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【RPE】★【平和の島】日本の危機

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全世界のRPE読者の皆さん、こんにちは!

北野です。

 

まず、お知らせから

2018年は、「米中覇権戦争元年」です。

この戦いは、どっちが勝つのでしょうか?

ダイヤモンドオンラインさんに書きました。

まだの方は、いますぐこちらをご一読ください。

https://diamond.jp/articles/-/184513
(●スマホで読めない方は、PCでお試ください。)

 

では、本題。

日本は、本当に平和な国です。

たとえば、「世界大戦の準備が着々と進められている」と聞いたら、普通の日本人はどういう反応しますか?


ネトウヨ?」

「トンデモ?」

陰謀論者?」


これが、ごくごく普通の反応だと思います。

たとえば、こちらをごらんください。

 

<<NATO>冷戦後最大の軍事演習 「仮想敵国」はロシア

毎日新聞 11/9(金) 22:41配信

北大西洋条約機構NATO)が対ロシアを念頭に、冷戦終結から最大規模となる軍事演習を北欧ノルウェーで展開している。

ロシアによるウクライナへの軍事介入(2014年)やサイバー攻撃などを組み合わせた「ハイブリッド」型の脅威に身構える西側諸国が強い対抗姿勢を示した形。

演習に対してロシアは激しく反発する。

演習直前には、米国がソ連(当時)と結んだ中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を表明したことで、米露の軍拡競争活発化の懸念も強まる。

世界は「新冷戦」のとば口にあるのだろうか。

【トロンヘイム(ノルウェー中部)で八田浩輔】>

 

これ、どうですか?

NATOは、冷戦後最大規模の軍事演習を行っている。

仮想敵はロシア。

なんでそんな話になっているのでしょうか?

 

▼世界で今起こっていること

 

世界で今、何が起こっているのでしょうか?

ここ10年を超特急で振り返ってみましょう。


08年、リーマンショックからアメリカ発「100年に1度の大不況」が起こった。

この時、アメリカは沈みましたが、中国は逆に浮上した。

世界が沈む中、この国は9〜10%の成長をつづけた。


アメリカは沈んだ、中国は浮上した」


それで、中国は「本性」を現します。

2010年「尖閣中国漁船衝突事件」。

明らかに中国が悪いにも関わらず、レアアース禁輸など、

厳しい制裁を日本に科した。


2012年9月、日本は尖閣を国有化。

同年11月、中国は、ロシアと韓国に「反日統一共同戦線戦略」を提案。

「日本壊滅作戦」に乗りだしました。

(●全国民必読証拠はこちら。↓
http://rpejournal.com/rosianokoe.pdf )


私は2012年11月、「新日中戦争がはじまった」と認識しました。

(「武器を使う戦闘行為」は起こっていませんが、「戦争」には、「情報戦」「外交戦」「経済戦」などが含まれます。)

私は以後、ずっと「戦時中」という意識で生きています。

そして、私のミッションは、


第1に、日中戦争(戦闘)を回避すること

第2に、万が一日中戦争(戦闘)になっても、日本必勝の状態をつくっておくこと

 

である。

この二つを常に意識しながら、情報発信をしてきました。

その集大成が、


●中国に勝つ日本の大戦略 北野幸伯 

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

 

08年以降何が起こったのかを超詳細に記し、中国の戦略を無力化する方法も、具体的に書いています。

まだの方は、是非ご一読ください。


この後中国は、「日本は右傾化している」「日本は再び軍国主義化している」「日本は歴史の修正を目指している」と大々的にプロパガンダしました。

その証拠として挙げたのが、「総理の靖国参拝」「憲法改正」「東京裁判史観の見直し」などだった。


2013年12月、安倍総理靖国を参拝した。

すると、思いがけず世界的大バッシングが起こった。

中韓のみならず、アメリカ、イギリス、EU、ドイツ、ロシア、オーストラリア、シンガポール、台湾などが、日本を強く非難した。

特に大々的だったのがアメリカメディアです。


日本政府は、大いに驚きました。

「小泉さんは、在任中6回も参拝して、ほとんど批判されなかった。なぜ安倍総理が1回参拝しただけで、これほどひどく叩かれるのか????」


しかし、世界にその理由を知っている人たちが3万6000人ほどいました。

それが、RPEの読者さんです。

RPEでは、「反日統一共同戦線戦略」のことを語っていましたし、「靖国参拝で一番喜ぶのは、習近平である!」として、靖国参拝に反対していた。

(念のために書いておきますが、私が靖国参拝に反対だったのは、それが【中国の罠だから】です。「道義的」には参拝に大賛成です。)


2014年初め、日本は世界で孤立していました。

中国の思惑どおり、中国、アメリカ、ロシア、韓国が日本をバッシングし、それに、欧州、オーストラリア、東南アジア諸国が便乗するような状態になっていた。


ところが、2014年3月、ロシアがクリミアを併合したことで、日本と安倍内閣は救われました。

なぜ?

アメリカは、「対ロシア制裁」を主導せざるを得なくなった。

その制裁網に、日本を加える必要があったからです。

 

▼ロシアの意識は「戦時中」

 

さて、2014年3月のクリミア併合。

これ、世界的に見ると、圧倒的に「ロシアが悪い」。

しかし、ロシアに住むロシア国民で、「わが国が悪い」と思っている人はほとんどいません。


まず、2014年3月が「事件発生日」と、彼らは考えない。

2014年2月、ウクライナで革命が起こり、「親ロシア」のヤヌコビッチ政権が崩壊した。

そして、「親欧米」政権ができた。(これが事件の発端)

新政権は、「ロシア黒海艦隊をクリミアから追いだし、NATO軍を入れる!」

などと宣言している。。

プーチンは激怒して、「もともとロシア領だったクリミアを取り戻した」という認識なのです。

(事前に住民投票が実施され、98%がロシアへの併合を支持したとされる。)


ロシア側の主張がどうあれ、ロシアは世界的に孤立しました。

制裁がはじまり、どんどん強化されていった。

そのプロセスは、今も終わっていない。

ロシア国民は、「わが国は、アメリカと戦争状態にある」と感じながら生きています。


一方、クリミア併合は、かつてソ連の一部だったバルト三国や、事実上の支配下にあった東欧諸国を恐怖させました。

「ロシアは、ウクライナを支配し、次にバルト三国、東欧と進軍してくるつもりだ」

と感じ始めた。


私の親友のポーランド人は、モスクワ国際関係大学の同級生。

モスクワにいたときは親ロシアでしたが、今では、すっかり反ロシアになり、「侵略に備えよ!」などといっている。

つまり、東欧の人たちも、「戦争が迫っている」という危機感を感じながら暮らしている。

 

イギリスで今年3月、ロシアの元スパイ・スクリパリさん暗殺未遂事件が起こりました。

イギリスは、即座に「ロシアの仕業だ!」と断定。

(ロシアは、否定。)

アメリカや欧州諸国を巻き込み、対ロシア制裁を発動しました。


「スクリパリ暗殺未遂事件」につかわれたのは、「ノビチョク」という「化学兵器だ」と発表された。

それで、イギリス国民は、「ロシアがわが国を化学兵器で攻撃した」と理解した。

東欧だけでなく西欧も、ロシアの脅威を身近に感じるようになった。

 

▼米中覇権戦争まで

 

欧州の話でしたが、アジアはどうだったのでしょうか?

オバマさんは当初、明らかに「親習近平」「反安倍」でした。

しかし2015年3月の「AIIB事件」で態度が180度変わりました。


イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、オーストラリア、イスラエル、韓国

などがアメリカを裏切り、中国主導「AIIB」への参加を決めた。


これは、「親米諸国ですら、わが国ではなく中国のいうことを聞く」という意味で、アメリカには大変な衝撃だったのです。


以後、オバマさんは、「わが国最大の敵は中国だ!」と認識。

猛烈な中国バッシングを開始していきます。

それで、2015〜16年、中国経済は、とても悪かった。


しかし、2017年にトランプが大統領になると、状況が変わります。

この年、北朝鮮が狂ったように核実験、ミサイル実験をくり返していた。

それで、トランプは、習近平の協力を必要としていた。

結果、米中関係は、悪くありませんでした。


ところが2018年、米中貿易戦争から覇権戦争がはじまった。

しかし、アメリカの支配層が中国打倒を決意したのは2015年のAIIB事件の後でしょう。

つまり、アメリカは2015年から「戦争状態」という認識。


中国は、アメリカが本気になった18年から「戦争状態」という認識。


というわけで、西でも東でも(戦闘のない)「戦争状態」という認識になっているのです。

 

▼平和の島日本

 

2013年末、安倍総理は、中国の罠にはまった。

しかし2014年3月、ロシアのクリミア併合で救われた。

2015年3月、日本はAIIBに参加せず、アメリカを大いに喜ばせました。

2015年4月、安倍総理の「希望の同盟演説」で、日米関係は最良になります。

2015年12月、慰安婦合意で、日韓関係は、まあまあになりました。

(また悪化していますが。)

2016年12月、プーチンが訪日し、日ロ関係は改善されました。


中国は、アメリカ、ロシア、韓国と組むことで、「反日統一共同戦線」をつくろうとした。


しかし安倍政権は、アメリカ、ロシア、韓国との関係を改善させ、この戦略を無力化させたのです。

その結果が、今の平和です。

世界の民は、「戦争の恐怖」をヒシヒシ感じている。

ところが、日本には、まったくいつもと変わらない日常があり、誰も「戦争」のことなど考えずに暮らせる。

これは、「自然に」そうなったのではなく、安倍内閣がそうしたのです。

明らかに総理の大きな功績です。


しかし、世界とあまりにも違う状況になっている日本は、

「大きな危機」に直面する可能性があります。


1939年8月、平沼首相は、「欧州情勢は複雑怪奇」という声明を出し、辞任しました。

つまり、当時の日本の総理は、「世界で何が起こっているか全然わからないぜ!」と告白している。

そりゃあ、日本負けます。

何が起こっているのかわからないのですから。


今の政治家さんは、どうでしょうか?

平沼総理よりは、マシでしょうか?


残念ながら、世界で起こっていることを理解できている政治家は、野党では皆無。

与党では安倍総理と側近しかいないのではないでしょうか?


「平和の島」日本の危機とは何か?

世界情勢を理解できないが故に、「間違える可能性がある」ということ。

 

たとえば、「米中覇権戦争」がはじまった。

その途端に、日中関係を大きく改善させる。

そして、大挙して中国にいく財界人。

これは、「世界で起こっていることが理解されていない」ことを示しています。


RPE読者の皆さんは、是非世界で起こっていることの「深刻さ」を知ってください。

そして、政治家の知り合いがいれば、是非この本をプレゼントしてあげてください。

書いた本人が言うのも何ですが、それが日本の国益です。

 ●中国に勝つ日本の大戦略 北野幸伯

 

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