日蓮正宗のススメ

凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり。

必ず経験する生者必滅と会者定離

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 日蓮大聖人は『聖愚問答抄』に、
 「悲しいかな生者(しょうじゃ)必滅の習ひなれば、設(たと)ひ長寿を得たりとも終には無常をのがるべからず」(御書404)
と「生者必滅」について仰せです。「生者必滅」とは、生ある者は必ず滅し、生まれてきた者は、必ず死を経験するという世の無常です。「会者定離」とは、会う者は離れる定めで、出会いがあれば、必ず別れる定めであることです。
 『涅槃経』に原点があり、
「夫れ盛んなるは必ず衰えること有り、合会には別離有り」
と説かれる文から出た言葉です。それが「生者必滅」と「会者定離」です。
 「生者必滅」と「会者定離」を経験するときは、必ず苦しみが伴います。三毒の貪瞋癡が命の中に生まれ、平静な気持ちや歓喜の気持ちを打ち消していきます。長生きしたいと願う貪欲、「生者必滅」と「会者定離」を縁とし、愚癡も瞋りも生まれ、心を汚していきます。そのために貪瞋癡の三毒というのです。
 「生者必滅」と「会者定離」は四苦八苦の一部です。「生者必滅」が死苦であり、「会者定離」が愛別離苦です。信心で苦しみを和らげることが出来ますが、信心を知らない人は、転重軽受の法門を知らないために、気持ちの中に生まれる死への恐怖と、愛する人への別離、失恋などに嘆き悲しみます。
 世の無常である「生者必滅」と「会者定離」は、転重軽受の法門を心得ることで、辛さと恐怖心を最小限に止め、成仏の糧に煩悩即菩提していきます。故に、自行化他に善知識として考えることです。自行には自己の成仏のために、「不自惜身命」の精神を身に付けるためと発心し、化他行である折伏においては、教化育成の智慧に活用し、相手の動執生疑を誘発させることに利用します。「生者必滅」と「会者定離」に伴う苦痛が、自行化他の智慧に変えられます。五感で感じた素直な気持ちが、相手の動執生疑を誘います。
 「生者必滅」と「会者定離」は、動執生疑を起こしやすい縁です。折伏に於ける家庭訪問では、「生者必滅」と「会者定離」を上手く組み合わせて話すことも大事です。そこに折伏成就に繋がる鍵があります。
 多くの人々は、生活が謗法からくる社会悪に左右され、眼前のことに執着し、「生者必滅」と「会者定離」を全く考えない姿があります。全く考えないと言うことは、実際に直面したとき、どの様にすればいいのか、迷い悩む原因がすでにあるわけです。
 信心を忘れ、生活や仕事に翻弄させられている状態は、謗法に染まりやすい生命にいることを認識すべきです。勤行唱題で自己を見つめ直し、日蓮大聖人が仰せになる教えに従って、生活や仕事をすべきです。そこに転重軽受があり、「生者必滅」と「会者定離」を自然と御本尊様の功徳を頂き、通り過ぎることが出来ます。それが有り難い「冥益」です。
 信心では、事前に日蓮大聖人から教えを頂き、心の準備を整えます。信心しない人は、この準備が出来ないままに「生者必滅」と「会者定離」を体験し悩み苦しむのです。折伏は、この点を話すことも必要でしょう。
 「生者必滅」と「会者定離」は、日蓮正宗の寺院へ参詣すれば適切な御指導を御住職様から頂くことが出来ます。そして生活を安穏にしていきます。それが「常寂光土」です。 

必ず経験する生者必滅と会者定離 - 正林寺法華講員手引書

 

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