日蓮正宗のススメ

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平成が終わり、存亡をかけた戦いの時代へ突入する日本

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去年はお通夜みたいだったけど、今年は?

全世界のアメ通読者の皆様、明けましておめでとうございます。山岡鉄秀です。

いよいよ平成の世が終わります。

昭和と比べれば、平成の名の通り、日本が直接参加する戦争がない時代でした。
その意味では平和な時代だったといえるかもしれません。

しかしその一方で、日本にとって、先頭グループ脱落が決定づけられた時代であったとも言えます。

箱根駅伝に例えれば、常に先頭グループで優勝争いをしていた名門校が徐々に脱落し、シード権も失い、予選会からなんとか勝ちあがらなくてはならなくなった状態、とでもいいましょうか。(例えばどこの大学かは言いません!)

なにしろ、かつては世界の上位50社に30社以上がひしめいていた日本企業が、トヨタ一社になってしまったのですから!

なんでこんなことになってしまったのでしょうか?

今後の番組や新著で取り上げる予定なのですが、ひとことで言ってしまえば、90年代初頭にバブルが弾けて日本人が内向きになって守りに入ったのと同時に、世界ではものすごい勢いでデジタル革命とグローバル化が進行したのです。

そして、日本企業は優位性を失うと共に完全に取り残されてしまったのでした。

なんでグローバル化に対応できなかったのか?

次の番組でお話しますが、
日本企業は世界語となったカイゼンは得意でも、アンラーニング(unlearning = 学習破棄)ができなかったのです。

すなわち、日本が世界を席巻した規格大量生産の時代が終わってしまっても、成功体験を棄却してフレームワークを作り直すことができなかったのでした。
ITに活路を見い出した米国とは対照的でした。

米国は紆余曲折を経ながらも、そして、あのリーマンショックを経験しても、いまだに世界のGDPの25%程度を維持しているのに対し、日本は平成元年の15%から6%に後退してしまいました。

この差はどこから来るのか?

それは、ダブルループラーニングを習慣とする国と、シングルループラーニングしかしない国との違いだと私は確信しています。

何のことやら?これも後日解説します。

結局、世界が様変わりする一方で、日本だけが変わらずに取り残されてしまった、ということです。

ここで日本はすでに周回遅れなのですが、これからさらに厳しいことになりそうです。

皆様ご存じのとおり、世界では今、第四次産業革命が進行中で、日本は完全に先頭集団から引き離されて、背中も見えなくなってしまいそうになっています。

さらにまずいことに、その先頭集団を制して、共産主義国家中国が駅伝のレースを乗っ取ってコースまで変更してしまおうとしていることが判明しました。世界覇権への挑戦(100年マラソン)です。

2018年、それを阻止せんとする米国との対決が確定的となりました。

このままでは、日本は細々と部品の下請けに甘んじる中流国の地位が確定するでしょう。

経済が後退する一方で世界的な評価が上がっている日本独自の魅力、すなわち、文化や観光でイタリアのように立国していくしかないかもしれません。

それでも、平和裏に移行できればいいですが、米中激突の狭間で、関ヶ原における小早川秀明のように振る舞って叩き潰されるかもしれません。
日本政府や財界の動きをみている限り、その可能性は低くありません。

鎌倉時代、あまりに頻発する大災害が天による国難到来の予兆だと確信した日蓮は、「立正安国論」を書いて幕府に提出しました。

そして日本は最大の国難である「元寇」に二度に亘って見舞われたのでした。
歴史は繰り返すのでしょうか?

この危機の時代のかじ取りを一部のエリートや政治家に任せ切りにはできません。
みんなで考え、実行して行きましょう。

日本を取り戻す⇒ 不十分です。

日本をやり直す、しかありません。

次回TSJ出演は1月14日の予定です。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv317744815

今年もよろしくお願い致します。

( 山岡 鉄秀 :Twitterhttps://twitter.com/jcn92977110

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▼山岡鉄秀▼
AJCN Inc.代表・公益財団法人モラロジー研究所研究員
 1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、
ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。
 2014年、豪州ストラスフィールド市において、
中韓反日団体が仕掛ける慰安婦像設置計画に遭遇。
子供を持つ母親ら現地日系人を率いてAJCNを結成。
「コミュニティの平和と融和の大切さ」を説いて
非日系住民の支持を広げ、圧倒的劣勢を挽回。
 2015年8月、同市での「慰安婦像設置」阻止に成功した。
著書に、国連の欺瞞と朝日の英字新聞など
英語宣伝戦の陥穽を追及した『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社

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▼日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録
ケント・ギルバート (著), 山岡鉄秀 (著)

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▼『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社
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