1013夜:随想録(ブログ)を書き続けることの効用について
ブログ (blog) は、World Wide Web上のウェブページに、覚え書きや論評などを記すウェブサイトである。「WebにLogする」のウェブログ (weblog) をブログ(Blog)と略称する。
Webとは「世界中どこにいても、コンピューターなどによって情報を得られるシステム」のこと。
logとは、丸太、測程器、航海日誌、旅行日記、(エンジン・ボイラーなどの)工程日誌などの意味を含む。(実験・業務などの)記録使執筆者はブロガー (blogger)、個別記事はブログエントリーと呼ばれる。
僕は、随想録という意味で書いていて、モンテーニュの「エセー」の如く、その時々に思いつくままに書き記しているのだ。引用(現代風に言うならコピペ)も多い。書いている内容も前後で矛盾することもあるし、話が主題から逸れること多々もある。
それでいいと思っているのには理由があって、それが人間だという認識だからだ。
ただ、自分の随想を書きたいだけなら、自分のノートに綴っていけばいいのだけれど、書いた文章を人さまに読んで欲しい。。。そんなささやかな希望を満たしてくれるのが、このブログというツールなんだよね。
僕の場合は、書き禅定と呼んでいて、書くことで心が静まったり、思索が深まるというか、書きながら思索が進むんだ。
ただ、悪口や批判的な文章は控えめにしたほうがいい。精神衛生上よくないから。
読書やネット、TVや新聞・雑誌など、自分が日々経験することを、吟味し、なんらかの結論を出す。
その工程は、まさに、論語の三省にも通じる観照の習慣だと思うのよ。
曾子曰わく、「吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか。朋友と交わりて信ならざるか。習わざるを伝えしか。」
「われひにわがみをさんせいす。ひとのためにはかりてちゅうならざるか。ほうゆうとまじわりてしんならざるか。ならわざるをつたえしか。」
私は毎日何回も自分の行いについて反省している。人の相談相手になって、真心を尽くしていたか。友だちと付き合って、うそをついてないか。自分が十分に理解できていないことを、人に伝えたり、教えたりしてないか。
そして、この論語の言葉を目にする度に思い浮かべるのが、海軍五省です。軍国主義の時代の言葉ではありますが、ご紹介します。
一、至誠に悖(もと)るなかりしか(誠実さに背いていなかったか)
一、言行に恥ずるなかりしか(言行不一致な点はなかったか)
一、気力に缺(か)くるなかりしか(精神力に欠いた点はなかったか)
一、努力に憾(うら)みなかりしか(努力するのに心残りはなかったか)
一、不精に亘(わた)るなかりしか(怠けてものぐさになっていなかったか)
野球界で有名な王さんは、海軍五省を毎晩声に出して読み、自分自身を振返っていたそうです。
書くことなんてないよって思う人は、三省、五省から始めてみるのもいいかもしれません。
私など失敗と反省の毎日ですわ。
書くことに不足なし!