセーが表だって宗門に反旗を翻した1990年にバブルが崩壊し、そこから30年、今日に至るまで日本の国は傾きっぱなしの状況が続いている。かつて経済支援していた中国にも、とっくの昔に追い越され、GDP比では5倍の格差が出来るまでになった。
GDP世界2位の中国と3位の我が国では、格の違いが鮮明になった。
この60年、二世代は仏法と国家の関係を実証した時代だったかもしれない。
そして、もう一つ忘れてはいけないのは、国立戒壇放棄と折伏大行進中止から50年の節目にもあたっていることである。これには2年のタイムラグはあるが、その意義付けで大揉めになった、今はなき正本堂建立も重なっている。
50年前の正本堂建立後、経済的な大疾患と言われるスタグフレーションが起きた。オイルショックである。50年後の今、半世紀ぶりにスタグフレーションが起きているのも偶然ではないだろう。実は52年路線のときにも、小規模ながら発生している。
仏法は体、世間は影とはよく言ったものだと思うほかない。
広宣流布、事の戒壇建立は時を待つべきのみとの、大聖人様の仰せがあるが、この時が近づきつつあるのかもしれない。
来年は南海トラフ巨大地震の年になるような、悪い予感がしている。
実際、地震の周期から考えて、いつ発生してもおかしくはないのだから。
大聖人様が日本に御生誕せられて満800年。
来年も信心だけを頼みの綱として、苦難に立ち向かいつつ生きていくほかはない。
私個人としては、兎にも角にも国主たる天皇陛下が、一日も早く末法本門戒を受持せられ、現在喪失されている権威と威徳を取り戻し、国家国民を正法に導かれる賢王となられることを切に願うものであります。

日蓮一期弘法付嘱書    弘安五年九月  六一歳
 
日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付嘱す、本門弘通の大導師たるべきなり。国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり。時を待つべきのみ。事の戒法と謂ふは是なり。就中我が門弟等此の状を守るべきなり。
   弘安五年壬午九月 日                日蓮花押    
血脈の次第 日蓮日興