日蓮正宗のススメ

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【一切衆生の同一の苦は悉く是日蓮一人の苦なり】病の克服

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バクテリオファージっていうウィルスは細菌の天敵だとか

ja.wikipedia.org

 
【花粉症?ウィルス?】

 春の陽気になりましたが、花粉やウィルスという目に見えないものが飛び交い、人々が右往左往しています。
 この季節、「花粉症で気分が晴れない」という方は多いのですが、そこへ来て今年はウィルス問題ですから、国中が暗くなっています。 
 私も突然、、鼻水・くしゃみに加え、インフルエンザに罹かかったときのような倦怠感や背中の痛みまであり、花粉症なのかインフルエンザなのか、もしやコロナウィルスかと悶々としておりました。
 翌日、自分の症状についてインターネット等で調べた末、花粉症と仮定し、薬局で売っている飲み薬、点鼻薬、目薬で症状が緩和しましたので、ほっとしているところです。
 自分が突然花粉症になって初めて、鼻水やくしゃみ以外に、何とも言えない体調の悪さや、気力がなえるという症状まで出るということが分かり、長年花粉症を患っている家族の事が理解できるようになりました。
 訪れた薬局では、以前は店の前に山積みになっていたティッシュペーパーやトイレットペーパーが1つも無く、「入荷待ちです。申し訳ありません。」と張り紙がしてありました。
 紙が無くなるというのはデマですが、人々がパニックになって買い占めるため、現実に紙不足が起きています。
 そして、マスクや紙類が手に入らない客がドラッグストアーの店員に悪態をつき、「ウィルスよりも人間の方が怖い」とSNS等でつぶやいていると報道されていました。
 また、電車内で咳をした女性に「隣の車両へ行け」と怒鳴った男性と、それを注意した他の乗客とで口論になったとういう動画、ニュースで流れました。
 
 【病からは逃れられない】

 我々の日常生活の中には、どんなに健康な身体であったとしても、そこには必ず、「病気」というものが生じてきます。これは生きているもの全てに通ずるものであり、この世に生を受けた以上、決して避けることのできない生、老、病、死の中の一つです。
 しかし、我々は若い頃や、または健康な時に、病気になることを考えていたら、今の日本社会のように行動を制限されたり自粛ムードで行動されませんが、平時の健康な時には病気の人を見ても、自分が病気になるなどということは考えたりもしません。
 日蓮大聖人は『光日房御書』に、「病のならひは何れの病も重くなりぬれば、是にすぎたる病なしとをもうがごとし」(御書962頁)
と、我々凡夫が病気になった時の精神的な弱さを説かれております。
 我々は、いくら健康であっても病気になると、たとえそれがどのような病気であろうと、重くなるにつれて、これ以上の病気はないと思い、悲観的になってしまいます。
 さらに大聖人様は『種々御振舞御書』に、
 「譬へば病の起こりを知らざらん人の病を治せば、弥いよいよ病は倍増すべし」(御書1067頁)
と病気の原因を知らない人が勝手に対処しようとすれば、かえって病気が悪化してしまうと仰せです。
 それでは病の原因は一体どこにあるのでしょうか。
 大聖人様は、
 「止観の第八に曰く、『病の起こる因縁を明かすに六有り。一には四大順ならざる故に病む、二には飲食節せざる故に病む、三には座禅調はざる故に病む、四には鬼便りを得る、五には魔の所為、六には業の起こる故に病む』云云」(御書911頁)
と、天台大師の「摩訶止観」を引かれ、病の起こる原因について、六あると仰せです。
 四大とは、人間の五体の総称のことで、地・水・火・風の四つに大別されます。
 地とは骨、水とは血液、水とは体温、風は呼吸のことを言います。「順ならざる」とは不調和という意味です。
 第一には、この四大の調和が乱れるがゆえに病になります。
 第二には食事の好き嫌い、または暴飲暴食、偏食によって病を起こします。
 第三には起床から就寝までの一日の生活の乱れや、姿勢の乱れ、懈怠の心によって病が生じます。  第四には、悪鬼が我々の隙を見て、四大や五臓に入り込んで病を起こします。最近で言えば「コロナウィルス」などが挙げられます。
 第五には天魔が人の心に入り込んで、さまざまな悩み、心の迷いを招き、成仏させまいという働きをします。
 第六には業病と言って、過去からのさまざまなな因縁によって病を起こします。
 このように病は色々なところから人に入り込み、身体や精神的に追いつめようとします。
 大聖人様は『上野殿御返事』に、
「いえの内にわづ患らひいの候なるは、よも鬼神のそい所為事候べきかと、ふかくをぼしめし候へ」(御書1207頁)
と御指南されております。
 この御書は、熱原の法難がまさに起ころうとしている折、弱冠二十歳の南条時光殿に与えられたお手紙ですが、大聖人様は、水のごとき信心を行じておられる南条時光殿を激賞あそばされ、その後半に、このお手紙をお書きになっておられます。
 この御文を拝読しますと、おそらく時光殿か、ご家族のどなたかが病に伏していたと思われます。そこで大聖人様は、このお手紙の中で「十羅刹女が、あなたの信心を試そうとして病気を起こすのです」と仰せられております。
 信心強盛の家は魔に試されると言うなら、かえって信心を頑張らない方が平穏に暮らせると思う方もいるかも知れませんが、、勿論そうではありません。
 病気をするとか、しないとかではなく、その病気にどのような姿勢で立ち向かって、その病気にどのような姿勢で立ち向かって、その病気を克服するかが問題なのです。

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白血球さん、お疲れ様です

 【病への心構え】

 前述のように、この世に生を受けてきた以上、人は必ず病気になります。また、まことの鬼神であれば、法華経の行者を悩まして、その頭を破る鬼神ははおりません。鬼神といえども、この法華経を持つ者は必ず守護するのです。ですから、たとえ病気をしようとも、その病気に対する考え方と、信心の姿勢が重要なのです。
 しかし、仏様にも治せない病気もあります。
大聖人様は『太田入道殿御返事』に、
 「大涅槃経に『世に三人の其の病治し難き有り。一には大乗を謗ぼうず、二には五逆罪、三には一闡提いっせんだい。是くの如き三病は世の中の極重なり』云々」(御書911頁)
 と仰せです。
 第一に大乗を謗る者、つまり正法を持つ人を謗る者を言います。
 そして第二に五逆罪を犯した者、五逆罪とは、父親を殺し、母親を殺し、あるいは阿羅漢を殺し、仏様の身体から血を出し、最後は破和合僧と言いまして、例えば日蓮正宗で言えば、吾宗門の中を乱そうとする者、そういう五つの重大な罪を言います。
 そして第三に一闡提いっせんだい、一闡提とは仏法を求める気持ちなど少しもなく、正法を謗り、広宣流布を妨げる者、現在でいえば創価学会池田氏のごとき、正法破壊を行う人物を言います。池田氏も生きてはいるようですが十年近く人前に姿を見せられないという現実があります。
 これらの人達は、最も重病であり、いつかは仏様の大慈悲によって救われるものの、長い間地獄の苦しみを受けなければなりません。
また大聖人様は、
 「大涅槃経に云はく『爾その時に如来乃至身に疾しつ有るを現じ右脇にして臥ふしたまふ、彼の病人の如くす』云々」(御書910頁)
と仰せられております。
 つまり、病気をするのは我々衆生だけではないのです。
 インド御出現のお釈迦様も、このように病にあい、入滅の時には激しい腹痛に悩まされました。
 しかし、仏様の場合は御自身の病気によって衆生を教化し、修行を教えられておられるのです。
 このことを、天台大師は『摩訶止観』巻八上に、
 「若し毘耶びやに偃臥えんがし、疾しつに託して教を興おこす、乃至如来滅に寄せて常を談じ、病に困って力を説く」(御書911頁)
と解説されております。
 毘耶びやとは釈尊が人々を教化するためよく立ち寄られた町で、そこで病に伏せった偃臥えんが)。その際、病の原因ついて法を説き、死が一定であることを説き、病を克服する力を説いたのです。
 大聖人様が『諫暁八幡抄』等に、
 「涅槃経に曰く『一切衆生の異の苦は悉く是如来一人の苦なり』等云々」(御書1541頁)
と申されるように、仏様は、実に一切衆生のさまざまな煩悩業苦を、すべて御自分一人の苦しみとしてお感じになり、そのすべてを引き受けられて、いかにして一切衆生を救おうかと悩んでおられるのです。
ですから大聖人様は、
 「日蓮が曰く、一切衆生の同一の苦は悉ことごとく是日蓮一人の苦なりと申すべし」(同上)
と仰せになられて、大聖人御自身もまた一切衆生の苦しみのすべてを大聖人御自身の苦として受け止められ、なんとしても一切の人々を救って止まないという大慈悲を表されております。
 また大聖人様は、御書の随所に拝されますように、次々に競い起こる法難に遭われましたので、さしもの頑健な御尊体も病を得られたのです。
小松原の法難の時には眉間に刀の傷をお受けになり、左手は打ち折られました。さらには佐渡身延山の極寒の中でお過ごしになり、辛い下痢や、冷え性等を身に感ぜられたのでした。大聖人の周りにおられた御弟子や御信徒は、大聖人様の不自惜身命の御尊体に対して、薬や食べ物を御供養申し上げて功徳を積まれたのです。
 第二祖の日興上人は、
 「いを魚もとり鳥もやまい病のものにはたび候て、いのち命いけ生て仏法ひろめ給べし」(歴代法主全書第一巻116頁)
と、病気の弟子、了性房日乗に対して、病気の時にはいお魚やとり(鳥)などの滋養じようのある食物を食べて健康を取り戻して、一日でも長生きをして、大聖人様の仏法を弘めることが肝要であると、養生訓ようじょうくんをされております。
また第三祖の日目上人も、
 「たれ誰もたれ誰も御わた渡りあるまじく候。王松は一昨日いた甚く‚やみ病ては吐けるか、昨日はすこしなを治さりになりて候と申し候しか、身のほとをりも頭もいたくこそ候しか、もの物も一かうく食わず候いしか、けさ今朝は身のほとをりも頭のよりもなを治りて候。きはだいよいよのませて候。腹が如法なり候」(同上第一巻214頁)
と、腹痛で悩んでいる稚児王松が、黄蘖きはだという樹皮を胃薬として用いたのですが、この薬を飲んで大変良くなったが、感染する恐れがあるのでしばらくの間、家族はこちらには来ないようにと、御看病の様子を仰せです。
我々末法衆生は、日々の勤行、唱題、折伏行が大事な修行ですが、病気になった時には、とにかく先ず治すことが重要なのです。
子供が病で寝ている時に、こういう時こそ御本尊様の御加護を賜るためにもちゃんとしなければならないという親心で、無理矢理起こして正座をさせて勤行をさせるなどということは、間違いです。
拝んでおけば何とかなるという安易な姿勢が、法統相続を妨げるのです。やはり病気の時には先ず安静にして慈愛を持って看病をし、いたわりの言葉をかけてあげるのです。
 大聖人様は『妙心尼御前御返事』に、
 「病あれば死ぬべしということ不定なり。又このやまひは仏の御はからひか。そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人、仏になるべきよしとかれて候。病によりて道心はおこり候か」
(御書900頁)
と仰せであります。
 【一生を通じての折伏

人間には必ず生・老・病・死があります。我々は一生が折伏行です。人にはいつか死が訪れますが、臨終の時にも、日蓮正宗の信徒としての姿を他の人々に示すことができます。仏様の入滅のように、我々の臨終の相もまた折伏行なのです。
 つまり我々の一生は生まれてから死ぬまで、全てが折伏行なのであります。
 疫病や度重なる自然災害によって人心が荒廃してしまうと、大聖人様は750年前から警告されています。
 そして、その主たる原因である一凶を禁ぜよと仰せになりました。
一凶とは、大聖人様は、立正安国論法然の立てた念仏宗を指して述べられました。
 当時、日本全国に念仏宗が爆発的に広まり、教義が法華経を捨てよ・閉じよ・閣さしおけ・抛なげうてと、説いたからです。
 つまり、念仏は真っ向から正法たる法華経を誹謗し滅ぼそうとする教えを立てていたのです。
 当時、他にも色んな教えがありましたが、規模や内容から、念仏宗を謗法中の大謗法とされて、この邪教が日本にはびこっている故に、諸天善神は日本を捨て去り三災七難が起こっているのだと見抜かれました。
 ですから、何が何でも念仏宗を禁じなければいけないと、「この一凶を禁ぜんには」と仰せになられたのです。
今の日本に起こる負の連鎖の根本的な原因は、現代の一凶たる創価学会にあることを我々日蓮正宗の僧俗は知っています。
正当なる大聖人様の教義を破壊し、大御本尊様を否定し、今でも何とかして日蓮正宗を潰そうと躍起になり、日蓮正宗撲滅を祈るという、呪いの題目をあげている集団です。
法華誹謗の罪より何倍も重い、大聖人様の正法を歪め、否定するという大罪を犯している人間が、少なくとも日本の人口の約5%を占め、全国にいるわけですから、日本が疲弊していくのも当然です。
こういう人達を目覚めさせ、救っていけるのは我々日蓮正宗の僧俗しかおりません。
 我々はどこまでも大聖人様の弟子信徒として、一生涯にわたって唱題行、折伏行に励み、御法主日如上人猊下の御期待にお応えできるよう、一日一日を大切に過ごし、精進していくことが肝要なのです。

 

 令和二年 三月度 御報恩御講拝読御書
  新池御書にいけごしょ弘安三年十二月 五十九歳

 雪山(せっせん)の寒苦鳥(かんくちょう)は寒苦(かんく)にせめられて、夜明(よあ)けなば栖(す)つくらんと鳴(な)くといえども、日(ひ)出(い)でぬれば朝日(あさひ)のあたゝかなるに眠(ねむ)り忘(わす)れて、又(また)栖(す)をつくらずして一生(いっしょう)虚(むな)しく鳴(な)くことをう。一切衆生(いっさいしゅじょう)も亦(また)復(また)是(か)くの如(ごと)し。地獄(じごく)に堕(お)ちて炎(ほのお)にむせぶ時(とき)は、願(ねが)わくは今度(こんど)人間(にんげん)に生(うま)まれて諸事(しょじ)を閣(さしお)いて三宝(さんぽう)を供養(くよう)し、後世(ごせ)菩提(ぼだい)をたすからんと願(ねが)へども、たまたま人間(にんげん)に来(き)たる時(とき)は、名聞(みょうもん)名利(みょうり)の風(かぜ)はげしく、仏道(ぶつどう)修行(しゅぎょう)の灯(ひ)は消(き)えやすし。
  (御書一四五七ページ一四行目~一八行目)
      住 職 小こ 橋はし 道どう  芳ほう

 

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「コツコツ働く、二宮金次郎!」