日蓮正宗のススメ

人生談義と時事放談

PVアクセスランキング にほんブログ村 日蓮正宗のススメ - にほんブログ村

1159夜:創価学会の謗法が国を亡ぼす

f:id:ekikyorongo:20211225113530p:plain

一般識者の考える危機とは?

diamond.jp

ダイヤモンド社創価学会の抱える、大きな危機を特集していた。

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

diamond.jp

16記事にも及ぶ特集ですが、危機とはあくまでも創価学会自身が抱える問題であって、私に言わせれば破門されてからの30年間に積もった悪業の結果に過ぎない。
いや、もっと言うなら、宗門とは独立した宗教法人格を取得したことが問題なのだし、さらにさかのぼって、初代牧口さんの頃から独自思想団体の萌芽はあった。
特高警察に逮捕された牧口さんの供述調書では、彼が自分の価値論哲学を日蓮正宗の看板で弘めた旨を告白している。

仏法的には、内実はどうあれ、信徒団体として承認されていた時代の創価学会には、確かに功徳があった。そのことは、私自身が自分の体験として直接知っているので、「仮使発心真実ならざる者も、正境に縁すれば功徳猶多し」(大正46巻170㌻)との妙楽大師の言葉の通りであったと思う。

今振り返ってみると、日蓮正宗創価学会という団体は、戒壇の大御本尊様を芯に据えたプラグマティズム思想団体だったと思う。牧口さんや戸田さんは、戦前にジョン・デューイの講演を聴きに行って感銘を受けている。
戦後、戸田さんは大東亜戦争を振り返って、日本の国家神道がデューイのプラグマティズムに、負けた戦争だったと述懐している。
プラグマティズムとは、一種の功利主義哲学だ。
知識が真理かどうかは、生活上の実践に利益があるかないかで決定されるとする。実用主義とか実際主義と訳されることが多い。
牧口の価値論を読んだときに、プラグマティズムのパクりだとすぐに気づいた。

プラグマティズムの弱点は、科学や民主主義の弱点と同じで、指導原理が存在しないことにある。その時々の結果から反省し、是々非々に物事を進めていこうとするので、非常に迂遠な印象も持たれやすいのだ。
昨今のコロナ禍に対する対応も、当初は中国やロシアのような独裁国家が優秀であるような感じがしたと思う。
国民を統制できやすいので、対症療法的な措置は取りやすいのだ。
しかし、侃々諤々の議論を積み重ねながら、自由主義陣営は科学的な基本を遵守し、正統なワクチンや飲み薬の開発に成功しつつある。
自由主義・民主主義・科学というのは、人間が持ちうる最高の思想であるということは、現時点で間違いのない結論ではないだろうか。

その弱点を日蓮正宗の信仰によって、ということは功徳によって諸天善神の守護をいただき、犠牲を少なくしながら進歩していこうというのだから、申し分のない思想が形成されつつあったと見てもいいのではないだろうか?

それなのに、1990年以降、肝心要の日蓮正宗から離れてしまい、ただの功利主義団体になってしまった。もっとも恐ろしいことは、御形木様とはいえ、日顕上人様書写の御本尊様を何百万体と破却してしまったのだ。
これは、顕正会も同じで、顕正会は加えて日達上人様の御本尊様まで回収した。
この重罪は日本の亡国につながると思っている。

池田は戸田の弟子だそうだが、プラグマティズムを理解できていなかったのではないだろうか?
決して難しい哲学ではないのだが。
ピータードラッカーの本を日本の経営者は愛読している人が多い。
ピータードラッカーは、経営学の父と呼ばれているけれど、本当はプラグマティズム思想家だと思うのだ。
「もし池田センセーが、ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」っていうタイトルで、人間革命小説を書いたら面白いかもね。