日蓮正宗のススメ

人生談義と時事放談

PVアクセスランキング にほんブログ村 日蓮正宗のススメ - にほんブログ村

元顕正会員の私が、現役会員に伝えたいこと

blog.goo.ne.jp

決戦場の第二年

 
 令和三年 (2021年)の「年頭の辞」で、浅井会長はこのように締めくくった。

 「三百万こそ広宣流布の重大関門である
 「さあ、決戦場の第二年、一筋に三百万を見つめ、何としても大聖人様に応え奉ろうではないか
 
 浅井昭衛会長の年齢はいま89才、本年末には90才となる。ご長寿で第一線でのご活躍、めでたいことである。
 さて、2020年代が「広宣流布の決戦場」であるなら、2029年末に浅井会長は98才となる。
 しかして残念ながら小生の予測によれば、「300万達成は、..2032年(会長101歳)」である。
 
 つまり「広宣流布の決戦場」たる2020年代に、「広宣流布の重大関門」である三百万が達成できる見込みはない。
 大石寺門流は四分五裂し日蓮門下も異体異心、「近き近き近き広宣流布は幻想である。浅井会長に「 残された時間が少ない」ことは、「一点の疑い」もない。
 
 どうか顕正会員諸氏よ、「無二の師匠」という幻想に、一刻も早く気づいていただきたい。
 大切な人生を、自ら台無しにしてはいけない。
迷走する顕正会を斬る―浅井昭衛会長の足跡と変節

迷走する顕正会を斬る―浅井昭衛会長の足跡と変節

  • 作者:櫻川 忠
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 単行本
 

迷走する顕正会を斬る―浅井昭衛会長の足跡と変節の著者のブログからの引用である。

以下も参考にして欲しい。

自己愛人間への対応術

 
 浅井昭衛・顕正会終身会長が「自己愛人間」であることは、これまで拙著「迷走する顕正会を斬る」でも指摘して来た。
 ホチキス・サンディ著、「結局、自分のことしか考えない人たち―自己愛人間への対応術」の紹介と、古参会員から現役顕正会員諸氏への助言を記すことにしよう。



 本書の内容は、「あなたの身近に存在している『自己愛人間』、彼らの7つの大罪とは―。
 恥を知らない、歪曲して、幻想をつくり出す、傲慢な態度で見下す、ねたみの対象をこきおろす、特別扱いを求める、他者を平気で利用する、相手を自分の一部とみなす。
 他者を犠牲にして自己を守ろうとする、自己愛人間の複雑な心理構造を解き明かし、その毒から身を守るための4つの戦略を紹介。
 彼らの理不尽な言動に振り回され、傷つけられ、人知れず苦しんでいるあなたのための必読書
」と、紹介されている。

 事例がすべてアメリカで、身近な自己愛人間に対する問題であるため、依義判文して浅井昭衛会長とその組織に当てはめて読んでみよう。

 著者紹介:ホチキス・サンディ、心理学博士、精神分析医、公認臨床ソーシャルワーカー。専門分野はパーソナリティ障害、特に自己愛性パーソナリティ障害とその対人関係。
 
◇ 「自己愛人間から身を守る四つの戦略

 浅井昭衛会長と、浅井チルドレンと化した上長の理不尽な言動に振り回され傷つけられ、組織の同調圧力に苦しんでいる現役顕正会員諸氏は、どのように対処したらよいのか…。

 ご参考まで。

 ________________________________________
 戦略1 「自分を知る

 顕正会員は浅井昭衛会長に出会い、誇大感と万能感に強くひかれ、特別な気分を味わっている。刺激的で、充実した日々が送れるからだ。
 だが、自分を犠牲にして幻想を追い求めたところで、心は満たされず遂には却って傷つくばかりである。 
 会長の自己愛の罠に陥る時、あなたはかけがえのない人生を捨ててしまっている。
 
 サバイバルのためのポイント

  1、 浅井昭衛会長が自己愛人間であると、相手の正体がわかれば 自分の身も守りやすい。
  2、 会長の言説に激しい感情を覚えた時には、過去のどの弱みのボタンが押されたのかを自分に問いかけよ。
  3、あなたはただ、自己愛人間が自身の感情を処理する手段として、使われたにすぎない。
  4、 組織内で惨めな思いをした時には、気持ちを切り替える方法を見つけよう。時には相手の精神年齢が幼児並みだと思うことが役に立つ。
  5、 復讐したいという衝動を抑えること、彼らに異議を唱えたり説教したりしない。
  6、 あなたが投影を跳ね返したことを、心の中で十分に確認すること。

 ________________________________________
 戦略2 「現実を受け入れる

 幻想は、自己愛人間の大きな特徴だ。事実の歪曲や捏造、誇張や自慢、嘘や否認。
 自己愛人間は現実を色々な方法で遠ざけ、幻想を維持し誇大感と万能感とを支えようとする。
 そのためには共犯が必要で、自分を承認し いいつけに従う相手が必要である。中には大喜びで、すごい役割を果たそうとするものもいる。自分の価値を確認したいし、生きている実感が欲しいと、望んで自己愛人間の共犯になろうとする。

 多くの自己愛人間が、社会の上層部を占めているのは、どういうわけだろうか?
 自己愛人間の魅力的な誘いに応じてしまうのは、自信をなくしてしぼんだ自己を膨らませたいという、私たち自身の欲求のせいである。
 自尊心が揺らいでいる時や、人生が虚しく感じられる時には、自己愛人間がその問題を解決してくれるように思えるからである。
 
 サバイバルのためのポイント

  1、 自己愛人間の力を借りて夢を描くのではなく、自分自身の力で夢を見つけよう。どれほど魅力的に見えたとしても、自己愛人間とその非現実的な世界を避けよう。幻想の世界に引き込まれれば引き込まれるほど、自分を見失うことになる。
  2、 理想化した姿ではなく、自己愛人間の本当の姿を見ることが大切だ。 
  3、 自己愛人間が誰かに対して、嘘をつく、騙す、見下す、傷つける、裏切る、利己的に利用する、という行動を見せたら、次の相手はあなたかもしれない。
  自己愛人間と特別な関係(息子や娘婿ですら...)にあるからといって、自分は被害を免れると思ってはいけない。罠にはまった証拠であり、現実に戻れという合図なのだ。
  自己愛人間は、誠実に振る舞うことはない。あくまで、自分の自己愛を満たすために行動する。
  4、 浅井昭衛会長の人間性を変えられる、などという幻想は捨てよう。自己愛人間には、その能力が欠けている。
  5、 時に夢を見る(天母山への紅の涙の行進...等)のもいいが、人生は荒廃し取り返しがつかないことになる。
 
 ________________________________________
  戦略3 「境界を設定する
 
  自己愛人間とは、成長が止まってしまった人たちだ。彼らにとって周囲の人間は、自分の欲求を満たすために存在する。
  その欲求を満たさないものは利用価値がなく、心理的な意味で存在しないのと同然だ。

  それ以外の点では、頭の回転も速くユーモアがあって教養もあり魅力的でもあるが、対人関係を見れば子供っぽい自己愛人間であることに気付くだろう。
  自己愛人間は日常的に、必ず境界を侵害する。日常的に特権意識を持って、あなたの境界を侵害する。
  彼らから身を守る方法はひとつしかない、あなたの方で境界を設定することだ。

 サバイバルのためのポイント

 1、 境界を設定する際の秘訣は、コントロールだ。相手はあなたよりも人を操る術に長けているから入念に作戦を練っておく。目標は何で、期限は何時までか。これまでに何を試したか、どんなことが成功して、どんなことが失敗したか。
 2、 相手と対等の立場に立って、自分の気持ちや意見をはっきりと伝える。 「アサーティブ」という方法は、主体的な自己主張や自己表現の手段として、非常に有効である。
 ところが、相手が自己愛人間の場合には効果がない。自己愛人間はあなたの主張を、個人的な攻撃と受け取るから。
 3、 相手に会いに行く前に怒りを鎮めておこう。大切なのはあなたの気持ちがどれだけ楽になるかという点であることを忘れないこと。
 4、 相手との関係が思わぬ展開を迎えることに備えよう。あなたが、自分で自分の人生をコントロールしようとし自己愛人間の心の平静を乱す時、相手は必ず何らかの対抗手段に出る。
 一旦設定した境界は、何が何でも守り抜くこと。
 
 ________________________________________
 戦略4 「相互関係を築く
 
 自己愛人間の毒から身を守る最も効果的な方法とは、そもそも彼らと深く関わらないことである。
 現実を見抜く目や自制心を持ち努力を重ねれば、健全な毎日をおくることは可能だ。
 あなたが自分自身の弱点を認め、幻想や歪曲を見破り 利己的に利用しようとする相手から勇気を持って身を守れば、人生は変えられる。
 ________________________________________

 以上、「結局、自分のことしか考えない人たち―自己愛人間への対応術」の第3部、「自己愛人間から身を守る4つの戦略」の要約である。

 ちなみに目次は、このようになっている。

 第1部 自己愛人間の7つの大罪
 第2部 自己愛はどこから生まれるのか
 第3部 自己愛人間から身を守る4つの戦略
 第4部 あなたのまわりの自己愛人間たち
 第5部 子どもを自己愛人間にしないために

 
 さて、「自己愛人間」についていろいろな特徴が掲げられているが、顕正会員諸氏においては、思い当たるところがあるだろうか?
 
  ・ 恥を知らない
  ・ 幻想をつくり出す
  ・ 傲慢な態度で見下す
  ・ ねたみの対象をこきおろす
  ・ 特別扱いを求める
  ・ 他者を平気で利用する
  ・ 相手を自分の一部とみなす
  ・ 誇大感と万能感
  ・ 事実の歪曲や捏造
  ・ 誇張や自慢
  ・ 嘘や否認
  ・ 騙す、傷つける、裏切る

私は、現役会員の大勢を占める、無宗教から顕正会への入会者ではない。

創価2世という出自を持つ者である。

浅井センセーと1歳違いの両親(昭和20年代入信の創価学会員)のもとに育ったので、浅井センセーの思想の背景には共感を持つことができる、最後の世代かもしれない。

母方の祖母は法華講員であり、創価の両親とは信仰上一線を画していたそうな。

母は勧誘系折伏の名手で、草創期の創価・公明の拡大に寄与した。幼いころ、母に連れられ、座談会や聖教新聞啓蒙に連れまわされた記憶がある。

父は、吊るし上げ折伏の名手で武闘派の勇士だったそうだが、昭和47年(正本堂建立の年)生まれの私が物御心ついたころには、変節した創価に愛想をつかし、一人信心になっていた。その、父の口癖が「なんで国立戒壇をやめたんだろう」「なんで折伏をやめたんだろう」であった。

祖母は私が生まれる3か月前に、母は私が15歳の時にこの世を去った。

遺された私は、父の影響を受け、創価破門を期に顕正会に移籍したのだ。

創価破門は私が19歳の時。

教学の勉強もしていた私は、浅井センセーの主張に納得して移籍した。 

「学会・宗門」抗争の根本原因

「学会・宗門」抗争の根本原因

  • 作者:浅井 昭衛
  • 発売日: 1991/10/01
  • メディア: 単行本
 
なぜ学会員は功徳を失ったか

なぜ学会員は功徳を失ったか

  • メディア: 単行本
 

1991年当時、上記2冊の書籍と、 

戸田城聖全集の初版本である。

創価の本は改版≒改竄であることが多いので、初版本であったことを強調しておく。

戸田センセーと浅井センセーの本を読み比べ、戦後の日蓮正宗創価学会が個人の幸福(宿命転換)と、国立戒壇鎮護国家)を二枚看板にして成長したことを知った。

また、公明党国立戒壇の国会における発議を目標に、結党されていたことも知った。

私が本年、49歳になるので、浅井センセーが騒いでいる問題は、半世紀前に起きた教義解釈のグダグダ話である。

グダグダの責任は、国立戒壇を標榜すれば公明党が選挙で負けるとして、創価から宗門に撤回の許可申請が行われたことにある。

申請したほうに責任があるのか、許可したほうに責任があるのかは知らない。

しかし、それが真相ではある。

高度経済成長も一段落し、戦後の宗教ブームも下火になったころ。

それが昭和45年(1970年)前後の世相でもあった。

左翼全盛で、この日本国内で学生運動やゲリラ闘争が行われ、三島由紀夫憂国の情から憤死したのもこの時代。

さて、それから50年。

現役会員の諸君は、何ゆえに顕正会員たり得ているのか?

はなはだ不可解という他に言葉はない。

何の所縁があって、日蓮正宗を誹謗中傷することだけが宗旨の宗教に、身を投じているのか?

仮に、心の底から戒壇の大御本尊を恋慕渇仰しているというのなら、法華講員と腹を割って話してみてほしい。

人の世というのは、理屈だけでは割り切れないものなのだ。

富士の清流といえども、人の営みには紆余曲折も存在する。

それでも、根源を尋ねよというのが、日寛上人様の教えである。

日蓮正宗に来たれ。

必ず罪障消滅できることを保障するから。

私自身がこの10年で、先の40年の迷いと過ちを糺すことができたから。

論より証拠なのである。

宗祖生誕800年の日に。

『法華取要抄文段』
正に本門戒壇の本尊所住の処、即ちこれ根源なり。妙楽云く「像末の四依、仏法を弘宣す。化を受け、教を禀け、須く根源を討ぬべし。若し根源に迷う則は増上して真証に濫る」等云云。今、日本国中の諸宗・諸門徒何ぞ根源を討ねざるや。浅間し、浅間し云云。宗祖云く「根深ければ枝繁く、源遠ければ流れ長し」(取意)等云云。凡そこの本尊は久遠元初の自受用の当体なり。豈根深く、源遠きに非ずや。(富士学林版『日寛上人文段集』・五四三頁)
これは、ご承知のように、総本山二十六世日寛上人が、大聖人様が文永十一年五月二十四日に、富木常忍に与えた『法華取要抄』を解釈されたものです。ここで、本門戒壇の大御本尊様が『根源』である、と明確にお示しです。続いて、妙楽大師の弘決の文を引かれて、根源の教えを尋ねることが大切であり、根源の教えに迷う者は、覚ることがないのに覚ったと思う増上慢になり、それは真実の覚りを乱すものとなる、と厳しく戒められております。

 

f:id:ekikyorongo:20210215232719j:plain

御授戒を受けて、戒壇の大御本尊様へのお目通りを叶え給え