日蓮正宗のススメ

万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず

心の汚れ三毒の貪・瞋・癡

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心の汚れ三毒の貪・瞋・癡
2005-11-21 | 手引書①
 心の汚れ貪・瞋・癡の三毒は、生きていく上で一生付き合わなければならない心の汚れであり、心を害すため毒に譬えられます。体の中で発生する毒素です。この貪瞋癡の三毒という汚れを、洗い流し清める方法を知らなければいけません。宗祖日蓮大聖人は、その清める方法を教えており、日蓮正宗に正しく伝わっています。その方法が御本尊様に手を合わせて、御念珠をかけて御経をあげ御題目を唱えることです。
 毎日、御経をあげ御題目を唱えることで、心の汚れ貪瞋癡の三毒が洗い流されます。衣服や体の汚れは誰でも落とせても、根強い心の汚れは、信心をし御題目の南無妙法蓮華経を唱えるしかありません。
 この心の汚れが溜まると貪という貪る気持ちが強くなり、瞋という怒りの命が強盛になり、癡という愚かな愚癡の生命が盛んになります。この汚れは、心に充満すると寿量品に説かれるように「毒気深入・失本心故」になり自分自身を破滅させ、更に周りの家族や友人等に迷惑をかける結果になります。
 この三毒である貪瞋癡を正しく扱っていくことが大事です。日蓮大聖人は、三毒を正しく取り扱う方法を、私達に有り難く御教示されているのであります。
 『御義口伝』に、
 「されば妙法の大良薬を服する者は貪瞋癡(とんじんち)の三毒の煩悩の病患(びょうげん)を除くなり。法華の行者南無妙法蓮華経と唱へ奉る者、謗法の供養を受けざるは貪欲の病を除くなり。法華の行者罵詈(めり)せらるゝも忍辱(にんにく)を行ずるは瞋恚(しんに)の病を除くなり。法華経の行者是人於仏道(ぜにんのぶつどう)決定無有疑(けつじょうむうぎ)と成仏を知るは愚癡(ぐち)の煩悩を治するなり。されば大良薬は末法の成仏の甘露(かんろ)なり。今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉るは大良薬の本主なり」(御書1768)
と御指南であり、三毒である貪瞋癡を除く方法を仰せです。ひたすら御本尊様に御題目である大良薬を唱え、折伏を行じていくことで、三毒を正しく扱うことが出来ます。それが煩悩即菩提・生死即涅槃にかわります。
 信心しないと心の汚れは、無意識のうちに溜まっていきます。心の汚れ三毒の存在を明らかに見える眼を、常に持つことが大事です。この眼を持ち三毒に左右されない命を、保持していける唯一の方法が、御本尊様を受持し御題目を唱える修行です。
 三毒強盛な生命状態で、人と接すると必ず人間関係が気まずくなります。重苦しい雰囲気が周囲を包み、他の人にも不快感を与えます。これは誰もが経験することです。三毒の扱い方が上手くできていない証拠です。いち早く御本尊様に御題目を唱えることを御勧めします。
 三毒に翻弄されない心構えは、「柔和忍辱衣」を意識にしっかり持つことです。気持ちを穏やかに、柔軟性を持つことです。そして耐え忍ぶことが大事です。御題目を唱え、更に「柔和忍辱衣」を心に纏(まと)うことで貪瞋癡の三毒を変毒為薬することが出来ます。その安堵を得る場所が、御本尊様が在すところです。常に御題目を念じる気持ちが大事です。三毒が心に現れたとき、御題目を唱える意識がしっかりしているか、三毒の命の方が強いかで人生を大きく左右します。この分かれ目の時、どのように判断するかで仏因を決定し人生をも大きく左右します。寺院は、三毒を洗い流す大切な場所です。月に一度は必ず寺院に参詣しましょう。