日蓮正宗のススメ

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信心は「立正安国」の精神で

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立正安国論

 「立正安国」とは、宗祖日蓮大聖人の御精神です。日蓮正宗で信心する上で忘れてはなりません。「立正安国」の意味は、正を立てて国を安んじるということです。本当に幸せになる、正しい仏法を打ち立てて信じていけば、国が自然と安定し、生活が安穏になると言うことです。
 「立正安国」を実現するには、破邪顕正(はじゃけんしょう)が必要です。立正といわれる、正を立てるには、間違った不幸になる邪宗教を破すことからはじまります。邪宗教をそのままにしていると、正しい仏法に邪な考えが加味され、成仏の妨げとなり、安国の実現を邪魔します。はじめに間違った仏教を破折することが必要になります。
 総本山第二十六世日寛上人は、「立正安国」について、甚深の御指南を『安国論愚記(あんこくろんぐき)』に「立正の両字の事」と「安国の両字の事」として仰せです。更に「立正」は、本門の題目を意味し、「安国」は、本門の戒壇を意味していることを御教示です。つまり、「立正安国」とは、三大秘法の御本尊様を信じるところに根本があり、御本尊様を蔑ろにしては、「立正安国」の精神とはいえません。つまり、本門戒壇の大御本尊から離れて「立正安国」の精神はなく、離れたところで主張する輩は、有名無実という空理空論であることを認識すべきです。
 日蓮大聖人の御化導は、立正安国にはじまり、立正安国に終わるのです。勤行唱題でも、「立正安国」を意識し行うことが大事です。また折伏でも「立正安国」の精神を心がけて行います。生活においても「立正安国」の精神を意識することで、我此土安穏といわれる常寂光土が現実のものになります。
 三毒に悩まされやすい私達凡夫は、「立正安国」の精神を常に意識することで、貪瞋癡の三毒から解放されます。悪縁に触れ、無意識に襲ってくる三毒は、自行において破し、日蓮大聖人の御精神である立正を意識して、御題目を御本尊様に唱えて行くところに、安国という成仏へと通じていきます。
 日蓮大聖人は『立正安国論』に、
 「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ(やぶ)壊れんや。国に衰微(すいび)無く土に破壊(はえ)無くんば身は是(これ)安全にして、心は是禅定ならん。此の詞(ことば)此の言(こと)信ずべく崇(あが)むべし」(御書250)
と御指南です。折伏においての大事な文証であり、「立正安国」の精神が如実に示された有り難い御書です。
 「立正安国」の精神を実際に行えば、私達が住む国土は、宝に満たされた国土となり、その国土は壊れることがなく、国も衰えや互いの争いによるところの破壊による損害もなく、私達の身は常に安全になり、気持ちは禅定という、心の安堵感を得て、生活が安定していくのです。日蓮大聖人は、この言葉は仏様が仰せになることであるから、疑うことなく信じ崇めなさいと御教示であります。
 真の「立正安国」の精神は、日蓮正宗に今現在でも正しく伝えられ、総本山大石寺に血脈相承という姿で未来へ正しく伝えていくのであります。私達は一切の御法門を相承あそばされた、時の御法主上人猊下に信伏随従するところ、本当の「立正安国」の精神を学び身に付けることが出来ます。「立正安国」の精神を一生涯において、全うされた人が即身成仏するのであります。

 

 

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