日蓮正宗のススメ

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創価ダメ出しさんに学ぶ:今月の御講拝読御書 「十字御書」

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お餅は好きですか?

今月も新型コロナウイルス感染症予防のため、御講への参詣は自粛いたしました。

創価ダメ出しさんの講義を拝聴いたしますことに。

御講拝読御書研鑽(2021年1月・ 十字御書)

十字一百まいかしひとこ給い了んぬ、正月の一日は日のはじめ月の始めとしのはじめ春の始め此れをもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく日の東より西へわたりてあきらかなるがごとくとくもまさり人にもあいせられ候なり。

今月の御講御書は正月には定番の「十字御書」の冒頭の一節です。「十字」というのは蒸し餅を食べやすいように「十字」に切れ目をいれることから「蒸し餅」をこのように(十字)と呼びます。非常に短くかつ簡素な言葉で書かれている御書ですが重要な法義が多く書かれている御書ですからぜひ通して読んでみたください。今回のこの冒頭の一節も特に説明せる必要もないのですが、この御文も何度も読んでいると色々なことが頭に浮かびます。日淳上人はこの御文を引用さて「正月という行事も法華経から出たものと思う」と談話を残していますが確かにそう感じます。正月とは「元初」に通じます。また「始まり(初め)」とは「本因」でもあります。法華経(妙法)は因果俱時の法ですから1年の始まりの正月に法華経(妙法)をご供養する因はそのまま1年の果をも決するといっていいでしょう。私も今年は元旦に初めて新年勤行会に参詣させていただきご供養させていただきました。法華講員さんの中にも正月は飲みすぎて勤行できなかった方もいるでしょう(笑)が大丈夫です。「始まり」は何も正月だけではありません。毎月一日も「元初」です。わたしも昨年の後半から「一日参り」を心がけています。一日に参詣し心新たに1か月をスタートするようにしています。もっといえば、毎日が新しい日の「始まり」ですから「元初」です。毎日が「正月」なんですね。法華講員はオメデタイですね~。毎朝しっかり勤行・唱題することは、毎日正月をもてなす人なんです。毎日徳を積み毎日人に愛されるどころか諸天にも愛されるのです。創価の「おざなりインチキ勤行」では「もてなし」にはなりませんね。ともあれ朝の勤行は「是日々正月」の元初の儀式ですから、寒くても頑張りましょう(笑)10時ごろ起きて0分勤行なんて真似はダメですよ。朝風呂入って按摩受けてる時間があれば勤行できるんだから(笑)

当ブログの過去記事に、「正月をもてなす」という記事をアップしてました。 

nichirendaihonin.hatenablog.com

創価ダメ出しさんが、「非常に短くかつ簡素な言葉で書かれている御書ですが重要な法義が多く書かれている御書ですからぜひ通して読んでみたください。」 と仰せなので、御書の原文を掲載させていただきます。

十字御書    弘安四年一月五日  六〇歳
 
  十字一百まい・かしひとこ給び了んぬ。正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め。此をもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく、日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく、とくもまさり人にもあいせられ候なり。
  抑地獄と仏とはいづれの所に候ぞとたづね候へば、或は地の下と申す経もあり、或は西方等と申す経も候。しかれども委細にたづね候へば、我等が五尺の身の内に候とみへて候。さもやをぼへ候事は、我等が心の内に父をあなづり、母ををろかにする人は地獄其の人の心の内に候。譬へば蓮のたねの中に花と菓とのみゆるがごとし。仏と申す事も我等が心の内にをはします。譬へば石の中に火あり、珠の中に財のあるがごとし。我等凡夫はまつげのちかきと虚空のとをきとは見候事なし。我等が心の内に仏はをはしましけるを知り候はざりけるぞ。たゞし疑ひある事は、我等は父母の精血変じて人となりて候へば、三毒の根本、淫欲の源なり。いかでか仏はわたらせ給ふべきと疑ひ候へども、又うちかへしうちかへし案じ候へば、其のゆわれもやとをぼへ候。蓮はきよきもの、沼よりいでたり。せんだんはかうばしき物、大地よりをいたり。さくらはをもしろき物、木の中よりさきいづ。やうきひは見めよきもの、下女のはらよりむまれたり。月は山よりいでて山をてらす、わざわいは口より出でて身をやぶる。さいわいは心よりいでて我をかざる。
  今正月の始めに法華経をくやうしまいらせんとをぼしめす御心は、木より花のさき、池より蓮のつぼみ、雪山のせんだんのひらけ、月の始めて出づるなるべし。今日本国の法華経をかたきとして、わざわいを千里の外よりまねき出だせり。此をもってをもうに、今又法華経を信ずる人はさいわいを万里の外よりあつむべし。影は体より生ずるもの、法華経をかたきとする人の国は、体にかげのそうがごとくわざわい来たるべし。法華経を信ずる人はせんだんにかをばしさのそなえたるがごとし。又々申し候べし。

正月五日                    日蓮花押   
  をもんすどのゝ女房御返事  (平成新編御書1551㌻)

余談ではありますが、世間には文明の800年周期説というものがあるそうで。。。

大聖人様御生誕800年紀の始まりは、東西文明の交代を意味しているのかもしれません。